プジョー308スポーティアム(Sportium)新車情報・購入ガイド 激戦Cセグメントでの存在価値をアピールするお買い得な特別仕様車【ニュース・トピックス:プジョー】
CORISM / 2013年7月25日 7時18分
装備を充実させながら、さらに10万円価格ダウンのお買い得車! その理由は、ゴルフ7の影響?
プジョーは、ミディアムモデル308シリーズに「308 Sportium(スポーティアム)」を導入し発売を開始した。
プジョー308は、2008年にデビューし5年が経過しているモデル。プジョー308は、5ドアハッチバックの他に、ワゴンのSW、オープンのCC、現在姿を消したがスポーツモデルであるGTiなど、多彩なボディ形状をもっていた。搭載されるエンジンは、1.6Lターボで現在のモデルは156ps、240Nmをアウトプットする。プジョーは、ATの多段化で遅れを取っていて、デビュー当時の308は4ATだった。現在は、6ATになり燃費や静粛性も向上している。
新たに設定された特別仕様車プジョー308 Sportiumは、308 Premiumをベースに追加装備を施し、スポーティな内外装が特徴だ。308GTiが姿を消していることから、もう少しスポーティな308が欲しいと望むユーザー向けだ。
エクステリアは、新しくダークグレーの17インチアロイホイールとバイキセノン・ヘッドライトを採用。インテリアには、スポーツタイプのハーフレザーシートを採用し、レザーステアリングやドアアームレストにも赤いステッチを施し、アルミペダルやステップガードとともにスポーティな印象を高めている。
そして、何よりも驚きなのは価格だ。これだけ多くの追加装備をしながら、価格はベースモデルのPremiumよりも10万円低い設定となっている。良くて装備を増やし価格据え置き、一般的には装備向上分より価格アップは抑えるという手法が定番。さらに、10万円安いということを含めると実質20万円以上は確実に安い計算になる。このことから、プジョーが大胆な価格戦略的に踏み込んできたことが分かる。
プジョー308は、すでにデビューから5年が経過したモデル末期に突入したモデル。そのため、お買い得感のある特別仕様車が出てくる事自体は珍しいことではない。しかし、ここまで大胆な特別仕様車は珍しい。それは、プジョー308が属するCセグメントクラスが激戦となっていることが大きな要因と思われる。直接のライバルとなるフォルクスワーゲン・ゴルフ7が259万円~、ボルボV40が269万円~と各社低価格化へと進んでいる。308 Sportiumの価格が269万円なので、ライバルに価格を合わせてきたことがよく分かる。
元々、プジョー308を指名買いする顧客にとっては、ずいぶん安くなって買い得感が出たが、今、あらためて購入リスト入れて検討するには、308 Sportiumの269万円でも競争力は低い。まず、1つ目が他の新型モデルと比べると、もうモデル末期であるということ。2つ目も1つ目に起因することだが、比較すると安全装備や燃費が劣ってしまっている。それを補うために、ライバル車にはない装備で差別化するも、強烈な購入動機になるかといえば少々むずかしいだろう。フォルクスワーゲン・ゴルフ7の259万円を下回らないと、さすがに厳し戦いになるはずだ。
プジョー308 Sportium価格、装備など
■プジョー308 Sportium価格
308 Sportium 2,690,000 円
308 SW Sportium 2,990,000 円
◆プジョー308 Sportium 概要 ◆
【ベース車両】308 Premium、308 SW Premium
【ボディカラー】 ビアンカ・ホワイト、ペルラ・ネラ・ブラック、エジプシャン・ブルー 全3 色
【ネーミングの由来】
「Sport (スポーツ)」に「Premium (プレミアム)」の語尾を付加した造語
【追加装備品】
エクステリア
・ バイキセノン・ディレクショナルヘッドライト
・ 17 インチアロイホイール
・ 水平クロームライン入りフロントグリル
・ 「Sportium」 エンブレム(左右フロントドア)
インテリア
・ レッドステッチ入りレザーステアリング / ハーフレザーシート / フロアマット
・ アルミペダル / ドアステップガード
・ ホワイトメーター
・ フロント・ランバーサポート調整付シート
・ クルーズコントロール / スピードリミッター (SW に追加装備)
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