スバル レガシィB4/アウトバック新車情報・購入ガイド アイサイトの機能追加など一部改良と、お買い得で魅力的な特別仕様車が2タイプ登場!【ニュース・トピックス:スバル】
CORISM / 2016年9月30日 15時15分
アイサイトに車線維持機能をプラスし、ステアリングヒーターを標準装備化した改良
スバル は、レガシィ アウトバック /B4 に改良を施し、2016年10月3日より発売を開始。また、B4に特別仕様車 「レガシィB4 SporVita(スポルヴィータ)」を設定し300台限定で発売。アウトバックには「レガシィ アウトバックX-ADVANCE(エックスアドバンス)」を設定し、2017年1月9日より発売を開始する。
レガシィシリーズは、2014年10月にフルモデルチェンジした。このモデルからB4 ワゴン が無くなりセダンのB4のみとなり、ワゴンボディはクロスオーバー車のアウトバックのみとなった。搭載されるエンジンも2.5Lの自然吸気のみとなっている。
レガシィは、先代モデルから完全に軸足を北米に向けて開発されている。そのため、現行のレガシィで全幅は1,840㎜となり、日本では少々使いにくいモデルになってしまった。当然、国内での販売台数は激減していく。現在では1,000台/月売るのも厳しい状況だ。このクラスのセダン は、需要が無いとされるが、ほぼ国内専用車としたクラウンはよく売れている。需要がないというより、他国のニーズに合わせたクルマを日本マーケットに無理やり送り込んできた結果ともいえる。日本ではあまり売れていないレガシィシリーズだが、北米をターゲットにしたことでヒットモデルになった。
今回の改良では、アイサイト(ver.3) にレヴォーグ 、WRX S4 に続き車線中央維持機能を新たに搭載。併せて、アクティブレーンキープ機能の作動速度を従来の65km/h以上から60km/h以上に拡大した。アイサイトのステレオカメラが走行車線両側の区画線を認識して、ステアリング操作をアシストしてくれるというものだ。高速道路などでのクルージングに、ドライバーの負担を軽減してくれるのと同時に、車線逸脱抑制機能と合わせ、より安全なドライブが可能となっている。
また、寒冷地ではうれしい機能として、ステアリングヒーターを標準装備化。冬期や寒冷地での快適性を向上させている。ボディカラーには、新色「オークブラウン・パール」をアウトバックに追加した。
この変更により、価格も上昇した。レガシィB4の価格は2,937,600円となり、改良前に比べ約2万円のアップとなった。アイサイトの機能追加とステアリングヒーターが追加されてことを考えると、納得できる範囲の価格アップといえる。
300台限定の特別仕様車「レガシィB4 SporVita(スポルヴィータ)」は、上質なレザーシートを採用
そして、レガシィB4には特別仕様車「レガシィB4 SporVita(スポルヴィータ)」が300台限定で発売が開始された。この特別仕様車は、2015年10月に発表された「WRX S4 SporVita」に続く、イタリアの老舗革製品サプライヤーMALIO LEVI(マリオ・レヴィ)社とのコラボレーション第二弾となる。
ベースグレードは、上級グレードなる「リミテッド」。このグレードをベースに、タンカラーの専用本革シートを採用。ドアトリムやステアリングホイールなど、内装もシートカラーと併せて随所にタンカラーを採用すると共に、シートとドアトリムにはステッチを波型に並べて立体感を出す「カーブキルト」を施すことで、独特の陰影と美しさを表現した。また、インパネやシフトノブにはタンカラーと相性の良いピアノブラック調パネルや金属調パネルを施し、イタリアンレザーの風合いが引き立つ上質な室内空間を実現している。
この高級感あふれるインテリアに合わせ、外観デザインもやや変更されている。高艶ベロアメッキ付ブラックフロントグリル、サテンメッキドアミラー、18インチアルミホイール(ブラックハイラスター塗装)が採用され、より高級感ある仕様となった。
車名のSporVita(スポルヴィータ)とは、イタリア語のSportiva(スポーティな)とVita(人生)を組み合わせもの。スバルのクルマが持つスポーツ性能と、こだわり抜いた上質な室内空間によってドライバーのカーライフをより豊かに彩っていく、という意味が込められているという。
