ミニ クロスオーバー(MINI CROSSOVER)新車情報・購入ガイド クリーンディーゼル車を選べ!? そんなメッセージが隠された価格戦略とは?【ニュース・トピックス:ミニ】

CORISM / 2014年9月26日 11時55分

ミニ クロスオーバー(MINI CROSSOVER)

270Nmと305Nmという出力違いの2.0Lクリーンディーゼル車を用意

 BMW は、個性派コンパクトカー であるミニ の派生車のひとつ4ドアSUV モデル ミニ クロスオーバー (MINI Crossover)をマイナーチェンジし発売を開始した。

 ミニ クロスオーバーは、2011年1月に日本デビュー。ミニ ファミリーで唯一の5人乗り4ドアモデルであり、初の4輪駆動を採用している。ボディサイズもミニと比べると、完全にひと回り大きく、クロスオーバー車ということもあり、シートポジションも高く、乗りやすいというのも特徴。それでいて、ミニらしい楽しい走りももっている。ミニでは、実用性の面で購入を見送っていた顧客にも受け入れられやすい。

 また、4WD 機能もあることから、降雪地域のファンにも実用面でメリットを提示。そうしたこともり、アウトドア嗜好のミニファンに支持されている。

 今回のマイナーチェンジでは、ミニ ペースマンと同様にクリーンディーゼルエンジン 搭載モデルが追加された。ペースマンは、1種類のクリーンディーゼルエンジンだったのに対して、ミニ クロスオーバーには、スペックの異なる2タイプのクリーンディーゼルエンジンが用意された。

 2タイプとも2.0L直列4気筒のクリーンディーゼルエンジンで、コモンレール・ダイレクト・インジェクション・システム、可変ジオメトリーターボチャージャー等の採用により、優れたレスポンスと低回転からの強力なトルク、低燃費が特徴だ。

 ミニ クロスオーバーのように、車両重量が重いモデルと低速トルクが大きいクリーンディーゼルエンジンとの相性は良い。ミニ クーパーD クロスオーバーは、最高出力112PS、最大トルク270Nmを発揮。この最大トルクは、自然吸気ガソリンエンジン2.7Lクラスの相当する。また、クリーンディーゼルエンジンは低燃費化が期待でき、クーパーD クロスオーバーの燃費は16.3km/Lを達成。これは、ガソリンエンジン搭載モデルであるミニ クーパー クロスオーバーに比べ、約16%も燃費が優れている。このクリーンディーゼルエンジンは、FF車の他に電子制御式4輪駆動システムALL4を搭載したミニ クーパーD クロスオーバーにも搭載されている。

 さらに、よりパワフルになったクリーンディーゼルエンジンを搭載したミニ クーパーSD クロスオーバーは、最高出力143PS、最大トルク305Nmを発生。このモデルの最大トルクは、自然吸気ガソリンエンジン3.0L車並みとなる。出力を絞ったクーパーDより燃費がよく、16.6km/Lを達成。このクーパーSDには、4WDシステムであるALL4は用意されていない。このクーパーSDは、従来モデルのガソリンエンジン搭載車であるクーパーS クロスオーバーに比べ、約19%も燃料消費率が優れている。

 2つのクリーンディーゼルエンジンとも、DPF(粒子状物質除去フィルター)、NOX吸蔵還元触媒等を採用することでポスト新長期規制をクリア。その結果、取得税および重量税は免税、自動車税については75%減税が適用されるというメリットがある。最大トルクも大きく、燃費が良い上に、税金負担も軽くなるなど、クリーンディーゼルエンジンのメリットを最大限に発揮しているモデルと言える。

 デザイン面では、フロントフェイスの丸型ヘッドライト、6角形のラジエーターグリルといったミニ固有のデザイン・アイコンを継承。今回は、ラジエーター・グリルのデザインを刷新しワン/クーパー/クーパーSとグレード別に、それぞれのキャラクターの違いを表現しながら、オフロードモデルらしく精悍なデザインとした。

