ミニ ペースマン(MINI PACEMAN)新車試乗評価 ゴーカートフィールのDNAを継承したミニの異端児? 【レビュー:ミニ】

CORISM / 2013年4月14日 7時7分

ミニ ペースマン

SUV+クーペという斬新さはミニだからこそできたスタイリング

 ミニのラインナップにSAC(スポーツアクティビティークーペ)として、新型ミニ ペースマンが加わった。かつては、シンプルなバリエーションで効率良く販売を伸ばすことで知られていたミニも、今や全部で8種類のモデルをラインナップするようになった。

 新型ミニ ペースマンは、クーペタイプのボディを持つ点でミニクーペと重なる部分もあるが、ミニクーペがミニのハッチバック車をクーペ化したのに対して、ペースマンは4ドア車のクロスカントリーをベースに2ドアクーペ化した点の違いがある。

 このためミニ クーペが乗員2名であるのに対し、ミニ ペースマンは4名乗車が可能。似たようなクーペと思うかも知れないが、実は使い勝手に大きな違いがある。

 外観デザインは、ひと目でミニと分かるもの。ただ、クロスカントリーをベースにするだけに、全幅が拡大された3ナンバー車だ。サイズ感に戸惑いを感じる部分はあるものの、後方に向けてルーフが下がっていくのはミニクーペと似た印象がある。

 リヤビューは、ミニらしさに加えて新しい要素が盛り込まれている。横長にデザインされたテールランプや、後部にPACEMANの車名エンブレムが入る点が、ミニとして初めての設定という。

 SUV(SAV)とクーペの融合という点で、レンジローバーのイヴォークと似た雰囲気を感じるかも知れないが、イヴォークは格段に大きく、また本格SUVである点に明確な違いがある。

インテリアは、ミニらしさが凝縮

 インテリアもミニらしいもので、インスト中央の上部に大きなメーターが配置されるのを始め、シートから各種スイッチ類のデザインに至るまで、ミニのデザインが採用されている。その中で、ドアの内張り部分にペースマン専用の形状が採用されたり、あるいはクロスカントリーと共通のセンターレールが配置されるなどの特徴を持つ。

 逆に操作系が変わって、普通のクルマと同じようになったのはパワーウインドーのスイッチで、インストセンター側からドアのアーム部分に変更されている。操作しようと思う部分に近い位置にスイッチがあったほうが良いのは言うまでもない。ほかのモデルもいずれは、この位置に変更してほしい。

 もうひとつ、ステアリングホイールの向こう側にアイフォンが取り付けられているのも特徴だ。それも伸びたアームの先端に取り付けられている。アイフォン+ナビアプリによってカーナビの役割を果たすような設定だ。

 センター部分にカーナビを装着できないための設定で、ある意味で苦肉の策ともいえるもの。特にほめられた仕様とはいえないが、自分でアイフォンを固定してなどということを考えると、このような設定にして、センターコンソールのスイッチで操作できるのは良い。

 2ドアなので、後席への乗降性は決して良いとはいえないが、乗り込んでしまえばけっこう広い空間がある。クロスオーバーに比べてルーフが低くなった分だけ多少の圧迫感はあるが、乗車定員が4名なので左右方向に窮屈さを感じることがない。

 ミニよりはやや高めながら、低めの着座位置に座ると、ミニに乗り込んだという気分になる。またスターターボタンからサイドブレーキレバーに至るまで、ミニ独特の操作系が採用されている。初めてのユーザーは慣れるのに少し時間がかかるが、オーナーになればすぐに自分のものになる。

気持ちよさで選ぶなら、やはりターボモデルがおすすめだ!

CORISM(コリズム)

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