メルセデス・ベンツCLSシューティングブレーク新車情報 贅を尽くしたスタイリッシュなワゴン【ニュース・トピックス:メルセデスベンツ】
CORISM / 2012年10月15日 8時8分
スタイリッシュで居住性&積載性も大満足な価値ある1台
メルセデス・ベンツは、CLSのワゴンモデルとしてメルセデス・ベンツCLSシューティングブレークの発売を開始した。このメルセデス・ベンツCLSシューティングブレークは、エレガントでスポーティなクーペのスタイリングに高い利便性を融合した“スポーツクーペツアラー”というコンセプトを持つ。
初代のメルセデス・ベンツCLSは、2004年に発表。クーペのようなスタイルをもつセダンとしてデビュー「4ドアクーペ」という名で売りだされ、全世界で約17万台の販売を記録した。後席のスペースを犠牲にしてでも、スタイルにこだわったコンセプトが、マーケットに評価され人気車となる。その後、多くのメーカーが同様のコンセプトを持つモデルを続々と投入。現在では、確立したマーケットになった。
そのパイオニアとも言われるメルセデス・ベンツCLSに、居住性と積載性を兼ね備えたワゴンモデルとして、メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークが追加された。CLSシューティングブレークは、4人乗りのCLSから、5人の乗員がくつろげるスペースを確保した。これは、ワゴン化により、ルーフが大きく後方に伸びたことで、ヘッドクリアランスを十分に確保できたことによる。ラゲッジスペースも後席使用時で、451LだったCLSから、CLSシューティングブレークでは、590Lと大幅に拡大。後席を倒せば、1,550Lというスペースが出現する。さすがに、Eクラスワゴンの655Lには及ばないものの、ソコソコの積載性は確保している。スタイリッシュなCLSに興味があるものの、居住性や積載性などで購入をためらっていた顧客層にとっては、まさにピッタリ。美しいスタイリングと実用性を一度に満足させてくれるモデルが、このメルセデス・ベンツCLSシューティングブレークということになる。
シューティングブレークの語源は、1960年代、イギリスの貴族が、クーペスタイルの乗用車に余暇を楽しむための道具を収納する広いラゲッジスペースを設定した車両を“シューティングブレーク”と呼んだことに由来しているという。
ウッドフロアなど、贅を尽くした仕上がり
CLSシューティングブレークのグレードは3つ。エントリーモデルとなるCLS 350 BlueEFFICIENCY シューティングブレークは、最新世代3.5L V6気筒直噴ガソリンエンジン(最高出力225kW/306PS、最大トルク370Nm)を搭載。高効率7ATである7G-TRONIC PLUSやECOスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機能)を備え、クラストップレベルの動力性能を発揮。JC08モード値は、まだ未定だがエコカー減税の対象となる程度の燃費性能を有する。CLS350の燃費が12.0km/Lなので、80kg程度ワゴン化により重くなっているので11.0km/L台の後半がひとつの目安となるだろう。
シャーシには、セルフレべリング付リアエアサスペンションを搭載し、乗車人数や積載量等にかかわらず、一定の車高を維持し、上質な乗り心地と安定した走行性能に貢献する。
CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCYシューティングブレークには、CLSクラスで初めてとなるフルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載した。滑りやすい路面や危険回避時に走行安定性を高める4ESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)と組み合わせることで、いかなる路面状況においても優れた動力性能と高い安全性を発揮する。CLS 550は、4MATICのみの設定。搭載されるエンジンは、V8直噴ターボで最高出力300kW/408PS、最大トルク600Nmをアウトプットする。
ハイパフォーマンスモデルであるCLS 63 AMG シューティングブレークには、5.5L V型8気筒直噴ツインターボエンジンが搭載される。最高出力386kW/524PS、最大トルク700Nmを発生し、圧倒的な動力性能を実現した。
さらに、AMGモデルには、専用ボディカラーと専用インテリアを施す特別仕様車「CLS 63 AMG シューティングブレークEdition 1」が用意されている。全国限定50台というモデルだ。走りのパフォーマンスは、AMGパフォーマンスパッケージを特別装備し、最高出力410kW/557PS<ベースモデル比+24kW/33PS>、最大トルク800Nm<ベースモデル比+100Nm>まで動力性能を向上。ボディカラーは、通常の10色に加えて、designoマグノアラナイトグレーと呼ばれるマットカラーが選べる。このボディカラーは、もはや問答無用的な迫力をアップさせるカラー。いかにも、メルセデス・ベンツファンにはたまらないボディ色かもしれない。この特別色は、オプション設定で価格は51万円だ。
安全面においても、トップレベルの衝突安全性と乗員保護機能を備えた。ミリ波レーダーセンサーやマルチファンクションカメラを用いて前方や側方の衝突危険性を検知し、ドライバーへの警告やブレーキ介入を行う最先端の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を全モデルに標準装備した。
豪華装備では「designoウッドフロア(EASY-PACKフィックスキット付)」(50万円)を全モデルにオプション設定。これは、アメリカンチェリーにスモークドオークのストライプが美しいコントラストを創出する高級ウッド素材を採用し、ひとつひとつを熟練した職人が手作業で組み立てることによって、精緻なクラフトマンシップ溢れるラゲッジルームを実現している。テールゲートを開いたときに、温かみのある本格的ウッドフロアが見える瞬間に、他のワゴンモデルにはない贅沢な雰囲気と品の良さに驚かされるだろう。
室内エンターテインメントには、ワイヤレスヘッドホンを使用して、後席左右それぞれで多彩なメディアから映像や音楽を楽しむことのできる「リアエンターテインメントシステム」(12万円)や、室内空間に合わせたクリアで正確な音質を提供するBang & Olufsen BeoSound AMGサウンドシステム(40万円)を設定した。
メルセデス・ベンツCLSシューティングブレークのボディサイズは、CLS350で全長4,960×全幅1,880×全高1,420(mm)というなかなか大柄なボディサイズだ。しかし、最小回転半径は5.2mという取り回しの良さをもつ。トヨタのクラウン・マジェスタなどは5.3mだったり、日産フーガにいたっては5.6mと国産勢の方が小回りが効かないという現実がある。CLSシューティングブレークは、派手さや価格だけでなく、こういった細かい部分もしっかりと作りこまれているということもポイントだ。
<メルセデス・ベンツCLS シューティングブレーク価格>
・CLS 350 BlueEFFICIENCY 右 ¥9,700,000
・CLS 550 4MATIC BlueEFFICIENCY シューティングブレーク 左 ¥12,400,000
・CLS 63 AMG シューティングブレーク 左 ¥16,800,000
・CLS 63 AMG シューティングブレーク Edition 1(50台限定) 左 ¥18,000,000
代表グレード | メルセデス・ベンツCLS 350 BlueEFFICIENCY |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,960×1,880×1,420mm |
ホイールベース[mm] | 2,875mm |
トレッド前/後[mm] | 1,600/1,630mm |
車両重量[kg] | 1,830kg |
総排気量[cc] | 3,497cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 225(306)/6,500 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 370(37.7)/3,500~5,250 |
ミッション | 7AT |
タイヤサイズ | 前:255/40R18 後:255/40R18 |
JC08モード燃費 | 未定 |
定員[人] | 5人 |
税込価格[円] | 9,700,000円 |
発売日 | 2012/10/11 |
レポート | 編集部 |
写真 | メルセデス・ベンツ |
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