日産ラティオ新車情報・購入ガイド マイナーチェンジで、よりスタイリッシュになり装備充実だが価格は高め【ニュース・トピックス:日産】

CORISM / 2014年11月10日 11時3分

日産ラティオ

売れないコンパクトセダンだが、戦略的に重要なモデルが日産ラティオ

 日産 は、コンパクト セダン であるラティオをマイナーチェンジし発売を開始した。

 日産ラティオ は、2012年10月に日本デビュー。日本仕様のラティオは、ティーダ ラティオの後継モデルとしての位置付け。だが、実際のラティオは、アメリカや中国、タイ、インド、ブラジルなどといった主要マーケットに投入されているグローバルセダン。世界150カ国以上で販売されている。

 日産ラティオは、プラットフォームをマーチ と共用。搭載されるエンジンは、日本仕様は1.2Lエンジンが選択された。そして、こうしたコンパクトカーは、グローバルでの価格競争力が必要。そんな理由から、当時、超円高だったこともあり、タイで生産されマーチと同様に日本へ輸出されている。

 日産ラティオは、ほとんどCMなどの宣伝が行われていない珍しいクルマ。端的に言ってしまえば、莫大なコストをかけCMを流したところで、それほど売れないという判断があるからだ。日産だけでなく、あのトヨタ でさえ、カローラセダン のCMなどを見ることはほとんどない。まぁ、それほど売れないクラスということになる。

 ただし、日産にとってラティオは重要な戦略的車種のひとつ。売れないカテゴリーとはいえ、ティーダラティオやサニー で地道に売ってきた顧客いる。今まで日産は、売れない車種をどんどん減らし、日本専用車といえるクルマはほとんど残っていない。つまり、効率重視の車種ラインアップを図ってきた。この選択は正しく、赤字だった日産はイッキに回復する。とはいえ、日本マーケットの需要は右肩下がり。安定して販売台数を維持するためには、ラインアップから姿を消したクルマに乗る顧客が他社に逃げないようにする受け皿となる車種が必要なのだ。

 そのため、日産はグローバルで売られているセダンを日本仕様に手直しし導入している。とくに、ラティオのような車種は、一定数の法人需要に支えられている。日産関連企業や取引企業の営業車だけでもばかにならない数だし、シーマフーガ に乗る中小企業の経営者が会社で使う営業車として導入もできる。もし、ラティオというクルマが無ければ、こうした需要に対応できないということにつながり、他社に取られるだけでなく、いずれ中小の経営者層が乗る日産の高級車まで、他社に取られる可能性も出てくるのだ。

 それほど売れなくても、あると無いとでは大きな違いとなる日産ラティオ。今回のマイナーチェンジでは、デザインの一部変更、車体色、グレード体系、装備の見直しを行った。エクステリアではフロントバンパー、フロントグリル、ヘッドランプ、フード、リヤバンパーの形状を変更。あまり変わり映えしないのだが、エアロパーツっぽいバンパー形状になったことで、スポーティな印象が強くなった。

 インテリアではステアリング、センタークラスター、助手席側のインストルメントパネルの形状変更。さらに、シートクロスも変更し、全体の質感を向上させた。最上級グレードの「G」にはセ、ンタークラスターフィニッシャーとエアコンパネルを深みのあるピアノブラックで仕上げ、上質感を高めた。車体色は、これまでより1色多い全7色を用意した。

 グレード体系も変更された。エントリーグレードの「B」を「S」グレードと統合。「X」・「G」とあわせて3グレード体系となった。

 装備面では、横滑り防止装置であるVDC を全車標準装備した。これは、ようやく法規制対応したもの。これまで「X」にはオプション設定となっていた後席ヘッドレスト&リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)を標準装備に変更した。後席のヘッドレストやVDCの標準装備化は、当たり前のことで今更誇るべきものではなく、これで標準的なクルマになったと考えるべきだ。快適装備では、紫外線を99%カットするUVカットグリーンガラスを、これまでのフロントガラスに加え、フロントドアガラスにも採用した。

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