スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー新車試乗記 スズキの危機感が高めたワゴンR史上、最高の燃費と完成度! を評価する!! 【レビュー:スズキ】

CORISM / 2012年10月26日 22時22分

スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー

苦しいスズキの台所事情を反映したワゴンRの前倒しフルモデルチェンジ!

 スズキ ワゴンRが、フルモデルチェンジを受けた。1993年に初代モデルがデビューして以来、これまできっちり5年ごとにフルモデルチェンジを重ねてきたクルマだが、今回は4年でフルモデルチェンジを迎えた。

 この間にスズキは軽自動車販売首位の座をダイハツに奪われ、銘柄別ランキングでは首位を維持してきたワゴンRも今年はN BOXにあおられて首位の座が危うくなっていることから、モデルチェンジの時期を繰り上げたのではないかなどと言われているが、クルマのフルモデルチェンジは、そう簡単に1年も繰り上げられるものではない。

 ただ、スズキが現在の状況に満足していないというか、危機を感じているのは間違いなく、銘柄別販売ランキング首位、あるいは軽自動車販売首位、軽自動車生産台数首位などを確保するために、早い時期から主力車種のワゴンRのモデルチェンジを繰り上げることにしたのだろう。

 モデルチェンジを繰り上げたにもかかわらず、新型ワゴンRにはいろいろな新技術が盛り込まれた。エネチャージ、エコクール、新アイドリングストップ機構などがそれで、電気の力を上手に利用して軽自動車の環境性能を高めるもので、相当に意欲的な技術開発がなされている。これらについては後で詳しく紹介したい。

代わり映えのしないデザイン。新しくなった気がしない!

 本題のインプレッションに入ろう。まずは、新型ワゴンRの外観デザインだ。これには文句がある。あまりにも変わらな過ぎるからだ。ぱっと見ただけでは、ワゴンRであることは分かるが、新型なのか旧型なのか分からないくらいの違いでしかない。デザイナーは何か仕事をしたの? と言いたくなるような変更感だ。

 スズキは現行スイフトがデビューしたときにも、外観デザインをほとんど変更しなかったが、今回はスイフト以上に変わらない印象だ。ワゴンRの持つ基本パッケージングの良さを生かし、ワゴンRらしさを表現するとこうなるのかも知れないが、もう少し新型らしさが欲しいと思う。

 ワゴンRスティングレーは、多少は変更感があるように思われるが、標準車のほうは本当にじっくり見ないと新型なのか旧型なのかが分からない。間違い探しのパズルをやるかのようだ。ワゴンRを毎日見ているオーナーなら分かるということなのだろうか。

 インテリアは、外観に比べたら変更感があるというか、すっきりして新鮮な感じのインテリアデザインとされている。

 シフトレバーをインパネに配置して横移動が可能なベンチシートを採用し、開放感のある室内としていることなどは従来と変わらないが、内装部品の構造を見直して、インパネ上面を20mm低く、オーディオを20mm遠方に、ピラーのトリムの張り出しも20mm抑制するなど、細かな工夫によって開放感を高めている。

 このほか、ホイールベースを25mm延長した新プラットホームを採用することで、前後シート間の距離も25mm拡大し、低めのリヤステップ高を採用して乗降性を高めるなど、パッケージングの進化も図られている。

軽さは武器だ! スムースで軽快感のある新型ワゴンRとワゴンRスティングレー

CORISM(コリズム)

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