日産Resonance(レゾナンス) 新車情報・購入ガイド 日産ハイブリッド車戦略のイメージリーダー?【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2013年1月31日 7時7分
日産ハイブリッド戦略のアピールモデル?
日産は、デトロイトショーでResonance(レゾナンス)コンセプトを世界に先駆けて披露た。日産が急ピッチで開発を急いでいる燃費性能の高いハイブリッドパワートレインを搭載しているという。日産Resonance(レゾナンス)は、その最先端で大胆なスタイリングで、クロスオーバーカテゴリーのトレンドをリードするダイナミックで新しいデザインを提案する。
日産の電気自動車であるリーフの販売が、想像以上に伸び悩んでいる。EVゆえに、インフラを含め誰もが不便なく乗れるようになるには、ある程度の時間は必要なのだが、リチウムイオン電池などへの多額の投資をしていることから、早急に計画通りリーフを販売したい。そのため、北米では大幅な値下げを断行した。
そう焦らなくてもいいのでは? と、思うのだが、リチウムイオン電池の供給能力だけは着々と進み供給過多になっているという情報もある。
もう、ハイブリッド車は必要ない。そんな雰囲気もあった日産だが、ここにきてEVとの架け橋になるハイブリッドシステムの開発が急ピッチで進んでいるという。ハイブリッドがやはり売れる、そんな現実的な話もあるのだが、日産の大きな武器のひとつでもあるリチウムイオン電池をハイブリッドに流用できるというメリットもあるようだ。
今回の日産レゾナンスは、日産にはEVだけでなくハイブリッドもあるという主張でもあるのだろう。メカニズムについては、多く語られていないがFF車ベースの1モーター2クラッチ式。新世代のCVTと組み合わされる。
日産は2012年のジュネーブショーに、ハイクロスコンセプトと呼ばれるSUVを出品している。このハイクロスコンセプトも、1モーター2クラッチをもつハイブリッドモデルで、2L直噴エンジンと組み合わせ、2.5L車並みのパフォーマンスを持ちながら燃費はコンパクトカー並としている。さらに、FF用ハイブリッドシステムを4WD仕様に変更。レゾナンスの基本的機能は、ハイクロスコンセプトをベースにされているとみられ、どちらかというと、北米のトレンドに合わせラグジュアリーな個性派SUVとして、マーケットに提案しているのだろう。
トヨタが、ハイブリッドモデルにリチウムイオン電池を搭載することに慎重な中、リチウムイオン電池を武器とする日産がハイブリッド車に近々に本格参入。また、より個性的で魅力的なクルマが増えそうだ。
■インフィニティQ50 新車情報・購入ガイド
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■新車情報・新車試乗評価CORISM
日産Resonance(レゾナンス)概要
日産Resonance(レゾナンス)は、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカで、スタイルや運転の楽しさを妥協することなく実用性と機能性を求めるアメリカの顧客を考えて作られた、グローバルコンセプトモデル。
■エネルギッシュでプレミアムなエクステリアデザイン
レゾナンスのエクステリアデザインは、力強い面表現。ダイナミックな流麗さと、最先端を感じさせるキレのよさとのコントラストで表現されている。日産のデザイナーたちは、ハイパーソニック・トラベルという魅惑的な未来像からインスピレーションを得て、軽量でありながら守られているようなエアロダイナミックスを表現しようとした。
特徴的なフロントエンドは、グリルからフードへかけあがるラインの勢いと、アイコニックなブーメランシェイプのヘッドランプが共鳴するVモーションのテーマに基づきデザインされている。ボディサイドは、力強い面表情と先鋭的なラインによってまとめられ、跳ね上げたような形のDピラー周辺へつながる美しいキャラクターラインがアクセントとなっており、先進的でありながらキャビンの広々とした印象を作り出した。
フローティングルーフは、車体全体のしなやかさとエレガントさを表現し、細く寝かせたAピラーに加え、大型全長ガラスパネルを装備。これにより、大きなウィンドウやキャビンの十分な空間性を確保しながら流麗なストラクチャーを感じさせている。
「フレア・オレンジ」と名付けられたボディカラーは、外観デザイン全体にさらなる力強さと温かみを与えている。その他、サテンクローム仕上げの色つきアクリルグリル、22インチアルミ合金ホイールなどを装備。
■室内は未来の「VIPラウンジ」
インテリアについては、デザイナーが未来のファーストクラスの宇宙旅行とはどんなものかをイメージした。心地良くありながら高級で、ハイテクでありながら上質なものにしようチャレンジ。その結果できた「VIPラウンジ」は、上質なステッチが施された軽く柔らかい革のシートが使用され、洗練された上質感を醸し出している。。
「ウェルカムライト」などは、細部が乗車時に温かみやドラマをもたらした。モダンな室内空間の中で、ドラマティックなインテリアイルミネーションが天然木目のパターンを際立たせている。コンソール上には先進的なインストルメントパネルが浮かび上がるような構造。ドライバーが情報、エンターテインメント、通信の全ての機能にアクセスできる空間を作り出した。各機能がホログラフィーを使って重なり合うような形で表示されており、情報を重要度に応じて区別するため、視覚的な奥行きが出るようになっている。
開放的なグラスルーフにより、周りの景色を一望することができ、フローティングルーフが空間を感じさせるとともに、ルーフ自体にと空気のような軽さを感じさせている。室内の広々とした雰囲気は、彫刻的なドアパネルとエレガントで奥行きのあるセンターコンソールの形状となっている。
■持続可能なダイナミックパフォーマンス
レゾナンスは、デザインコンセプトとして発表されているが、その効率的なハイブリッドドライブトレインは、運転の楽しみを犠牲にせずに環境を尊重したいというクロスオーバーを操るドライバーの思いを表した。AWDのレゾナンスには、排気量の少ないガソリンエンジンにモーターとリチウムイオンバッテリーを搭載。高度なマネジメントシステムを組み合わせた日産独自の「1モーター2クラッチ」のハイブリッドシステムだ。また、日産の次世代エクストロニックCVT(無段変速機)も採用されている。
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