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第34回2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーは、初の輸入車が受賞! VWゴルフが、今年のナンバー1に決定!(最終選考会・開票式レポート)【ニュース・トピックス:event】

CORISM / 2013年12月3日 11時11分

フォルクスワーゲン ゴルフ

10ベストカーの中から選ばれるのはどの車? 新設された部門賞のゆくえにも注目!

 さあ、今年も日本カー・オブ・ザ・イヤーの季節がやって来ました。2013年は2年に一度の東京モーターショー開催の年に当たりますので、前々回と同じくモーターショーが行われている東京ビッグサイトで開票式とその結果を受けた表彰式が行われます。開催は11月23日(土)。第43回東京モーターショーの一般公開日初日ということもあり、たくさんの人で賑わう中、開票&表彰式が行われました。

 今年の話題は、新たに部門賞が設定されたことです。イノベーション部門、エモーショナル部門、スモールモビリティ部門の3つの部門賞を設けられました。これらは、ノミネート車全部を対象とした賞になります。

 その他に、その年に特別なインパクトを与えた福祉車両、モビリティの発展に貢献した施策/イベント、業界に貢献した功労者などを対象とした特別賞も設けられました。従来以上に多様な視点でノミネート車や日本のクルマ事情を評価する体制が出来たわけです。

 そして、その特別賞には今回福祉車両が選ばれました。軽福祉車両として初めてスマートアシスト(自動ブレーキ機能)を搭載したダイハツ・ムーヴのフロントシートリフト車(福祉車両)です。価格も131万円(消費税は非課税)からと、福祉車両としては従来より低価格だったことも評価されました。

快挙! 60人の選考委員全員から票を獲得して、輸入車初の栄冠に輝く!!

 スモールモビリティ部門は、将来本格普及するであろう超小型モビリティ車も視野に入れた部門賞。今回は惜しくも10ベストカーから漏れていた、軽自動車のスズキ・スペーシア&スペーシアカスタム/マツダ・フレアワゴンが選ばれました。

 なお、今年ノミネートされた車は38台。その中から10ベストカーに選ばれたのは、トヨタ・クラウン{ロイヤル/アスリート/マジェスタ}、ホンダ・フィット/フィットハイブリッド、マツダ・アテンザ、三菱・アウトランダーPHEV、スバル・SUBARU XV HYBRID、フォルクスワーゲン(VW)・ゴルフ、メルセデス・ベンツ Sクラス、MINI・ペースマン、フィアット・パンダ、ボルボ・V40でした。

 そして、これらの車の中から栄えあるカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、7代目となったフォルクスワーゲン・ゴルフ。日本カー・オブ・ザ・イヤーの34年の歴史の中で輸入車が獲得したのは初めてという、記念すべき受賞となりました。

 また、その得票の仕方も記録的!選考委員60人全員がゴルフに得票を与えたのです。その結果、昨年のCOTY受賞車よりも多くの点を集め、さらに、ライバルのホンダ・フィットを上回り、500点台(満点は600点)の大台に乗っての受賞となったのです。

イノベーション部門、エモーショナル部門では日本車が健闘!日本車vs輸入車の戦い、来年も楽しみ!

 3位となったのはボルボ・V40。そして4位はメルセデス・ベンツ Sクラスと、フィット以外は輸入車が上位を独占する結果となりました。

 輸入車初のCOTYを受賞した、フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社の庄司茂社長は、「今年は日本にフォルクスワーゲン車が正規輸入されてから60年目ということで、そのような記念の年に日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞出来て嬉しい。VWファンの皆さんに日本のVWディーラーネットワーク、ドイツ本国のVW本社や生産を行っている工場の全ての者に代わり代表してお礼を申し上げたい」と喜びを語っていました。

 なお、イノベーション部門賞は最終選考で5位だった三菱・アウトランダーPHEVが、エモーショナル部門賞は同じく6位だったマツダ・アテンザがそれぞれ受賞し、国産車の意地を見せました。

 世界中のいろいろな車が戦略的な値段でどんどん投入される日本の自動車市場。来年のカー・オブ・ザ・イヤーもまた、日本車vs輸入車の激しい戦いになるでしょう。第35回の開票&表彰式が今から楽しみです!

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