日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)新車試乗記 女子高生が最新日産セレナを助手席試乗&レポートする!【レビュー:日産】
CORISM / 2012年10月20日 20時20分
日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)のスマートシンプルハイブリッドって何ですか?
ミニバン販売台数ナンバー1と言えば日産セレナ!! さらに、クラスナンバー1の低燃費(15.2km/L: JC08モード燃費。2WD)なんですよ。
今回は、そんな人気車の日産セレナにハイブリッド化された日産のセレナSハイブリッドが出たというので、試乗してきました。ハイブリッドに関しては苦手分野で、まだまだ勉強中です!!そこで、日産セレナS-ハイブリッド(S-HYBRID)のマーケティングを担当されるマーケティング本部マーケティングダイレクターの森田 聡さんに、大胆にも直接質問しました。森田さんは、私のお父さんよりも年上なので、ちょっと緊張しましたが、分かりやすく教えていただきました。
なぜ、セレナにハイブリッドを搭載したのですか? という良子の質問に対して、森田さんは「燃費が良くて困る人はいませんよね。ただ、本格的なハイブリッドですと、コストもかかり、価格もアップしてしまいます。また、大きな電池を搭載することになり、ミニバンとって大切な室内スペースを一部犠牲にしなくてはなりません。そこで、日産はアイドリングストップ機能の一部で、エンジンを始動するために使うECOモーターというものを大型化して、エンジンのアシストをする動力に使用しました。これが、スマートシンプルハイブリッドです。今までのセレナにサブバッテリーを追加した程度なので、室内のスペースをまったく犠牲にしないハイブリッド技術です。この方法なら、コストアップもわずかで、エコカー減税も免税となり、お客様にもメリットのあるものとなりました」
なるほど! 室内も狭くならない上に、価格アップも最小限でエコカー減税が免税ということがポイントなんですね!
スマートシンプルハイブリッド技術を支えるECOモーターって何ですか?
このECOモーターがセレナS-ハイブリッドを支えている技術なんです。従来のエンジンスターター方式は、ギヤ駆動なのに対して、ECOモーターはベルト式で直接クランクに直結したプーリーを回します。そのため、エンジン再始動時のスターターモーター音が静かで"再始動時の速さを兼ね備えています。
実際に乗ってみても、静かだなぁ~って感じました!! 前に乗ったことのあるアイドリングストップ機能付きのコンパクトカーは、エンジンが再始動するとき「キュルルン、ガオーン」と大きな音と振動がしました。でも、日産セレナS-ハイブリッドは「シュルルーン」って感じでエンジンがかかります。音も振動も気にしていなければ分からないくらいです。
私は16歳なので、当然免許がないので運転ができません。それで、自動車評論家の松下さんの運転する横で、お話を聞いたところ、
「まぁ、ほとんどモーターがアシストしている感じはわからないね。ECOモーターが大きくなったことで、減速エネルギー回生システムの発電量が大きくなったわけだ。これをサブバッテリーを搭載することなどで、たくさん電気を貯められるようになった。その貯めた電力を、アイドリングストップ時に使って、より長くエンジンを停止するために使っている感じだね」。
さらに、編集長が言うには「JC08モード燃費のアップはわずかだけど、エンジンが停止している時間が長ければ長いほどガソリンを使わないので、市街地走行の多い人は、メリットがありそうだね」とのことでした。
ビタミンCにプラズマクラスターイオンまで出ちゃいます! 後席は快眠シートで熟睡できます!!
さて、日産セレナS-ハイブリッドの魅力は、ハイブリッド技術だけじゃないんですよ。セレナがミニバンナンバー1の理由のひとつが、室内の広さなんです。セレナの室内は、とても広くゆったりと乗ることができ、窓が大きく視界が良く、良子には新鮮に感じられました!
また、色んな所に気が利いた装備があるのが、日産セレナS-ハイブリッドなんです。例えば、リヤシートに座ってウトウト・・・、そんな時には、ヘッドレストの横の部分が前方に大きく張り出したものになっているので、首がずれないように頭を支えてくれるんですよ! コレなら爆睡できます! 実際に使用してみると、首が左右に大きく振れることがない快眠シートですね。運転しているお父さん、ごめんなさい、って感じでしょうか。
もちろん、ママにもうれしい装備もあります。なんと、お肌の乾燥を防いでくれるビタミンCを放出してくれるエアコンまでも装備されています。お肌の乾燥は、女性の敵ですから。さらに、高濃度プラズマクラスターイオンまで出ちゃいます。花粉除去や浮遊菌等の抑制効果もバッチリですよ。
至れり尽くせりの日産セレナS-ハイブリッドです。家族でのお出かけが楽しくなるだろうなぁ~なんてことも思いました(^0^)。3列目のシートは、3人座ることができ、シートベルトが天井についていました。これは、法律で全席3点式シートベルトが義務化されたからによるそうです。
良子は、スポーツカーが大好きです。でも、家族や友達・・大人数で乗って楽しめるクルマも魅力的ですね。両方欲しいなぁ・・・。贅沢な良子でした。
<新型日産セレナSハイブリッド価格>
20X S-HYBRID 2,384,550円
20G S-HYBRID 2,635,500円
ハイウェイスター S-HYBRID 2,598,750円
ハイウェイスターG S-HYBRID 2,799,300円
代表グレード | 日産セレナ ハイウェイスターS-HYBRID |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,770×1,735×1,865mm |
ホイールベース[mm] | 2,860mm |
トレッド前/後[mm] | 1,480/1,485mm |
車両重量[kg] | 1,660kg |
総排気量[cc] | 1,997cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 108(147)/5,600 |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 210(21.4)/4,400 |
ミッション | CVT |
タイヤサイズ | 195/60R16 |
JC08モード燃費 | 15.2km/L |
定員[人] | 8人 |
税込価格[円] | 2,598,750円 |
発売日 | 2012/8/1 |
レポート | 海野良子 |
写真 | 編集部 |
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