 新装備としてLEDフロントフォグランプを採用。4輪駆動モデルは、フロント、リア、サイドにアンダーガードをイメージしたフィニッシャーを装着し、より力強く洗練されたスタイリングとなっている。このフィニッシャーは、FFモデルにも選択可能。2つの新たなデザインオプションChrome Design(クローム・デザイン)パッケージ、および、Black Design(ブラック・デザイン)パッケージに含まれている。

 さらにBlack Designパッケージは、MINIの特徴的なヘッドライト及びリア・コンビネーション・ライトのフレームやサイド・スカットル、ルーフ・レールがハイグロス・ブラック仕上げとなり、オフロードのスタイリングとスポーティで洗練されたデザインを演出する。

 インテリアは、伝統の丸型をモチーフとしたデザインを基調とし、センターメーターの文字盤を白から黒系のアンスラサイトに変更することにより、インテリアの雰囲気を引き締めている。また、インテリア・サーフェスの範囲を拡大させ、インストルメント・パネルにもフィニッシャーを装備する事により、上質な室内空間を表現している。

軽油とハイオクガソリンの価格差は30円/L以上! 距離を走る人ほど、ガソリン車よりお得になっていくクリーンディーゼル車の価格設定!

 ミニ クロスオーバーの選び方は、4WD機能を必要とするとクーパーD ALL4しかない。362万円と少々高価ではあるものの、地方の降雪地域に住む顧客にとっては、燃料費が安いクリーンディーゼルエンジン車なのでピッタリな1台となるだろう。

 予算で選ぶと275万円で6MTのワンがエントリグレードとなる。装備もシンプルで、出力もやや非力なので、6MTならなんとかというところ。シンプルに乗りたいのなら、このグレードもよい。微妙なグレードとなるのが、クーパーだ。クーパーの価格は321万円。クリーンディーゼルエンジンを搭載したクーパーDが341万円と20万円差。一般的に、ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに対して30~40万円高価になるのが相場だ。

 この価格差は、かなり戦略的な価格といえる。それでも20万円もあると思うかもしれないが、クーパーDは、取得税および重量税は免税、自動車税については75%減税というメリットがある。さらに、燃費の軽油は、ハイオクガソリンに比べ30円/L以上安い。実際に購入するときに、税制メリット分があり、さらにランニングコストである燃料費が加算されると、この20万円という価格差はほとんどないと思っていいいだろう。走れば走るほど、ディーゼルエンジンを搭載したクーパーDはお得度を増してくる。ガソリン車は、MT以外減税メリットも無いので、こうなってくるとディーゼルを買え! というような価格設定といえるだろう。

 だからといって、ガソリンのクーパーSがダメということではなく、トルクでは下回るがパワーは上。走りのフィーリングも違うので、しっかりと乗り比べて決めてもいいだろう。

 よりパワフルなクリーンディーゼルエンジンを搭載したクーパーSDだが、価格は387万円と少々高価になる。クーパーSとの差は、46万円となる。クリーンディーゼルの大トルク感を満喫したいなら、このモデルでもよいが高価な印象が強い。

 クロスオーバーモデルなのに、218psを誇り、最高速度は220㎞/hをこえるという最もスパルタンモデルのジョン・クーパー・ワークス(JCW)は、一段と高価で6AT車が477万円となっている。このモデルは、実用性・経済性云々を語るクルマではなく、特別な想いを持って選ぶクルマだろう。

ミニ クロスオーバー価格

・MINI One Crossover 1.6L直列4気筒ガソリン・エンジン 6速MT ¥2,750,000 6速AT ¥2,880,000
・MINI Cooper Crossover 1.6L直列4気筒ガソリン・エンジン 6速MT ¥3,080,000 6速AT ¥3,210,000
・MINI Cooper D Crossover 2.0L直列4気筒ターボ・ディーゼル・エンジン 6速AT ¥3,410,000
・MINI Cooper D Crossover ALL4 2.0L直列4気筒ターボ・ディーゼル・エンジン 6速AT ¥3,620,000
・MINI Cooper SD Crossover 2.0L直列4気筒ターボ・ディーゼル・エンジン 6速AT ¥3,870,000
・MINI John Cooper Works Crossover 1.6L直列4気筒ターボ・ガソリン・エンジン 6速MT ¥4,600,000 6速AT ¥4,770,000

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