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日産リーフ新車情報・購入ガイド 再び、大幅値下げで、同クラスのガソリン、ハイブリッド車と大差ない価格へ【ニュース・トピックス:日産】

CORISM / 2014年4月6日 14時14分

日産リーフ

EV普及へのこだわりで、一律25.7万円価格引き下げ! 同クラスのハイブリッドより安い!?

 日産 は、電気自動車 であるリーフ の価格を改定し発売を開始した。

 日産リーフは、2010年12月に多くの期待を背負い登場したEVだ。EVなので、走行中にCO2などの排出ガスを一切出さないゼロ・エミッション車として高い環境性能を誇る。また、エンジンを搭載しないので高い静粛性も特徴だ。

 リーフには、動力源として大容量のリチウムイオン電池が搭載されている。このリチウムイオン電池は、大きく重い。その電池をリーフは、床下に積載している。大きく重いものが床下にある関係で、リーフの重心位置は低い。この重量バランスが、リーフの操縦安定性を素晴らしく高めている。どちらかというと、スポーティとは感じさせないポテッとしたデザインのリーフだが、走行するとまるで切れ味抜群のスポーツカーのように走る。

 また、充電スポットなどの表示などナビをベースにITを駆使し、電欠への不安を解消するなど、使いやすさについても徹底的に作りこまれている。そんなことが評価され、EV初となる2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。

 日産リーフの進化は早く、2012年11月には発売から2年弱で大幅なマイナーチェンジを実施。モーター・インバーター・DC/DCコンバーターなど高電圧ユニットを一体化し、全体で容積30%、質量10%の大幅なサイズダウン、新設計のモーターが投入されるなど、さらに進化し航続距離228km(JC08モード)を実現した。

 そのマイナーチェンジしたばかりの新型リーフを、2013年4月に286,650円も価格を引き下げた。これは、価格が高価だったことから、EVに興味はあっても予算的に難しいと考えていた顧客にとって、未来の乗り物であるEVに乗るチャンスとなった。

 そして、その値下げから約1年で、さらに日産はリーフの値下げに踏み切った。今回の価格改定では、全グレードを一律25.7万円値下げ。昨年の値下げ分を入れると、デビューしたときの価格から約54万円も安くなった計算だ。人気を背景にドントンと価格が高めとなっているトヨタのハイブリッド モデルとは、まったく逆の傾向となっている。

 自動車メーカーが、同一モデルで値下げをするといったこと事態が異例。モデル末期になると、色々装備を付けて価格アップを控えめにして、値引き勝負というパターンがほとんど。それも、まだモデルライフ中期に入ったくらいのリーフを2度に渡り値下げするというのは異例中の異例ともいえる出来事だ。

 その結果、国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金)を最大53万円利用すると、リーフSグレード、オプションで「運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステムレス+SRSカーテンエアバッグシステムレス」を選択の場合、消費税8%前提で、およそ226万円と通常のガソリンやハイブリッドのCセグメント車とあまり変わらな価格で購入できるようになった。以前は、補助金を使ってもガソリンCセグメント車より割高だったので、新たな顧客を呼び込めるようなインパクトある価格になったといえるだろう。

 ただし、資本主義社会において、売れている商品が値下げすることは一般的に考えにくいので、今回の値下げも日産リーフの売れ行き不振をアピールしているようなもの。それでも値下げに踏み切るのは、それほど切羽詰った状態とも取れる。

 その傾向は、中古車価格を見れば分かるて。約3年落ちとなる2011年モデルでグレードや装備、走行距離など色々だが、約150万ほどあればリーフの中古車が十分に選べる状態になっている。当時のエントリーモデルであるリーフXグレードの価格が約376万円なので、売値で約60%も下落した計算だ。これが、実際の売却や下取りとなるともっと下落していると予想できる。つまり、日産リーフのリセールバリューは非常に厳しい状態であるという結果が出ているのだ。

 逆に考えると、3年落ちのリーフの中古車は超お買い得ということになる。新車の軽自動車の価格とほど近く、近隣でしか使わないという使用条件なら、非常に良い買い物となるだろう。3年落ちくらいの中古車とはいえ、元値は約376万円以上。さらに、近未来感タップリのEVで、ガソリンは使わなくていいので経済的だ。この値段なら、即買いともいえる。

 リセールバリューは、中古車マーケットの人気の有無だ。そのため、リーフのクルマとしての評価とは違い、リーフのように良いクルマなのに人気がないというクルマはよく存在する。今回の価格改定で、より多くの顧客がリーフに乗れる機会を得ることができるようになり、話題となればリセールバリューも大きく上昇することも考えられる。充電設備の普及もドンドン進んでおり、EVの不便さも随分解消されてきた。

 まだまだ補助金頼りという面はあるにせよ、日産リーフは世界最先端の技術を結集して作られたEV。累計100,000台以上を販売した販売台数世界ナンバー1のEVだ。そのEVがより身近になったことは、高く評価すべきだろう。

日産リーフ価格、電費、スペック等

■日産リーフ価格(消費税8%税込)
G 3,679,560円
G エアロスタイル 3,927,960円

X 3,292,920円
X エアロスタイル 3,595,320円

S 2,872,800円
S エアロスタイル 3,175,200円

代表グレード 日産 リーフ G
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4445x1770x1550mm
車両重量[kg] 1460kg
総電力量[kWh] 24kWh
最高出力[kw/rpm] 80kW/3008-10000rpm
最大トルク[N・m/rpm] 254N・m/0-3008rpm
JC08モード交流電力量消費率[Wh/km] 114Wh/km
JC08モード一充電走行距離 228km
定員[人] 5人
消費税込価格[円] 3,679,560円
発売日 2014/3/28
レポート 編集部
写真 日産

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