三菱コンセプトeX新車情報・購入ガイド 東京モーターショー出展車 ツインモーター4WDを搭載し、航続距離は400㎞! 【ニュース・トピックス:三菱】
CORISM / 2015年11月3日 11時30分
ただのEVではない! AR(拡張現実)を使い、近未来のEVをアピール
三菱 は、東京モーターショー で「Driving Beyond SUVと電気の力で、一歩先へ。」をテーマに、次世代EVシステムを採用したコンパクト SUV のコンセプトカー「三菱コンセプトeX」 を世界初公開する。
三菱コンセプトeXは、三菱ならではの電動化技術と4輪制御技術をはじめ、コネクティッドカー技術と予防安全技術を組み合わせた自動運転技術などを採用。三菱自動車が提案する電気自動車のコンパクトSUVだ。
デザインは、コンパクトSUVにシューティングブレークのもつ上質さとクーペスタイルを融合させたスタイリッシュなものとなっている。フロントはデザインは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を取り入れ、インテリアを含め今後の三菱デザインの方向性を示唆している。
フロントフェイスのデザインは、なんだかトヨタ ミライ に似ているような気もするが、かなりアグレッシブな雰囲気にまとめている。また、従来の「人とクルマを守る機能」の視覚化に加え、歩行者からの視認性を高めるためにデイタイム・ランニング・ランプとウインカーを上部に、対向車や歩行者の防眩のためにヘッドライトをバンパーにレイアウトするなど、より機能的なデザインを追求。人や障害物などと接触の可能性がある前後左右の下部には、ラバーコーティングを施して安全性を視覚的に表現した。
室内へのアクセスは、センターピラーレスの大胆な観音開きのドアから。イージーアクセスドアと呼ばれている。ピラーレスは、車内へのアクセスが良くなるとはいえ、車重が重くなるので、ショーカー用というべきだろう。インテリアは、シューティングブレークらしさを表現するため、運転席と助手席でカラーリングを変えて、異なった雰囲気を持たせている。全体としてスポーティでありながら、明るく広々とした上質な室内空間としている。
インパネなど主要部位のフレームをソフトシェルでカバーするだけのシンプルな構造。視覚的なライトウエイト感だけでなく、実際の軽量化も狙っている。また、センターコンソール内には車外で使えるポータブルバッテリーを2機装備。車外でも電気を使うようなアクティブなライフスタイルをサポートする。
近未来感を出すために、フロントウインドシールドにはAR(拡張現実)技術を応用した「ARウインドシールド」、インパネ上部中央には多彩なドライブ情報を表示する「インテリジェントディスプレイ」を搭載。コネクティッドカー技術による情報ネットワークとの連携で、近未来のクルマであることをアピールする。
ARウインドシールドは、前方の視界に情報を表示して並べることで、ドライバーは走行中に起こる様々な道路状況の変化を、視線を大きく動かすことなく視認でき安全性も高い。表示される情報は、ナビゲーションシステムと連動した進路案内や、先進の予防安全技術と連動する「車間警報」「車線逸脱警報」、カメラによる「標識認識」が捉えた固定・変動標識情報などがある。さらに、クルマとクルマ、クルマと道路、クルマと歩行者の間の通信を利用した運転支援技術を活用することで、交差点の死角から迫っている車両や歩行者などの、ドライバーからは見えない情報をガイドや警告として表示する「コーショントラッキング」を装備。最新のIT技術を駆使し、安全運転をサポートしてくれる。
走行性能面では、次世代EVシステムを採用。エネルギー密度を大幅に向上させた次世代のバッテリーを使い、前後の小型・高出力モーターなどを駆動。軽量化も同時に進めることで、航続距離400kmを実現している。最高出力は、前後各70kW、合計140kWの力強く滑らかな、EVならではの加速感を存分に楽しむことができるという。日産リーフ の最大出力が80kWなので、その加速力はかなり強力だと推測できる。
そうした大出力を支えるため、ツインモーター4WDをベースに、フロントはブレーキ制御、リヤは左右のトルク移動を行う機構(AYC)を設けた車両運動統合制御システム「S-AWC」を採用。これにより、後輪の駆動力を自在に制御し、ドライバーの意図に忠実なハンドリングを実現した。
また、こうした高い制御機能を最大限に発揮できるように、ドライブモードの選択を可能としている。一般的なオートモード、未舗装路や降雨時に最適なグラベルモード、雪道など滑りやすい路面に最適なスノーモードの3種類設定し、好みで選ぶことができる。
三菱コンセプトeXは、大容量の駆動用バッテリーを搭載している。この大容量バッテリーから、家への給電も可能。一般家庭の電力消費量の約4日分相当をまかなうことができる。また、アウトドアにおいても「AC100Vコンセント(1500W)」を用いて家庭用電化製品を利用することができる。
今、日本や欧州ではコンパクトSUVが大人気。EVの普及はインフラだけでなく、魅力的なモデルかどうかということも、とても重要。こうしたコンパクトSUVが出ることで、EV マーケットはさらに加速するだろう。今後に期待したい1台だ。
三菱コンセプトeXスペックなど
全長/全幅/全高(mm) 4240 / 1780 / 1575
乗車定員 5名
航続距離(JC08モード)(km) 400
最高出力 前/後 (kW) 70/70
バッテリー総電力量(kWh) 45
駆動用バッテリー リチウムイオン電池
駆動方式 ツインモーター4WD
三菱コンセプトeX画像集
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