日産保管庫ではフェアレディZフリークも大満足!? (フェアレディZ(S30)編~日産ヘリテージコレクション探訪記その2)【特集・コラム:エンタメ】

CORISM / 2012年7月25日 17時17分

日産フェアレディZ(S30)

「オレはGT-RよりもZの方が・・・」というアナタ!やっぱり日産保管庫は聖地です!?

 日産保管庫探訪記、第2回目はスカイラインGT-Rと並び日産を代表するもう一つの看板車種、フェアレディZです。

 ともに日産の誇るスポーツカーとして長らく君臨してきた両車ですが、GT-RとフェアレディZ、どっちも好きという人は意外に少ないかも。

 でもそれもある意味、当然、歴史をひも解けばお互い生い立ちからまるで正反対、と言えるような車なのです。今回はその辺を少し掘り下げていってみましょう。

 かたや国内でのレースに勝つため、大きめのセダン・ボディに高性能エンジンをぶち込んだ出自を持つGT-R。

 その血筋ゆえ、歴代GT-Rは国内市場向けのボディ・デザイン(ベース車がほぼ国内専用だったスカイラインなのである意味当然ですが)、セダンから派生したクーペ・ボディ、活躍の場はサーキット・レース、といった特徴を持ちます。

 かたやアメリカ市場で認められ成功することを目標に開発されたフェアレディZ。

 それゆえボディ・デザインはどことなくアメリカン・テイストで、アメリカ人好みのロングノーズ&ショートデッキの典型的なスポーツカー・ボディをまとい、サーキットをくるくる走り回るよりは、どこまでもまっすぐに続く高速道路を飛ばしていくことが得意な車に仕上げられていました。

 GT-Rは日産と合併したプリンス系の車、フェアレディZは海外でダットサンZと名乗ったように日産系の車、といった違いもあります。

 フェアレディZは1969年11月に発売されましたが、スカイラインGT-Rのデビューも同じ年の2月。何か両車の因縁を感じてしまいますね。

S30型初代Zは、モータースポーツシーンでもけっこう活躍!意外なあの人も乗っていた!?

 さてそんなフェアレディZ、最近では「スーパーGT」選手権で一時活躍していたこともありますが、やはりサーキットでの日産の代表はGT-Rという感じ。モータースポーツでのZの影は少し薄いように思います。

 しかしながら、初代フェアレディZであるS30型はスポット参戦ながら、いろいろなレースで活躍したようです。

 有名なところでは、日産得意のサファリ・ラリーで第19回(1971年)、第21回(1973年)と2回総合優勝。この時の優勝車は両方とも日産ヘリテージコレクションに収められ、保管庫に飾ってありました。

 そして意外だったのはモンテカルロ・ラリー。

 現在では、WRC(世界ラリー選手権)の開幕戦となっている、アルプスの雪の山道を走り抜ける過酷なラリーですが、なんと第41回(1972年)のモンテカルロ・ラリーでフェアレディZが総合3位に輝いているのです。

 しかも、その時のコ・ドライバー(ナビゲーター)がまたすごい。F1のフェラーリ・チームの元監督で、現在はFIA(国際自動車連盟)の会長を務めるあの人、そう、ジャン・トッドがZに乗って3位を獲得したのです。

 アメリカンな車だと思っていたフェアレディZですが、アフリカやヨーロッパでも活躍していたのでした。

特別なZは実はたくさんある!?GT-Rファンもパトカーファンも見どころいっぱい・・・。

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