新型マツダ プレマシー試乗評価 走りと低燃費にこだわったクラス ナンバー1ミニバン【レビュー:マツダ】

CORISM / 2013年3月27日 7時7分

新型マツダ プレマシー

アテンザとは違う2.0L SKYACTIVエンジン

 マツダ プレマシーがマイナーチェンジをし、待望の2.0L SKYACTIVエンジンが搭載され、ミッションも最新世代の6速ATになった。ただ、SKYACTIVエンジンといっても、少し微妙で最新のアテンザ用ではなく、すでにアクセラに搭載されているSKYACTIVエンジンなのだ。

 なにが違うのかというと、まず出力&トルク。新型プレマシー用は、111kw&190Nmに対して、アテンザ用は114kw&196Nmと若干パワーとトルクがアップされている。この違いは、SKYACTIVという名前こそ同じだが、圧縮比が違う。プレマシー用の圧縮比が12.0に対して、アテンザ用は13.0と高圧縮比になっている。この差は、主にアテンザと同じ4-2-1の排気系スペースが取れないため、アクセラと同じタイプの排気系を使っているからだ。この4-2-1排気系が使えないと、ノンキングの問題などで圧縮比13.0は成立しないためだ。

すぐに誰にでも実感できる実燃費の向上。試乗時は、燃費が約15%向上した!

 だからと言って、プレマシー用のSKYACTIVがダメだということはない。今も併売されているプレマシー20CSの燃費は13.0km/Lで、20C SKYACTIVは20%以上低燃費の16.2km/Lになっているし、パワーもトルクも若干アップしている。トヨタ ウィッシュの燃費が14.4km/Lなので、プレマシーの16.2km/Lという燃費はライバルをも圧倒し、ミニバンクラストップとなる実力だ。ちなみに、1.5Lのエンジンを搭載するホンダ フリードGジャストセレクションが16.0km/Lなので、いかに低燃費なエンジンなのかというのも分かるだろう。

 当然、気になるのは、新型プレマシーの実燃費だろう。今回の試乗では、マイナーチェンジ前のプレマシーも用意されていて、比較試乗ができた。プレマシーの燃費を評価するために、新旧2台のプレマシーで、同じルートをなるべく同じように1時間ほど走行した。走行は約80%が首都高速、約20%が一般道といったところ。所々でフル加速をするなどしていたので、普通に流れに乗って走ればもう少し良い燃費が期待できると思う。

 まずは、マイナー前のプレマシーの実燃費は、12.1km/L。そして、マイナー後のプレマシーの実燃費は14.0km/Lとなった。約15%の実燃費向上だった。実は、誰にでもマイナー後のプレマシーの良さが明確に分かる部分は、この実燃費くらいなのだ。

劇的進化だが、違いが分かりにくのが難点。走りの質感は、同クラスミニバン、ナンバー1の実力車だ

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