横浜・赤レンガ倉庫にポルシェ乗りたちが集う!「エキサイティング ポルシェ ミーティング」をレポート 大盛況のイベント会場で見かけたチョット気になるモノ(その2)【特集・コラム:イベント・モーターショー】
CORISM / 2014年11月29日 11時22分
ポルシェのオフ会にマツダRX-7が展示されていたワケ。レツェプトとは一体・・・?
11月9日(日)に横浜・みなとみらいの赤レンガ倉庫で行われたポルシェ・オーナー達による大規模なオフ会。“その2”では、その会場で見かけたクルマに関係あるモノとないモノをご紹介します。
まずはクルマに関係あるモノから。当日、ポルシェ ・オンリーのはずの会場で、なぜかどハデなカラーリングのマツダRX-7 が1台・・・。「ポルシェと何か関係があるのかなー?」と眺めていると、「アウェー感アリアリでしょ?」と声を掛けられました。
声の主は「プロスタッフ アールマジック(R Magic)」というショップを経営する大原さん。聞けば相模原市にお店を構え、ロータリーエンジン車のチューニングを得意とする会社だそうです。「今日は『レツェプト(Rezept)』という商品の紹介にやって来ました。」とのこと。
「ポルシェとはどんな関係が・・・?」と意地の悪い質問をすると、「クルマを大事にしつつ、ハードに使いたい人にピッタリのエンジン添加剤なんです!」ときっぱり。エンジンのバルブに付着したカーボンやインジェクターに堆積した物を洗浄する効果があり、「長年使用している車ほど有効なので、少し古くなってきたポルシェなどにおススメ」だそうです。もちろん、ポルシェ以外の車種にも使えます。新車の頃と比べてパワーが落ちてきたとか、燃費が悪くなってきたなど、そんな時にも試してみると良いかもしれません。
この『レツェプト(Rezept)』、アメリカのオイルメーカーで、モータースポーツ用のガソリンも作っている「SUNOCO」社がレースの技術を活かして開発した添加剤で、洗浄効果の他、ガソリンのオクタン価も引き上げるのでノッキング予防効果もあり、サーキット走行時には特に効果大とのこと。
ガソリン30~40L毎に『レツェプト(Rezept)』を1本(200cc)の割合で注入すればOKで、60ccまで計れる計量カップも付属しています。普段使いであれば、その比率で4本を使い切るまで続けて添加し、その後は1万km走行毎に4本使用、を繰り返すのが推奨の使用法とのことでした。
お値段は1本2,000円(税別)で販売中。アールマジックさんの通販サイトや一部のオートバックスで取り扱っているとのことですので、気になる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ゲルマンの祭りにハワイから殴り込み!?「戦けん玉(KENDAMA)」とは一体・・・?
次はクルマに関係ないモノを1つ。ポルシェ乗りが集うオフ会、やはりなんとなく会場にはゲルマンの香りがただよっている感じがしたのですが、会場の一画だけなぜか少し雰囲気が違う!まるでウエストコーストからの風が爽やかに吹いてきているような・・・。
近寄っていくと、小さいお子さんやTシャツを着た若い人たちがたくさん集まってワイワイ何かやっています。「何だろう?」とブースをのぞくと、こちらを睨むスパイダーマンが・・・。ギョッとしてよく見ると、それはけん玉だったのでした。
「アメリカンなけん玉!?」と驚いていると、「KENDAMA(けん玉)は今、アメリカやオランダでとっても進化しているんです!」とまたもや声を掛けられました。声の主は「戦(SEN) KENDAMA JAPAN」の前田さん。「でっ、でも、けん玉って日本の昔ながらの・・・」と口をパクパクしていると、「元々イギリスの宮廷が発祥の遊びなんですよ。」と無知を打ちのめされました。
「KENDAMAは今や、ワールドカップ選手権が開かれるほど世界中で盛り上がっているんです。日本だけ遅れているんです。」とのこと。けん玉は全くできない私がくやしまぎれに「盛り上がっているって、なぜ!?」と聞くと、「欧米でクールな遊びとして認知され、ファッションアイテムとしても注目を集めているのです。」とのことでした。
ミュージックに合わせてプレイするのがクール!ファッションアイテムとしてもグッド!
お話を聞くと、アメリカのスノーボードやBMXのプロが大会のために来日した際にけん玉を見て、クールな遊びと感じて持ち帰ったのが始まりとか。
彼らがプレイしている姿が紹介されてだんだん広まり、さらに音楽に合わせてけん玉をプレイするともっとクールということで盛り上がり、さらにミュージックシーンに合わせてけん玉もカラフルにペイントされることでファッションアイテムとしてもブレイクした、ということのようです。
そのため、今ではアメリカにけん玉メーカーが誕生しファッション性の高い「KENDAMA」を商品化しているとのこと。ハワイにある「戦(SEN) KENDAMA」では取っ手(ハンドル)も玉もマーブル模様にペイントされたものやブラックハンドルのもの、玉だけペイントされたものなどさまざまな種類のKENDAMAを扱っており、それがこの度日本でも販売されるようになったとのことでした。
その後、会場の特設ステージで歌手のAILLさんの歌とパフォーマーの方のプレイのコラボが披露されましたが、見ていると確かにクール!リズムに合わせて大技小技を繰り出す姿は歌とピッタリ合ったダンスを見ているよう。ヒップポップの音楽なんかだと特によく合うんじゃないかと思いました。
この「戦(SEN) KENDAMA」全て手作りで、同じマーブルでも微妙に色合いとかが違い一つとして同じものはないとのこと。ファッションの感度の高い方やけん玉が少しでもできる方はぜひ、自分だけの「KENDAMA」を手に入れてみてはいかがでしょうか。
レポート:堂島昭
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