日産フェアレディZ新車情報 日本を代表するスポーツカー、スポーツマインドを刺激する走りの質を向上【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2012年7月19日 8時8分
より走りを意識したマイナーチェンジ
日産は、「フェアレディZ」及び「フェアレディZ ロードスター」をマイナーチェンジし発売を開始した。
日産フェアレディZは、日本を代表するスポーツカー。1969年に登場したS30型から、40年以上も続く名車だ。このZ34型のフェアレディZは、2008年12月にデビュー。ロングノーズ&ショートデッキというスポーツカーデザインの基本ともいえるスタイルをもつ。また、滑らかなでダイナミックなボディラインは、ちょっとマッチョで迫力ある雰囲気に仕上げられている。
今回のマイナーチェンジでは、低さとワイド感を強調する新形状のフロントバンパーや新デザインのアルミホイールを採用。エクステリアとインテリアを、よりスポーティでスタイリッシュに変更した。さらに、ボディカラーに深く鮮やかな色合いのプレミアムサンフレアオレンジなどの新色を設定し、レッドのブレーキキャリパーを採用するなど、新鮮さとスポーティ感を際立たせている。機能面では、ユーロチューンドサスペンションや耐フェード性能を向上させたブレーキパッドを採用するなど、走りの性能を高めた。
2008年に登場したZ34型フェアレディZは、すでに5年目に突入。今回のマイナーチェンジは、それほど大きな変更はないものの、過去の一部仕様向上を含め、今までの中では最も変更点が多い。とくに、ユーロチューンドサスペンションや耐フェード性能を向上させたブレーキパッドなど、走りにこだわるZファンにとっては、気になるマイナーチェンジといえるだろう。
価格はマイナーチェンジに伴い、少しだけアップした。とはいえ、LEDハイパーデイライトが全車に標準装備となったことを考えれば、十分に元は取れているイメージだ。
「フェアレディZ」(クーペ)、「フェアレディZ ロードスター」の仕様・装備の主な変更点は以下の通り。
●エクステリア
・LEDハイパーデイライトを装着し、低さとワイド感を強調した新形状のフロントバンパーを採用(全車)
ダーククローム色の新デザイン19インチアルミホイールを採用(Version ST(クーペ)、Version S(クーペ)に標準設定、Version ST(ロードスター)にメーカーオプション)
・「フェアレディZ ロードスター」用18インチアルミホイールをフェアレディZ(クーペ)にも採用(Version ST、Version S以外)
・レッドのブレーキキャリパーを採用(Version ST(クーペ、ロードスター)、Version S(クーペ)に標準設定)
・2つの新色プレミアムサンフレアオレンジ(特別塗装色)、ダークブルーを含む全8色をボディカラーに設定
●インテリア
・メーター内に設定した車両情報ディスプレイのベース部カラーをダークメタリックグレーに変更(全車)
●メカニズム
・ショックアブソーバー(フロント・リヤ)の減衰力特性を変更したユーロチューンドサスペンションを採用し、ドライバーの意思に素早く反応するスポーティさと、高速時や荒れた路面での安定性や乗り心地を同時に向上(Version ST(クーペ、ロードスター)、Version S(クーペ))
・ブレーキパッドに新開発の摩擦材を採用することで、低中速から高速まで安定した制動力を維持し、耐フェード性を向上(Version ST(クーペ、ロードスター)、Version S(クーペ))
<日産フェアレディZ価格>
・クーペ6MT車
フェアレディZ Version ST 4,410,000円
フェアレディZ Version S 4,147,500円
フェアレディZ 3,675,000円
・クーペAT車
フェアレディZ Version ST 4,515,000円
フェアレディZ Version T 4,042,500円
フェアレディZ 3,780,000円
・ロードスター6MT車
フェアレディZ Version ST 5,019,000円
フェアレディZ 4,389,000円
・ロードスターAT車
フェアレディZ Version ST 5,124,000円
フェアレディZ Version T 4,861,500円
