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新型トヨタ スペイド/ポルテ新車情報 使い勝手を高めたトヨタのプチバン! 【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2012年7月23日 14時53分

新型トヨタ スペイド/ポルテ

トヨタの新主力車になる実力派デビュー

トヨタは、スライドドアをもつ新型コンパクトカー「トヨタ ポルテ」と「トヨタ スペイド」の発売を開始した。

 トヨタ ポルテは、運転席側を通常のヒンジ式のドア。助手席側は、Bピラーレスの大開口のスライドドアをもつ個性派コンパクトカーとして2004年にデビューした。大きく開く便利なスライドドアは、使い勝手の良さや乗り降りのしやすさから、子育て層やお年寄りにまで幅広く支持されてきた。一時期、トヨタが急速にアピールし始めたユニバーサルデザインを具現化したものでもある。

 今回フルモデルチェンジした新型トヨタ ポルテには、よりアクティブなスタイルをもつ新型トヨタ スペイドもラインアップ。クールメカニカルをデザインコンセプトとした新型スペイドは、優しさや可愛らしさのポルテに対して男っぽいスタイルをもつ。例えば、ダイハツ タントとタントカスタムのように、軽自動車では、もはや定番になっている手法が用いられ、女性だけでなく男性にも乗ってもらいたいという意思が伝わってくる。

 また、新型スペイドのデビューは、トヨタの営業戦略的な側面を持つ。ポルテは、トヨタ店、トヨペット店での販売だったが、新型スペイドはネッツ店、カローラ店で売られる。ポルテは、発売当初は年間3~4万台をコンスタントに売っていたものの、モデル末期には年間1万台程度まで落ち込んでいる。スライドドアのコンパクトカー、ホンダ フリードなどの存在によるものも大きい。それに加え、クラウンやマークXなどをメインとするトヨタ店やトヨペット店ということもあり、後半の販売不振が続いたのだろう。そこで、新型スペイドを投入にし、コンパクトカーを主体とするネッツ店やカローラ店に扱えるようにして、販売倍台数を伸ばす作戦に出た。月間の販売台数目標は、新型ポルテとスペイドを合わせて8,000台というのは、先代ポルテの販売台数目標の3倍弱にあたると言われている。

20km/L超の低燃費! しかし、相変わらずアイドリングストップ機能はオプション

 トヨタが新型ポルテとスペイドに、自信をみせるのには理由がある。今回のフルモデルチェンジでは、先代モデルには無かった運転席側後席ドアが追加されたのだ。先代ポルテは、そこが弱点と言われていて、助手席側からの利便性は高いが運転席側は不便だと言われていた。運転者が一人の時、後席に荷物などを置く時などに不便さを感じるからだ。さらに、国内マーケットは、ダウンサイジング化が進み、スペース効率の高いコンパクトカーに人気が集中している。

 進化はそれだけではない。燃費性能も前モデルに比べ、大幅に進化し1.5LがJC08モードで19.0km/Lとなり、アイドリングストップ機能付きは20.6km/Lとクラストップレベル。先代ポルテの10・15モード値が16km/Lなので、単純比較でもアイドリングストップ機能付きで約30%の向上。JC08モードは、10・15モードに比べ厳しい数値になる場合が多いので、実際にはそれ以上の進化だろう。1.3Lアイドリングストップ機能付車の燃費は、19.6km/Lだ。

 しかし、メインとなる1.5L車には、アイドリングストップ機能がすべてオプション設定となっている。それも高額な54,600円という設定。アイドリングストップ機能を付ければ、エコカー減税75%になり、装着しないと50%減税になる。アイドリングストップ機能を全車標準にして、量産効果で価格を下げ、全車75%減税対応にするのが顧客主義ではないだろうか。何がなんでも、オプションを増やしてシッカリ儲けようというイメージが強い。日産は、マーチの売れ筋グレードの燃費をわずか0.4km/L上げて、75%減税に対応した。数千円価格がアップしたが、減税分による顧客のメリットの方が大きい。

多彩なシートアレンジに、広く使い勝手の良い室内

 また、安全装備面では、サイドエアバッグが標準装備されていない。少し前に発表されたカローラ アクシオは全車にサイドエアバッグとカーテンシールドエアバックが標準装備されているのに、新型ポルテとスペイドにはオプションとなる。このあたりの判断は、開発責任者に委ねられているというが、同じ会社のクルマで同じようなクラスだというのに、安全装備に対する考え方がまったく違うのも、トヨタの安全思想について疑問を感じる部分でもある。横滑り防止装置(VSC)は、全車標準装備だ。

 新型ポルテとスペイドのパッケージングは、よく出来ている。300mmという低いフロア高は、子供や高齢者が乗り降りしやすい工夫のひとつだ。さらに、室内高は1,380mmあり、小学校低学年の子供なら、立ったままの姿勢で乗降できる。前後席のヒップポイント距離も、1,050mmと足元などゆとりのあるスペースを確保した。このあたりは、先代ポルテの魅力をより磨き上げている。また、リヤシートの座面を上部に引き上げ固定することで、後席に広い荷室を作り出すことも可能になっている。

 新型スペイドとポルテの最小回転半径は、14インチタイヤ装着車で4.6mと、とくに高い扱いやすさを誇る。ただ、メインの1.5L車はすべて15インチタイヤなので、最小回転半径は5mとなり、標準的なものとなる。

 トヨタは、新型ポルテとスペイドをプチバンと呼んでいる。これだけのスペース効率があれば、1台でなんでもできるので、子育て層や高齢車が乗るクルマとしては、とても便利。実際の選び方は、過不足ない装備のFグレード(164万円)をメインにして、必要なオプションを付けるといパターンになりそうだ。豪華装備のGグレードだと、価格が174万円となり高価になる。そうなると、ホンダのフリードGジャストセレクション(約185万円)と約10万円程度の差になるので、こうなるとミニバン的使い方が可能なフリードも良いだろう。また、普段の足としてセカンドカー的使い方や、シンプルな装備でも問題ない人なら、1.3LのXグレードもいいだろう。

<新型トヨタ ポルテ/スペイド価格>
■1.3L
・V FF 1,450,000円
・X FF   1,550,000円
■1.5L
・X FF   1,590,000円
    4WD 1,770,000円
・Y FF 1,640,000円
    4WD 1,810,000円
・F FF 1,640,000円
    4WD 1,810,000円
・G FF 1,740,000円
    4WD 1,910,000円


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