ホンダ フィットtwist新車情報 ちょっと新鮮さのあるフィット、日本導入に期待したいがブラジル専用車 サンパウロショー出展車【ニュース・トピックス:ホンダ】
CORISM / 2012年10月28日 8時8分
ホンダのBRICs戦略として、ブラジル専用車を投入
ホンダは、サンパウロショーでブラジル専用仕様車であるホンダ フィットtwistを公開した。
ホンダ フィットtwistは、ブラジル四輪研究開発部門によって初めてブラジル向けに専用開発されたフィットの派生仕様車。フィットの持つ使い勝手や乗り心地はそのままに、専用フロントグリル、ルーフレール、専用シート表皮などの採用により大胆なデザインを実現し、スポーティーなイメージを高めたモデルだ。
全体的なイメージは、フォルクスワーゲンのクロスポロやスバル インプレッサXVなどと同じ、SUVのテイストをプラスしたクロスオーバー車的だ。樹脂製のフェンダーアーチやフロントとリヤのアンダーガードなどを装備している。詳細が公表されていないが、画像を見る限りでは車高も若干高められているようだ。
意外なほど、クロスオーバースタイルが似合うフィットtwist。国内販売にも期待が高まるものの、残念ながら、このフィットtwistはブラジル専用車ということだ。ホンダ フィットは、2007年にデビューし、6年目というモデル末期状態。通常ならば、新型フィットは2013年にフルモデルチェンジが予定されている。次期型フィットには、フィットtwistのようなクロスオーバーが投入されるのかも楽しみだ。
ホンダは四輪研究開発部門に今後2年間で1億レアル(約40億円)をブラジルに投資し、現地開発を強化することを発表。新研究開発施設を2013年中に完成させるとともに、研究開発者数も数百人規模に拡充させる予定だ。今回の強化は、全世界6地域が同じレベルで同時に機種開発を行う「グローバルオペレーション改革」の取り組みの一つ。現地ニーズを反映した設計開発や、現地調達部品の採用拡大などを通じ、ブラジルの顧客ニーズにこたえる新機種を開発し、投入していく。また、北米での販売比率が高いホンダにとっては、北米マーケットの近隣で、安い労働力でクルマを生産し北米に持ち込める生産拠点としての魅力もある。
中国進出に遅れをとったホンダにとって、BRICs戦略は大きな柱でもある。今回のブラジルへの投資もその一環。尖閣問題で脱・中国が進むのも視野に入れたブラジル戦略なのだろうか。
また、インドやタイでは、すでにホンダ ブリオの現地生産を開始。価格競争力が必要なコンパクトカーの生産は、超円高の日本から脱出し海外生産の基盤を築いている。日産はマーチとラティオを、三菱はミラージュをタイで生産し日本に導入している。ホンダのコンパクトカーもいずれアジアから輸入される日もそう遠くはないかもしれない。
【関連記事】
- プリウスαはライバルにあらず! 便利で安いデフレ時代の救世主か?【ホンダ フィットシャトル試乗記】
- 【ホンダ 新型フィット ハイブリッド 試乗記】早くも大人気の最安値ハイブリッドは買いか否か!?
- 【ホンダ 新型 フィット 試乗記】ハイブリッドだけがフィットにあらず! ガソリンモデルの成熟度をチェック
- ホンダ車試乗記一覧
- ホンダ フィットEV新車情報 日本ナンバー1電費を実現した電気自動車、8月下旬に発売開始!
- 【ホンダ フィット/フィット ハイブリッド新車情報】多少、燃費を捨てても勝負できる実力派
- 日産 EXTREM(エクストレム)コンセプト ターゲットはBRICs? 世界中で人気急上昇? ブラジル初コンパクトSUV サンパウロショー出展車
- スズキ アルト800新車情報 脱・中国加速か?インド発、スズキの新興国戦略車
- トヨタも海外脱出? インド生産体制を大幅増強し新型車も登場。日本導入も?!【トヨタ エティオス リーバ(Etios Liva)】
- まさか、ホンダも小型車を輸入? インド生産のアジア戦略車【ホンダBRIO(ブリオ)新車情報】
- インドでもコンパクトなミニバンが流行する? 日本導入もあり?【スズキ エルティガ新車情報】
この記事に関連するニュース
-
ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV
CORISM / 2024年11月17日 10時10分
-
“全長4.3m”! スズキ新型「コンパクトSUV」世界初公開! 「ジムニー」由来の“四駆技術”採用した「e VITARA」発表! 社長のコメントから見る「これからのスズキ」とは?
くるまのニュース / 2024年11月6日 8時10分
-
充電150回、1万7000km:『ホンダe』長距離レポート…試乗記ランキング 10月
レスポンス / 2024年11月1日 12時30分
-
ホンダSUV「WR-V」は、なぜタイで開発されたのか 250万円以下、ガソリンエンジンのみという潔さ
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時20分
-
“300馬力超え”のホンダ「最小・最安価コンパクトカー」公開! シビックエンジンに6速MT組み合わせた「爆速仕様」尼国に登場
くるまのニュース / 2024年10月30日 8時25分
ランキング
-
1スシロー「パペットスンスン」コラボに言及「追加販売を検討」 発売当日に一部完売したグッズも
ORICON NEWS / 2024年11月22日 17時45分
-
2【独自】船井電機前社長『不正を働いたことはない』 “破産の申し立て”は報道で知る「本当に驚いた。なんでこんなことに…」
MBSニュース / 2024年11月22日 18時20分
-
3物価高に対応、能登復興支援=39兆円規模、「103万円」見直しも―石破首相「高付加価値を創出」・経済対策決定
時事通信 / 2024年11月22日 19時47分
-
4ファミマ、プラ製スプーン「有料化」の実験結果を発表 大手コンビニで初、どうなった?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月21日 12時20分
-
5「無人餃子」閉店ラッシュの中、なぜスーパーの冷凍餃子は“復権”できたのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月20日 6時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください