ホンダオデッセイ新車情報・購入ガイドオデッセイハイブリッド発売前に、上級装備充実でお買い得な特別仕様車「アブソルートアドバンス」デビュー！【ニュース・トピックス:ホンダ】

CORISM / 2015年10月5日 11時30分

上級装備がてんこ盛り！　お買い得感タップリな特別仕様車オデッセイアブソルートアドバンス

　ホンダは、人気上級ミニバンであるオデッセイに特別仕様車「オデッセイアブソルートEXアドバンス/アブソルートアドバンス」を設定し発売を開始した。

　ホンダオデッセイは、2013年11月に発売を開始。ロールーフでヒンジドアのミニバンだったオデッセイは、背高でスライドドアのミニバンへと大きくその姿を変えて登場した。そのため、それまで売られていたエリシオンが姿を消している。言い換えれば、エリシオンのフルモデルチェンジ版がオデッセイとして名を替え、従来のロールーフミニバンが消滅したということにもなる。エンジンは2.4Lのガソリンエンジンのみで、パワフルな直噴エンジンもあり2タイプの2.4Lガソリンエンジンが用意されている。

　オデッセイは、従来のエリシオンと同様に超低床プラットフォームを採用した。低床フロアとすることで、重心高を下げ爽快で安定感のある走りを目指した。そのため、アブソルートだと全高が1,685㎜と低い。しかし、マーケットで支持されるのはトヨタのアルファード /ヴェルファイアのように全高が1,895㎜もある背高のミニバンだ。このクラスは大きく見えるということが重要視されるため、オデッセイも思うように販売台数が伸ばせないのが実情だ。もちろん、フィットハイブリッドなどリコールが続き、ブランドイメージが悪くなったことも影響しているだろう。デビュー直後は、5,000台/月以上売っていたオデッセイだが、現在では1,000台/月を割るような月もあるくらいに販売台数は落ち込んでいる。対して、アルファード/ヴェルファイアは、2台合わせて1万台/月を売る月もあるくらい人気だ。

　また、発売直後には、ホンダはアコードハイブリッドのハイブリッドシステムを搭載した新型オデッセイハイブリッドの存在を示唆していた。発売は1年後と噂されていたが、リコール問題があったこともあり、オデッセイハイブリッド発売の噂は立ち消えていた。ところが、このオデッセイハイブリッドがどうやら、東京モーターショーで公開されるようだ。オデッセイハイブリッドの燃費や価格は未だ不明だが、早ければ年内に発売されるだろう。

　東京モーターショーで確実に話題となるオデッセイハイブリッドの登場で、当然、ガソリン車のオデッセイも注目されるようになる。それを見越して、お買い得な特別仕様車「アブソルートEXアドバンス」を追加し、多くのミニバン購入層を価格面で刈り取りに出る作戦のようだ。

　今回投入されたアブソルートアドバンスは、アブソルートのみの設定。これは、オデッセイのデビューから1ヶ月の受注状況が、なんと約9割がアブソルートであることが理由だろう。現在でも人気の中心はアブソルートということになる。

●主な特別装備の内容
1.オデッセイ特別仕様車 ABSOLUTE・Advance
(ABSOLUTEの装備に加えて)
・マルチビューカメラシステム
・Hondaスマートパーキングアシストシステム
・Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器
・IRカット<遮熱>ガラス(フロントウインドウ&フロントドア)+スーパーUVカットガラス(フロントドア)
・専用エクステリア(ベルリナ・ブラック大開口フロントグリル&フォグライトリング、17インチアルミホイール)※1
・専用インテリア(コンビシート<プライムスムース×ファブリック>、バイオレット照明メーター)※1
・Cパッケージ※2
・運転席8ウェイパワーシート
(ABSOLUTE FF/8人乗りには、さらに以下の装備を追加※3)
・Honda SENSING
・1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム
・マルチインフォメーション・ディスプレイ
※1ABSOLUTE・20th Anniversaryに採用していたデザインと同じ
※2右側パワースライドドア/LEDルームランプ/コンフォートビューパッケージ/LEDアウターウエルカムライト
※3ABSOLUTE FF/7人乗りとABSOLUTE 4WDは標準装備

2.オデッセイ特別仕様車 ABSOLUTE・EX Advance
(ABSOLUTE・EXの装備に加えて)
・マルチビューカメラシステム
・Hondaスマートパーキングアシストシステム
・Honda インターナビ+リンクアップフリー+ETC車載器
・後退出庫サポート
・リアエンターテインメントシステム(9インチワイドディスプレイ<格納式>、間接照明、ワイヤレスリモコン)
・IRカット<遮熱>ガラス(フロントウインドウ&フロントドア)+スーパーUVカットガラス(フロントドア)

　この特別仕様車の価格は、アブソルートアドバンス7人乗りFFが3,476,400円。アブソルートEXアドバンス7人乗りFFが3,690,000円となっている。ベースとなっているアブソルートEX7人乗りFFの価格が3,582,000円。価格差は108,000円となっている。これで、ナビやETCが付くだけでもお買い得感があるのに、リアエンターテインメントシステムなども装備される。プラスされた装備類の価格は、ざくっりだが30～40万円。それが、プラス10万円程度で手に入ることになる。これは、なかなかお買い得と言える。

　トヨタのノア /ヴォクシーハイブリッドをフルオプション状態にすると、370万円くらにはなってしまうので、そう考えると同等の金額でひとクラス上のオデッセイアブソルートの最上級グレードが手に入るというのもだ。ノア/ヴォクシーハイブリッドは、このクラス唯一のハイブリッドということで、値引きは少な目。不振のオデッセイは、一定の値引きに応じるはずなので、さらにお買い得感が出てくる。気を付けなくてはならないのは「アブソルートアドバンスは、最初からお買い得な設定なので値引きできません」というセンスのない営業トーク。こうした営業トークを言わせないためにも、アブソルートアドバンスの商談を始める前に、ノア/ヴォクシーハイブリッドや日産エルグランド、アルファード/ヴェルファイアなどの見積りを先に取っておき競合させることが重要だ。