今までの中古車販売とはまったく違う展示方法。 新感覚の中古車販売拠点「WOW!TOWN幕張」オープン! 業界随一の中古車通 松下 宏が評価する!【特集・コラム:ビジネス・経済】

CORISM / 2012年7月20日 15時15分

WOW!TOWN幕張 ガリバー

これまでにない展示と売り方でユーザーのクルマ選びを支援

 WOW!TOWNという、まったく新しいコンセプトの中古車販売拠点が開設されました。場所は、日産の総合拠点であるカレスト幕張の隣。幕張メッセから真っ直ぐに西に向かったところにあります。

 開設したのは、中古車の買い取り最大手のガリバーで、いろいろと新しい試みにチャレンジしています。

 ガリバーはこれまで、中古車のオークションによる卸売が中心で、小売りはしているもののドルフィネットという在庫情報システムによる販売だけでした。そのガリバーが、一般的な中古車販売店のように中古車を展示して販売するようになったのが大きなポイントです。ガリバーとしてはある意味で、大幅な方針転換を図ったといえます。

 自動車市場が縮小していく中で、企業としての成長を図ろうとしたら、卸売だけでなく小売りにも本格的に取り組まなくてはという判断なのでしょう。

 ガリバーの経営方針は、直接的には一般のユーザーに関係のない話ですが、WOW!TOWNでの新しい売り方は大いに関係してきます。WOW!TOWNでは、これまでにない展示方法と販売方法を採用しているからです。

普通の中古車販売店とは、全く異なるライフスタイル別の展示

 展示は普通の中古車販売店のように、車種別・タイプ別に並べるのではなく、ライフスタイル別に展示しています。ファミリー、アクティブ、エコ&エコ、ファッション、ドライビングプレジャーという5つのコーナーが設けられ、テーマごとにそれに合致する車種が展示されています。

 ライフスタイル別のコーナーごとにコンテナが置かれていて、ライフスタイルを表現したアイテムなどが置かれています。これによってユーザーは、そのコーナーに展示されているクルマを買った後のカーライフを分かりやすくイメージすることができます。

 こうした展示方法以上に斬新なのが売り方というか、ユーザーの選び方です。WOW/TOWNに来場したユーザーは、最初にiPadを渡されて使い方のオリエンテーリングを受け、iPadに設定されたアンケートに答えることで自分の志向を分析します。その上で自分の志向に合わせたクルマ選びを目指すといった形で進めていきます。

 来場客は、iPadを持って展示場を見て回り、興味を持ったクルマのボディサイドに貼られたQRコードを読み取ってデータを集め、自分の志向にマッチしたクルマを選ぶ仕組みです。

 iPadなどのタブロイド端末は、最近では新車ディーラーのセールスマン用ツールとして良く使われていますが、それをユーザーに渡して中古車を選んでもらうという方式は初めての試みでしょう。

ITを駆使した売り方が、定着し成功するかどうか大いに注目

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