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レクサスLS460L/レクサスLS600h新車評価 ガソリン車、低燃費技術停滞中! 【レビュー:レクサス】

CORISM / 2012年12月22日 10時10分

レクサスLS

インパネなどを一新した、超大幅マイナーチェンジ

 レクサスのフラッグシップLSが、大幅な改良を受けた。セルシオからLSに変わった現行モデルがデビューしたのは2006年8月だから、すでに6年も経過している。普通ならフルモデルチェンジを受けてもおかしくない時期だが、今回はマイナーチェンジにとどめられた。外観デザインの変更のほかは、クルマの信頼性の向上に力点を置いて改良を実施したとのことだ。

 新型レクサスLSの外観デザインには、GSから始まったスピンドルグリルが採用された。ヘッドランプを始めとする外装のランプをすべてLED化し、LEDならではの新しいデザインを演出したのも注目される点だ。

 インテリアは、マイナーチェンジながらインパネも変更して、水平基調の広がりのある空間を表現した。また、大型のディスプレーやリモートタッチを採用して、操作系にも改良を加えている。インパネまで変更しているので、マイナーチェンジとはいえ、大きな変更が行われたと見ていい。

ガソリン車はアイドリングストップ機能さえもなく、欧州車に対しても見劣りしてきた燃費性能

 逆にパワートレーンに関しては、細かな改良が加えられたものの、ガソリン車、ハイブリッド車とも基本的に変更を受けていない。このあたりはやや物足りなさを感じる部分だ。

 特に、競合する欧州車がダウンサイジングターボに加え、アイドリングストップ機構やエネルギー回生機構の採用などによって、動力性能と燃費を大きく向上させていることを考えると、LSのガソリン車は物足りなさを感じさせるし、ハイブリッド車も欧州車の追い上げを受けている状況だ。

 今回のLSで進化したのはボディや足回りで、新しい溶接方法など、生産技術の進化を取り入れてボディ剛性の向上を図り、可変ギアレシオステアリングの改良と合わせて操縦安定性を向上させていると評価だ。

 また新グレードとして“Fスポーツ”を設定した。専用の内外装ほか、専用チューンのサスペンションやブレンボ製のブレーキ、19インチアルミ鍛造ホイールなどによってシャシー性能を向上させたスポーツモデルだ。

とにかく、スムースで静粛性の高いV8&8速AT

 最初に試乗したのは、ガソリン車のLS460Lエグゼクティブパッケージ。車両重量が2tを軽く超える重量級のモデルながら、V8エンジンの動力性能はボディに対して十分といった印象。スムーズな走り出しから力強く加速に乗っていく。走行中の静かさもレクサスならではのレベルにある。

 8速ATの変速フィールは相変わらず滑らかなもので、いつ何速に入ったのか分からないほどだ。インパネ内の表示も何速で走っているかを示すものではなく、何速までのギアが使えるかを示すものなので、ますます分かりにくい。でもこれはこれで良いことだと評価。

 全体的な印象は、まずまずといった感じで、特に良くなったとの印象が薄かったのは、ロングボディのLだったことも関係しているだろう。標準ボディ車ならもう少し走りの良さを感じたはずだ。

 LS460Lエグゼクティブパッケージは本体価格が1260万円もするモデルで、試乗車には100万円を超える価格のプリクラッシュセーフティシステムなどがオプション装着され、1400万円を超える価格になっていた。

自分で乗るなら、新グレードのFスポーツがオススメ!

 ハイブリッド車は、標準ボディのLS600h“Fスポーツ”に試乗した。ガソリン車のLS460Lは標準車だったので、“Fスポーツ”は足回りのフィールに大きな違いがある。標準車も乗り心地は悪くないが、少し元気良く走らせようと思ったら断然“Fスポーツ”が良い。しっかりした乗り味で、箱根ターンパイクのワインディングも軽快に走り抜けていく。

 LS600hのユーザーで走りを楽しもうとするユーザーがどれだけいるか分からないが、乗り心地の良さだけでなくしっかりした走りを求めるなら、断然“Fスポーツ”が良い。

 V型8気筒の5000ccエンジンに、電気モーターを加えたパワートレーンの力強さは相変わらずのもの。最近はヨーロッパの高級車メーカーもハイブリッド車ラインナップするようになったが、LSのパワートレーンには滑らかさや力強さに一日の長がある。

 試乗したLS600hは、車両価格が1320万円で、オプション込みの価格は1650万円を超えていた。余裕がなくては買えないクルマだが、お金のある個人ユーザーが自分で運転するクルマとして買うなら、この仕様がお勧めである。

おもてなし装備は、さすがレクサスLSといえる高いレベル。さらに、Lセレクトで自分だけの仕様が選べるようになった!

 今回の改良では、レクサスLSならではのおもてなしが一段と高いレベルに達した。特にインテリア回りの仕様にそれが見てとれる。

 アドバンスドイルミネーションシステムなどは、おもてなしの典型的な表現で、乗降時やエンジンの始動・停止時など、シチュエーションに応じてすべてのイルミネーションの点灯・消灯・明るさなどをトータルコーディネートする。

 また、インスト中央にはGPSによる補正機能を備えたアナログ時計が配置され、高級感ある雰囲気を盛り上げている。

 もうひとつ注目されるのが、Lセレクト。欧米の高級車にあるような内装のカスタマイズプログラムで、シート、インパネ、天井,カーペットなど、インテリア回りのさまざまな部位の素材やカラーをオーナーが好みに応じて自由に組み合わせ、コーディネートを楽しめる。デザイナーが6つのテーマに合わせて特徴的な組み合わせを用意しているので、この中から好みのタイプを選べば良い。

 タイプによって、Lアニリンの本革シートやキルティング加工を施したシート表皮など、ほかのクルマでは得られないが専用の仕様が設定されている。

レクサスLS 価格 スペック 燃費など

<新型レクサスLS600h/ LS600hL価格>
・LS600h
ベース車 10,500,000円
version L 5人 AWD 12,500,000円
F SPOR” AWD 12,300,000円
version C・I package AWD 11,150,000円
version C AWD 10,900,000円
・LS600hL
ベース車 5人 AWD 13,700,000円
EXECUTIVE package 5人 AWD 15,500,000円
            4人 AWD 15,500,000円

代表グレード レクサスLS600h F SPORT
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 5,090×1,875×1,465mm
ホイールベース[mm] 2,970mm
トレッド前/後[mm] 1,610/1,610mm
車両重量[kg] 2,175kg
総排気量[cc] 4,968cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 290(394)/6,400
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 520(53.0)/4,000
モーター 最高出力165kW(224ps)最大トルク300Nm(30.6kg-m)
ミッション 電気式無段変速機CVT
タイヤサイズ 245/45R19
JC08モード燃費 11.6km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 12,300,000円
発売日 2012/10/11
レポート 松下 宏
写真 編集部

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