スバル エクシーガ新車情報 今度は「ぶつからないミニバン?」最新2.5Lエンジンも搭載【ニュース・トピックス:スバル】
CORISM / 2012年7月9日 11時11分
ぶつからないクルマ アイサイト、新2.5Lエンジンを搭載して商品力を大幅向上!
スバルは、7人乗りのロールーフタイプのミニバンであるスバル エクシーガに、一部改良を施し発売を開始した。
スバル エクシーガは、スバル製で初のミニバンとして2008年にデビュー。多くの期待を集めたエクシーガだったが、すでにロールーフ型ミニバンの需要が右肩下がりとなっていたため、爆発的なヒットとはいかなかった。しかし、水平対向エンジンとAWDという組み合わせは、背の高いミニバンスタイルでありながら、安定感のある走りを披露。日産セレナやトヨタ ヴォクシーでは、重心が高く走りが楽しめないなど、走行性能を望む顧客に好まれてきた。
そして、今回の一部改良では、ようやくというべきか待望の安全支援システムであるEyeSight(ver.2)が搭載されるようになった。エクシーガは、2008年にデビューということもあり、多くの部品の世代の関係上最新のEyeSight(アイサイト)との制御ができなかった。ぶつからないクルマというキャッチフレーズで、大人気となったアイサイトを装備することで、商品力は大幅に向上した。そのため、2匹目のドジョウ狙いというべきか、新エクシーガのキャッチフレーズは「ぶつからないミニバン?」となっている。
2.5iアイサイトがオススメだが、それ以外は選びにくい理由とは?
今回の改良では、2.5L車のエンジンが最新のFB25型に変更されている。そのため、2.5Lを中心に変更が行われている。2L車は、ターボ車を除きほぼ変更されていないのが残念。そこから分かるのは、250万円前後からの価格帯となる2.5L車を売りたいというスバルの戦略だ。これくらいの価格帯のクルマは、それなりの利益が出る。1000台以下という少ない販売台数の中で、利益を上げようという意思が感じ取れる。同じく最新の2LのFB20型もあるのに搭載しないということは、そういう意味があるのだろう。
そして、この2.5L車には新リニアトロニック(CVT)を搭載。この新CVTは、小型軽量化されたことにより、燃費も向上している。また、2.5iアイサイトにはアイドリングストップ機能も装備される。アイドリングストップ装着車は、JC08モード燃費で13.2km/Lとなっている。
こうなってくると、もはやエクシーガの場合、2.5iアイサイト以外のグレードを選ぶことが難しい。2.5iアイサイトの価格は252万円。装備の充実した装備の2.0i-Lの価格が約235万円と、価格差は約17万円となる。装備は、ほぼ似たようなものなので、プラス約17万円で最新の2.5Lにグレードアップした上に、アイサイトとアイドリングストップ機能も装着される。さらに、2L車の燃費は10・15モードで13.8km/L。JC08モードにすると、若干数字は下がるので2.5L車の方が燃費が良くなっている可能性が高い。予算重視ということでないのなら、多少無理をしてでも2.5iアイサイトを選ぶのがオススメとなるが、それもスバルの戦略で無理やり選ばされているようで、選択の余地があまりない。スバルファンではなく、2L以下で十分というのであれば、トヨタ ウィッシュなどという選択になるだろう。
<スバル エクシーガ価格>
・2.0i 2,184,000円
・2.0i-L 2,352,000円
・2.5i 2,415,000円
・2.5i EyeSight 2,520,000円
・2.5i EyeSightアルカンターラセレクション 2,625,000円
・2.0GT EyeSight 2,856,000円
・2.0GT EyeSightアルカンターラセレクション 2,929,500円
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