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レクサスHS250h新車情報・購入ガイド スピンドルグリルで男前度200%アップ? 燃費も向上したマイナーチェンジ【ニュース・トピックス:レクサス】

CORISM / 2013年2月5日 7時7分

レクサスHS250h

レクサスの悩みは価格? エントリーグレードは、新型クラウン ハイブリッドと同じ価格

 トヨタの高級車ブランドであるレクサスは、ミドルクラスのハイブリッドセダンである「レクサスHS250h」をマイナーチェンジし発売を開始した。

 2009年に登場したレクサスHS250h。基本的には、トヨタブランドのサイとハード部分を共用する姉妹車だ。高額車種が多いレクサスブランドにおいて、当時はエントリーグレードが400万円を切るなど、法人登録ユーザーではなく、個人登録ユーザーをターゲットにしたFFセダンとして注目された。

 しかし、デザインの不評や価格の安い姉妹車サイ、そしてより燃費の良いハイブリッドシステムを搭載して、居住性もよくひと回り大きいのに価格の安いカムリの存在もあり、販売状況は厳しい状態が続いている。

 今回のマイナーチェンジでは、大幅な改善が施された。エクステリアでは、レクサスブランドの新機軸でもある「スピンドルグリル」が採用。L字型デザインを取り入れたLEDフォグランプを採用するなど、フロントのデザインを一新。また、車高10mmダウン。背が少々高めで、スポーティさとは無縁だったスタイルを少しでも低重心で踏ん張り感のあるスタイリングとしている。

 レクサスHS250hは、このスピンドルグリルを装備したことで、男前度はかなりアップしたように感じる。スピンドルグリルへの好感度が高い顧客なら、この新しい顔でHSを選んでもいいくらいの差別化ができた。

 デザインだけでなく大幅な改善は、静粛性やボディ剛性のアップなど、機能面に関しても手が入れられている。吸・遮音材の追加や材質変更などにより、快適性の基礎となる静粛性を大幅に向上し、レクサスという高級車ブランドにふさわしいものへと進化。

 より質の高い走りのために、ボディにはスポット溶接打点数を追加。スポット溶接の打点を追加することで、高い剛性を確保した。ボディの剛性アップは、サスペンションをシッカリと動かし乗り心地の向上や、振動の低減などに効果を発揮する。

 その剛性が上がったボディ前後に、パフォーマンスダンパーを装着し、さらにチューニング。ボディの変形や振動を抑え吸収することで、操縦性・走行安定性を向上させた上で、よりなめらかな乗り心地を実現した。

 ここまでやると、マイナーチェンジ後のレクサスHS250hの走行性能は、別物といえるくらい進化したと評価できる。走りの質とデザイン向上という面では、まさに違うクルマになったといえるだろう。

 ただし、ハイブリッドシステムは従来のものをブラッシュアップし継続して使用している。すでに、カムリに搭載されている2AR-FXEエンジンを搭載したハイブリッドシステムの搭載は見送り。システム改良などにより、19.8km/Lから20.6km/Lへと燃費向上が図られた。ちなみに、カムリのハイブリッドシステムは、排気量が若干アップし、パワー・トルクもアップしながら23.4km/Lと大幅な燃費向上となっているだけに、残念な部分といえるだろ。

 レクサスHS250hの価格は、マイナーチェンジ前のエントリーグレードが397万円でマイナーチェンジ後の価格が410万円と13万円のアップ。これだけの仕様向上がされて13万円のアップは、非常にリーズナブルといえる。

 ただ、レクサスブランドの宿命なのか、新型クラウン ハイブリッドが410万円からと比べると高価だ。よりコストのかかるFRで、より上質な乗り心地を誇り、さらに燃費やパワーも上のトヨタブランドの看板高級車であるクラウン ハイブリッドと同じ価格からという設定。これでは、レクサスHS250hを積極的におすすめする理由があまり見当たらない。まだまだ、レクサスの苦悩は続きそうだ。

新車情報・新車試乗評価CORISM

レクサスHS250h価格 マイナーチェンジ概要

■レクサスHS250h      4,100,000円
        version L  5,520,000円
        version I  4,700,000円
        version C 4,360,000円

<マイナーチェンジ概要>
1.デザイン
▽ エクステリアでは、力強い存在感を放つ「スピンドルグリル」や、L字型デザインを取り入れたLEDフォグランプを採用するなど、フロントのデザインを一新
▽ 車高を10mm下げることで、低重心で踏ん張り感のあるスタイリングを実現
▽ インテリアでは、内装色にエクリュ、ブラック&ガーネットなどを新採用。オーナメントパネルには、環境負荷を抑制する日本ならではの天然素材バンブーや、匠の手技によって創り出された縞杢(しまもく)を設定するなど、自然や人との調和を演出しながらも、さらに洗練されたデザインに変更

2.ハイブリッドプレミアムセダンならではの上質な走り
▽ 吸・遮音材の追加や材質変更などにより、快適性の基礎となる静粛性を大幅に向上。さらに、スポット溶接打点の追加によりボディ剛性を強化するとともに、車体の前後にパフォーマンスダンパーを採用することで、操縦性・走行安定性を向上させた上で、よりなめらかな乗り心地を実現
▽ ドライブモードセレクトに「SPORT MODE」を設定。従来型で実現した力強い加速性能に加え、電動パワーステアリングの特性変更により、機敏な走りを実現

3.優れた環境性能
▽ ハイブリッドシステムの制御の見直しや充電効率の改良などにより燃費を向上させ、20.6km/L(JC08モード走行燃費)*2を実現
▽ 環境に配慮した植物由来のエコプラスチックの採用範囲を、ルーフトリムやピラーガーニッシュの内装表皮などに拡大

4.各種快適装備
▽ フロントドアに紫外線を99%カットする効果に加え、赤外線(IR)を効率よく遮断する撥水機能付スーパーUV・IRカットガラスを採用。直射日光による肌への刺激をやわらげるだけでなく、エアコン負荷を抑えて燃費向上にも寄与
▽ 従来型と比べ、イオン発生数が約20倍のプラズマクラスター(高濃度タイプ)を採用。爽やかな車内空間を保持
▽ センターコンソールのUSB/AUX入力端子付近に、スマートフォンなどの携帯端末を収納できる小物入れを追加し、利便性を向上

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