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トヨタ キカイ(KIKAI)新車情報・購入ガイド 東京モーターショー出展車 古いのに新しい? 1.5Lハイブリッドをミッドに搭載し後方排気!?【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2015年11月2日 11時30分

トヨタ キカイ(KIKAI)

クルマに興味が無くても、クルマの機能が視覚的に分かるコンセプトカー!

 トヨタ は、東京モーターショー でコンセプトカー「トヨタ キカイ(KIKAI)」 を世界初公開する。

 トヨタ キカイは、従来のクルマの常識にとらわれない、新たな魅力を提案するコンセプトカーとしてデビューした。

 トヨタ キカイのデザインは、むき出しのメカの表現。かなりユニークなモデルだ。ボディに隠された機械そのものの魅力を前面に出す造形は、まさに革新的。機械がもつカタチには意味がある。そのシンプルなカタチや機能をダイレクトに表現することで、今までにない美しさをアピールする。トヨタは「人とクルマ(機械)の関係再構築」を目指したという。

 例えば、運転席の足元にある小窓。このクルマの最も特徴的な構造で、タイヤやサスペンションの動き、流れる路面の速度感も感じられものだ。また、フロントガラス越しには、アッパーアームの動きも視認可能。何気ない日常の走行の中で「走る」「曲がる」「止まる」を支える機械を、五感でダイレクトに感じる新たな運転感覚をもつ。ある意味、クルマがどうやって走っているのかを視覚的に理解できる。

 また、ボディの外板という概念がほとんどない。そのため、エンジンやサスなどが外から丸見え。4輪バギーにドアとルーフを取り付けたイメージだ。ボディに隠された機械そのものの魅力を前面に出し、機能そのものをダイレクトに表現。燃料タンクやリザーブタンク、排気管など細部までこだわった造形に加え、アナログ的なメーターやスイッチで味わいのある機械との対話を実現したという。

 車両のレイアウトもユニークだ。クルマの中心にドライバーを配置するセンタードライバー席の採用で、より直感的に車両感覚の把握が可能。オフセット配置の3座レイアウトがもたらす乗員間の程よい距離感は、心地よい車内コミュニケーション空間を創出。ルーフまで広がる開放的なサイドウインドウは、街や自然の中を走る楽しさを提供している。駆動方式は、リヤドライブ。ミッドシップレイアウトで後方排気に見える。こんなアナログ的なデザインが採用されていながら、搭載されているパワーユニットは1.5Lのハイブリッドと先進的。このギャップも面白いし、どんな走りなのか乗ってみたい素直に感じる。

 トヨタ キカイは、メカ感タップリでクルマ好きにアピールしているようにも見える。しかし、実はクルマに興味の無い層にアピールしたコンセプトカー。デジタル時代にあえてアナログ感タップリのデザインを施し、ライフステージの提案ではなく独自の世界観に共感してもらえるような提案だ。

<トヨタ キカイ(KIKAI)スペック>
全長3,400×全幅1,800×全高1,550㎜、ホイールベース:2,450㎜、乗車定員:3名

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