熟成された本格はワークスチューニングマシン、フェアレディZ Version NISMO
日産車のカスタマイズ車を生産するオーテックジャパンは、「フェアレディZ Version NISMO」をマイナーチェンジし発売を開始した。
「フェアレディZ Version NISMO」は、2009年6月に発売され、日産のレーシングファクトリーであるニスモの名を使った高性能モデル。
今回のマイナーチェンジでは、エンジンの出力特性、タイヤ、ボディ剛性、サスペンション、ブレーキなど、多岐にわたる見直しを実施し、従来以上のハイパフォーマンスを実現した。
エンジンは、コンピューターチューニングを見直し、最高出力(ベース車+14kW(19PS))は維持しながら、中速域のトルクアップを図った。 タイヤには最高峰のグリップ性能を誇る「ブリヂストン製ポテンザRE-11」を採用。このタイヤ性能を活かしきるために、ボディの補剛パーツを追加。また、ブッシュの硬度を見直し、入念なサスペンションチューニングを実施しました。さらに、ブレーキホースとブレーキフルードの変更も行い、ブレーキフィーリングを向上した。これらのチューニングにより、コーナリング性能の向上を果たし、従来に勝る運転の楽しさと抜群の安定性を実現しました。
マイナーチェンジというよりは、素性の良さを磨き上げ、さらに熟成させている印象だ。中速トルクのアップは、乗りやすさやレスポンスアップという効果をもたらし、結果的に速く楽しいクルマに仕上がる。また、ボディ補強は足まわりをシッカリと動かす効果もあり、チューニング次第では、乗り心地アップにも、コーナリング性能向上など、いかようにも味付けが可能。そういう意味では、かなり期待できるマイナーチェンジである。
こちらも、内容に比べ価格アップは僅かなので、仕上がり次第では十分い満足のいくモデルといえるだろう。
<その他の主な特長>
・効果的なダウンフォースの獲得と空気抵抗の低減という相反する要件を両立させた、世界最高水準の空力特性を実現しているエクステリアパーツ。
・より力強い加速を実現する、専用設計の等長フルデュアルエキゾーストシステム。
・本革とスエード調ファブリックを用いた専用のシート表皮やステッチ色の変更、随所に配されたnismoロゴなどにより、スポーティで特別感のあるムードとしているインテリア。
<フェアレディZ Version NISMO価格>
・AT 5,239,500円
・6MT 5,134,500円
<フェアレディZ Version NISMO主要装備>
・専用フロントバンパー * ・専用サイドシルプロテクター
・専用リヤバンパー * ・専用リヤスポイラー
・専用フェンダーモール(フロント・リヤ)
・専用チューニングコンピューター<最高出力 261kW(355PS)>
・専用等長フルデュアルエキゾーストシステム
・専用エンジンカバー
・MTシンクロレブコントロール(6MT車のみ)
・4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ
・高剛性ブレーキホース ・高性能ブレーキフルード
・タイヤ<POTENZA RE-11>
フロント:245/40R19 94Wタイヤ リヤ:285/35R19 99Wタイヤ
・専用レイズ製アルミ鍛造ホイール ・専用サスペンション
・高剛性コンプレッションロッドブッシュ ・専用ストラットタワーバー
・フロントメンバーブレース ・ラゲッジアンダーブレース
・専用リヤアンダーフロアVバー
・専用YAMAHA製パフォーマンスダンパー(フロント・リヤ)
・専用車速感応式パワーステアリング
・専用本革・スエード調ファブリックコンビシート(レッドステッチ付)
・専用本革巻ステアリング(スムースレザー・レッドステッチ付)
・専用本革巻シフトノブ(スムースレザー) ・専用ドアトリム(レッドステッチ付)
・運転席・助手席ニーパッド(レッドステッチ付)
・インストアッパーボックス(レッドステッチ付)
・コンソールブーツ(レッドステッチ付)
・専用コンビメーター ・専用エンブレム(NISMO)
・専用シリアルナンバープレート
* フロントのLEDハイパーデイライトとリヤフォグランプは装着されません
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