この特別仕様車 B4 SporVitaの価格は3,402,000円。ベースグレードのリミテッドに対して約25万円高となっている。高級レザーが使用されていることや、外観デザインも少し変更されていることなどを考えると、なかなかお買い得な価格ともえいる。シートの側面と背面及びヘッドレストなどには、合成皮革を使用していることもあり、この価格が実現できたのだろう。
レガシィB4は、なかなかゆったりとした総合性能が高いレベルにある。こうした高級感あふれる内装をもつSporVitaなら、アイサイトの効果もあり、より上質なドライブが楽しめそうだ。
【特別装備】
■インテリア
・タンカラー表皮・ステッチ(MARIO LEVI製タン本革シート、コンソールリッド、ドアトリム、シフトブーツ)
・ステアリングヒーター付 本革巻ステアリングホイール(高触感革タン/ブラック)
・ピアノブラック調加飾(パワーウィンドゥスイッチ、ハザードスイッチ、前席センターエアベントグリル、後席シートヒータースイッチ、後席カップホルダー)
・メッキリング付後席エアベントグリル
・メッキリング付後席カップホルダー
■エクステリア
・高艶ベロアメッキ付ブラックフロントグリル
・高艶ベロアメッキ付ピアノブラック調フロントフォグランプカバー
・高艶ベロアメッキリアガーニッシュ
・サテンメッキドアミラー
・18インチアルミホイール(ブラックハイラスター塗装)
【販売計画】
300台限定 (受注期間:2016年9月8日から2016年12月12日まで)
価格アップはわずか1万円ほど! 撥水シート表皮を採用するなどしたお買い得な特別仕様車「レガシィ アウトバックX-ADVANCE」
そして、アウトバックには、スバル初のBOXER(水平対向)エンジン搭載車「スバル1000」の発売から50周年を記念した特別仕様車の第三弾として「レガシィ アウトバックX-ADVANCE(エックスアドバンス)」が設定された。
レガシィ アウトバックX-ADVANCEは「本物の機能性を備えたスタイリッシュなアウトドアギア」をデザインテーマとして開発された特別仕様車。
インテリアは、撥水ファブリックと合成皮革を組み合わせて機能性を高めた専用シートを採用。運転席周りは光輝パーツによる装飾をしないことで、道具の持つ本質的な素材感を大切にしながらも、ステアリングやシフトブーツにイエローグリーンステッチを施すことで洗練された印象を表現。
エクステリアは、アルミホイールのガンメタリック化やルーフレールとドアミラーをブラック化することで、道具としての機能性を表現。サイドクラッディングに付くOUTBACKオーナメントのカラーをイエローグリーンに変え、特別感を演出した。
アウトドアレジャーで使い込まれるようなクルマの場合、もはや撥水や防水という機能は必須ともいえる。さらに、一部に合成皮革を使ったことで、アウトバックの持つ高級グランドツアラーの要素も満たしていて、なかなかよい仕上がりになっている。
この特別仕様車レガシィ アウトバックX-ADVANCEの価格は3,218,400円。ベース車に対して約1万円のアップと価格が抑えられている。これだけの追加装備で、この価格ならなかなかお買い得だ。アウトバックの購入を考えているのならX-ADVANCEをメインに検討してみるといいだろう。
特別仕様車レガシィ アウトバックX-ADVANCEは、スバル自らお買い得な特別仕様車と言っている。こういうモデルは、実際の商談になると「お買い得な特別仕様車なので値引きはできません」というセンスのないトークをする営業マンが多数いる。仮に標準モデルが40万円引きで、特別仕様車が10万円引きとなるのでは、お買い得なのは標準モデルになってしまう。それでは意味がない。特別仕様車とはいえ、標準モデルと同等の値引き額を引き出したい。
まずは、標準車で商談を進め、値引きが限界に達したら、特別仕様車に同じ値引きにしてもらうように交渉するといいだろう。もし、できない、というのであれば、商談そのものを白紙にするくらいのつもりでのぞんだ方がよい。より有利に商談を展開するためには、競合車の見積りを少なくとも2車くらい取っておくといい。フォルクスワーゲン パサートヴァリアント やマツダ アテンザ の新車。アウディA4アバント やBMW3シリーズツーリング などの輸入中古車ワゴンと競合させるのもいいだろう。
【特別装備】
■インテリア (カッコ内は加工・装着箇所)
