スズキ ソリオ新車情報・購入ガイド 英断! コンパクトカーにも、ついにミリ波レーダー式自動ブレーキが標準装備化!【ニュース・トピックス:スズキ】

CORISM / 2014年8月16日 15時45分

スズキ ソリオ

遅れていた安全装備だったが、ミリ波レーダー方式の自動ブレーキ採用で、イッキにクラストップレベルの安全性能をもつモデルになった

 スズキ は、コンパクトカー「ソリオ」 シリーズに、レーダーブレーキサポートIIやESPなどの安全装備を標準装備し発売を開始した。

 スズキ ソリオは、2010年12月にデビュー。1.2Lエンジンを搭載したハイト系 ワゴン で室内スペースを重視したモデル。使い勝手も重要視されたことから、ソリオはコンパクトカーでは珍しく両側スライドをもっている。この両側スライドドアは、若年層だけでなく、ファミリー層やシルバー層にも利便性が高いのが特徴だ。

 急速に進む低燃費化に合わせ、ソリオはデビュー後に何度も改良が行われ低燃費化されていった。アイドリングストップ機能の装着や、デュアルジェット エンジンとエネチャージを搭載した機種も設定された。

 ただし、スズキは安全装備に関して、価格が上昇することを嫌いなかなか標準装備化することがなかった。しかし、ダイハツムーヴ で追突被害軽減自動ブレーキを装着したことをきっかけに、スズキも遅れてワゴンR に追突被害軽減自動ブレーキをダイハツより安く装備できるようにした。

 軽自動車では、すでに当たり前になった追突被害軽減自動ブレーキなどの安全装備だが、スズキのコンパクトカーに目を向けると、他社に比べ標準装備化が遅れている状況は明確だった。横滑り防止装置(ESP)は、現在、法律で標準装備化していなと販売できない。ソリオは、その法制化前に投入されたモデルだったが、現在の法制化に合わせてESPを標準することはなかったのだ。

 しかし、さすがに他社のコンパクトカーが追突被害軽減自動ブレーキが装備され、横滑り防止装置が標準装備されている中では、競争力が劣っていたのは事実だろう。とくに、ソリオのように背の高いクルマは重心高も高くなり、もしもの時に横転の可能性もアップするだけに、横滑り防止装置の装備は必須ともいえるものだ。

 そこで、今回の改良では横滑り防止装置は、全車標準装備化となった。日産ノート などは、未だ横滑り防止装置は全車標準装備でないことを考えれば、やや遅かったもののスズキの横滑り防止装置標準装備化は高く評価できるものとなっている。

 これで終わらなかったのが、スズキの商品企画の素晴らしいところだ。今回はエントリーグレードを除く「X」、「S」、「特別仕様車BLACK&WHITEII」、「BANDIT」の各機種に、衝突の回避や衝突時の被害軽減を図るレーダーブレーキサポートII(前方衝突警報機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能)、エマージェンシーストップシグナル、ESPといった安全装備に加え、クルーズコントロールシステムを標準装備した。

 スズキのレーダーブレーキサポートIIは、追突被害軽減自動ブレーキの一種。ワゴンRのレーダーブレーキサポートなどが、赤外線を使ったものに対してミリ波を使っているところが違う。赤外線は大雨などの悪天候や夜間などでは、機能しないことがあるのだが、ミリ波は悪天候や夜間でも前方の車両を検知するだけではなく、検知可能距離が長いのが特徴。

 端的にいえば、赤外線に比べると高性能ということになる。高級車などの多くは、ミリ波レーダーを使うモデルが多い。そういった、高級車にも使われる高性能のミリ波レーダーをいち早くコンパクトカーに標準装備化したことで、スズキの安全装備はライバルに対して頭ひとつイッキにリードしたことになる。これは、英断と言え高く評価できる。

 スズキ ソリオの価格は、こうした装備により若干上昇したものの、高い安全性能とクルーズコントロールなどの利便性が増したことを考えれば、十分に納得のいく範囲といえる。

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