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バンコク国際モーターショー 【タイの三菱車を試乗評価!】【特集・コラム:イベント・モーターショー】

CORISM / 2015年5月11日 5時4分

三菱バンコクショー

バンコクショーは、見るだけでなく乗って買えるモーターショー

 バンコク国際モーターショーでは、展示会場に隣接して特設の試乗会場も設けられている。来場者は、ここで試乗して確認した上で購入するようなシステムとされている。

 試乗コースは大きな駐車場を使った限定的なものながら、パイロンスラロームやダブルレーンチェンジ、フルブレーキングなどの設定がある。かなりハードなドライビングを試せる設定になっている。今回は現地で市販されている三菱車に試乗した。

三菱トライトン試乗評価

 昨年発売されたトライトンには、ダブルキャブとメガキャブ、2WDと4WD、2400ccと2500ccのディーゼルターボという具合にさまざまな仕様に試乗した。

 4WD車は両方とも新開発の直列4気筒2400ccの直噴ディーゼルターボを搭載したモデルで、三菱がタイで販売するモデルとしては初のクリーンディーゼルになる。

 排気量はやや小さくなったが、動力性能はむしろ向上しているほか、静粛性が大きく向上ししていた。直噴ディーゼルでありながら、ディーゼルらしさを感じさせない静かな走りが可能だ。また吹き上がりもスムーズで、いかにも新世代エンジンという印象だった。

 メガキャブの2WD車は、従来からの2500ccのディーゼルエンジンを搭載していた。乗り比べると明らかにひと世代前のエンジンという印象である。日本でもデリカD:5に2500ccのクリーンディーゼルが搭載されているが、いずれ2400ccの新世代エンジンに切り替えられるのだろう。現時点では、まだ日本のポスト新長期規制に対応できていないということだが、そう遠くない時期に対応できるはずだ。

三菱アトラージュ試乗評価

 昨年発売されたミラージュセダンのアトラージュは、乗り心地を重視して柔らかめの設定がなされた足回りが印象的。ずいぶん柔らかい足回りである割には、パイロンスラロームやダブルレーンチェンジでも破綻を見せるようなことはないが、ロールなどはかなり大きめに出る。
 昨年試乗したミラージュに比べると、エンジンの排気量が1200ccになってトルクの余裕があ増しているほか、副変速機付きのCVTと組み合わされて滑らかな走りを実現する。SUV足回りも熟成が進んで操縦安定性が向上しているように感じられた。これはセダンボディで重量配分が改善したことも貢献しているのだろう。

三菱パジェロスポーツ試乗評価

 パジェロスポーツは、日本では販売されていないが、タイでは以前らから継続して販売されているモデル。いかにも上級のSUVらしい余裕の走りを実現する。搭載エンジンは従来からの2500ccのディーゼルターボだが、178psのパワーは余裕十分といえる実力だった。

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