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新型三菱eKワゴン/eKカスタム 新車情報・購入ガイド 三菱&日産合弁のNMKV初デビュー作! 【ニュース・トピックス:三菱】

CORISM / 2013年3月16日 17時0分

新型三菱eKワゴン/eKカスタム

3ヶ月前に新型三菱eKワゴン/eKカスタムを公表する理由とは?

 三菱は、2013年6月に発表予定である新型三菱eKワゴン/eKカスタムを公開した。

 この新型三菱eKワゴン/eKカスタムは、日産との軽自動車における合弁会社であるNMKVが送り出す第1弾モデル。日産からは、日産デイズ(DAYZ)、デイズ ハイウェイスターとして登場する。

 この新型三菱eKワゴン/eKカスタムが属するクラスは、とてもボリュームのあるカテゴリーで、各社がしのぎを削る激戦区でもある。ライバルには、スズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴ、ホンダN-ONEなどがある。スズキがワゴンRでクラス最高燃費28.8km/Lという低燃費を実現したものの、半年も経過しないうちにダイハツ ムーヴが29.0km/Lでクラスナンバー1燃費を奪取するなど、燃費戦争が勃発中のクラスでもある。

 この燃費戦争で、ホンダN-ONEが27.0km/Lで、燃費戦争で頭ひとつ出遅れているが、ホンダの関係者によると「ホンダの経営陣が、他社に負けていることを良しとはしていない」と語っていることからも、ホンダN-ONEもさらなる低燃費化が着々と進行しているようだ。

 そして、この三菱eKワゴン/eKカスタムも燃費戦争中のこのクラスに送り込まれる以上、燃費で遅れを取ることは許されない。三菱eKワゴン/eKカスタムは、商品企画やマーケティングなどを日産が中心で、商品開発・生産などを三菱が中心で行なわれている。そんな中、関係者からは「スズキの低燃費技術もスゴイが、軽自動車の低燃費化は、まだまだやることが残されている。最後発のモデルとしてマーケットに投入する以上、クラスナンバー1燃費を目指すのは当たり前」と、三菱eKワゴン/eKカスタム&日産デイズ/デイズ ハイウイスターのクラスナンバー1燃費奪取に自信を見せる。そのひとつしては注目されているのが「ボディの軽量化技術」といわれており、三菱eKワゴン/eKカスタムなどにも採用される見込みだ。

 三菱eKワゴン/eKカスタムと日産デイズ/デイズ ハイウイスターは、若干スタイルが違うだけで、基本的に同じクルマだ。そうなれば、営業面では、それぞれが競合することで値引き額が大きくなることが懸念される。そのため、三菱と日産で価格帯を変え、無駄な競合による値引き額の拡大を阻止しようというラインアップになるといわれている。

 現在のところで聞こえてくるのは、三菱eKワゴン/eKカスタムはより廉価モデルが中心。日産デイズ/デイズ ハイウイスターは、上級グレード中心になるという。

 また、2013年6月に発売される三菱eKワゴン/eKカスタムをなぜ、3ヶ月も前倒ししてデザインだけ発表したのかという、あまり例を見ない手法にも謎が残る。これは、主に販売面を意識したものと思われていて、2-3月は決算期ということもあり最もクルマが売れる時期。そのため、各社必死の販売合戦が繰り広げられている。

 スズキも本来ならば、6月前後にデビューする予定のスペーシアを急遽前倒しして、新型車の競争力で少しでも販売面で有利に出ようとしている。その流れを受け、三菱&日産連合も軽自動車に多い春の新卒需要を新型車を見せることで、歯止めをかけ6月まで少しでも引き伸ばしたい考えなのだろう。

 また、新型の軽自動車を持たない三菱は、当然三菱eKワゴン/eKカスタムが出るということで、他社への保有の流出は防ぎたい。日産も同様で、さらに、現在国内の販売シェアを落としているだけに、軽自動車で少しでも2013年度は挽回したいという想いもあるのだろう。そういった思惑を含んだ3ヶ月前倒しの三菱eKワゴン/eKカスタムの公開かもしれない。

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