・イエローグリーンステッチ加工(撥水ファブリック/合成皮革シート、コンソールリッド、本革巻きステアリングホイール、シフトブーツ、レザー調素材巻ドアトリム)
・メタルメッシュ/ブラックパネル(インパネ、ドアトリム)
・ピアノブラック調加飾(ハザードスイッチ、前席センターエアベントグリル)
■エクステリア
・ブラックカラードドアミラー
・サイドクラッディング OUTBACKオーナメント(イエローグリーン化)
・ブラックルーフレール
・17インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)
スバル レガシィB4/アウトバック価格
■スバル レガシィB4/アウトバック価格
・LEGACY OUTBACK 3,207,600円
・LEGACY OUTBACK Limited 3,477,600円
・LEGACY OUTBACK X-ADVANCE 3,218,400円
・LEGACY B4 2,937,600円
・LEGACY B4 Limited 3,153,600円
・LEGACY B4 SporVita 3,402,000円
【関連記事】
- スバルAWD雪上評価レポート! こだわりAWDの実力は?
- スバル レガシィ アウトバック試乗記・評価 ゆったりとした上質な走行性能は、まさに「大人のワゴン」の風格
- レガシィB4試乗記・評価 さらに大型化した6代目レガシィ。居住性・安全性はさらに向上!
- スバル レガシィ新車情報・試乗評価一覧
- マツダ アテンザ新車情報・購入ガイド ハイブリッドを超えた!? 価格、燃費、燃料経済性、安全性、すべてが高いバランスとした大幅改良
- マツダ i-ACTIV AWD試乗記・評価 さり気なく、存在感を消しながら「最適なトラクション性能と走る歓び」を手に入れることができる4WDシステム
- マツダ アテンザ新車情報・試乗評価一覧
- トヨタ カムリ新車情報・試乗評価一覧
- 日産スカイライン長期評価レポート一覧
- トヨタ ミライ新車情報・試乗評価一覧
- トヨタ クラウン新車情報・試乗評価一覧
- フォルクスワーゲン パサート新車情報・試乗評価一覧
- ホンダ アコード新車情報・試乗評価一覧
この記事に関連するニュース
-
500万円超! 最後のスバル「レガシィ アウトバック」に購入希望殺到! 特別すぎる「30th Anniversary」500台限定モデルの“競争率”がスゴかった!
くるまのニュース / 2024年11月19日 15時30分
-
スバルが新型「ステーションワゴン“SUV”」発表! 黒顔&走行性能高めた「ファイナルモデル」! “最上級”の「レガシィアウトバック」“30th A”が販売店でも話題に
くるまのニュース / 2024年11月16日 11時10分
-
スバル「新ステーションワゴン“SUV”」発売! 精悍「黒すぎ仕様」がカッコいい! 集大成の「スペシャル仕様」も存在! 最後の「アウトバック」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月7日 8時10分
-
スバル「レガシィ」国内販売終了へ! 36年の歴史に幕… 「最後のアウトバック」は“歴代オマージュ写真”採用! どんな意味があるのか
くるまのニュース / 2024年10月28日 16時10分
-
「やっぱり売るのやめちゃうのね」スバル『レガシィ』終了にSNSで悲しみの声
レスポンス / 2024年10月28日 12時0分
ランキング
-
1品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
2コンビニ大手3社の「肉まん」「高級豚まん」を実食。この冬に食べるべき“コスパ圧倒的”の肉まんは
日刊SPA! / 2024年11月24日 15時52分
-
3煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
よろず~ニュース / 2024年11月24日 12時10分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5ナッツを食べると認知症予防になるのか…理想は1日30g
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください