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ホンダ ステップワゴンModulo X(モデューロ エックス)新車情報・購入ガイド ミニバンだからこそ、より気持ちいい走りを追求したカスタマイズモデル誕生!【ニュース・トピックス:ホンダ】

CORISM / 2016年11月12日 17時50分

ホンダ ステップワゴンModulo X

独創性のある技術を投入するも苦戦中のステップワゴン

 ホンダ は、専用のカスタマイズパーツを量産過程で装着し、販売するコンプリートカーブランド「Modulo X」の第3弾として「ステップワゴン Modulo X(モデューロ エックス) 」の発売を開始した。

 この新型ホンダ ステップワゴンModulo Xのベースとなるステップワゴンは、2015年4月に登場。現行モデルで5代目となる。ステップワゴンは、このクラスでは唯一、ダウンサイジングされた1.5Lエンジンを搭載。低速域のトルク感は、ライバルの2.0Lを上回るものがある。そして、燃費はライバルと同程度となった。1.5Lターボエンジンを採用したことで、自動車税が年5,000円安くなるのもメリットだ。

 また、こうしたパワーユニットだけでなく、ホンダの独創性を感じさせる装備も用意。ミニバン の多くは、リヤドアが大きく重いため、車両後方にある程度のスペースがないと開けられないなど不便な部分もあった。ステップワゴンは、こうした不便さを解消するために、横開きのドア「わくわくゲート」を開発。狭い場所での荷物の出し入れを容易にした。また、この横開きするドアから3列目シートにもアクセスできるようにするなど、ステップワゴンならではの装備となっている。

 そして、安全装備面ではモデル途中の改良で、一部のエントリグレードを除き、歩行者検知式自動ブレーキである「ホンダ センシング 」を標準装備。高い安全性能を得た。

 しかし、ステップワゴンの販売台数は伸び悩む。2016年1~6月の販売台数は28,699台。ライバルであるヴォクシー が44,377台。モデル末期だったセレナ が35,216台。大幅値引きしていたセレナとはいえ、新型になたばかりのステップワゴンは、セレナに負けてしまった。なんとかノアエスクァイア には勝ったものの、非常に厳しい戦いとなっている。

 苦戦の理由は、価格がやや高めの設定になったこと。そして、クルマに詳しくない顧客層に1.5Lターボの優位性やメリットが伝わっていないことなどがある。また、ステップワゴンには、より迫力を重視したスタイルをもつステップワゴンスパーダ があるが、このデザインが今ひとつ迫力不足という面もある。このクラスのミニバンのデザインは、とにかく顔が大きく威圧感がある迫力が必要。ヴォクシーが好調なのもこうした理由からだ。

G'sやニスモに負けるな! 専用パーツ満載で、より個性的なモデル ステップワゴンModulo Xを投入!

 今回新たに投入されたホンダ ステップワゴンModulo Xは、従来のステップワゴンにはない新たな個性をプラスしたモデルだ。

 ステップワゴンModulo Xは、最近このクラスのミニバンでも流行となっているカスタマイズモデル。トヨタではG's、日産 ではニスモ というモデルと同様だ。後架装されるのではなく、工場内でのライン生産が可能となっていることから、アフターパーツで仕上げるよりもリーズナブルな価格設定となっているのも特徴。カスタマイズ好きや、より個性的なモデルを好む顧客向きのモデルと言える。

 まず、足回りは、路面トレース性能と高い操縦性安定性を追及。サスペンション設定と空力特性のチューニングにより、車体前後のリフトバランスを高めることで4輪の接地性を向上。旋回時の路面トレース性能を徹底して磨き上げた。また、サスペンションのバネレートと減衰力の変更により、路面の凹凸や道路の継ぎ目といった段差でも揺れの収まりが良い乗り心地を追求。専用サスペンションが装着され、車高はSPADA比でマイナス約15mmとなった。また、専用17インチアルミホイールも装着。

 外観デザインも変更された。専用フロントエアロバンパー/専用エンジンアンダーカバー/専用リアロアディフューザー/専用フロントグリル/専用フロントビームライト/専用LEDフォグライト/専用リアエンブレムが装備されている。多くのパーツが見た目だけでなく、機能面でも磨き抜かれたものた。

 大開口グリルの採用やエンジンアンダーカバーの小型化により、車体正面から受ける風をエンジンルームに取り込んで下面に流している。この風を車体下部のフィンで整流。車体下中央に早い空気の流れをつくることで、常用域から高速域までオンザレール感覚を高め、優れた直進安定性を実現した。その結果、乗員に一層の安心感をもたらしている。

 その他、多くの専用インテリアパーツを装着。個性はモデルを好む顧客が十分に満足できる上質でオリジナリティのあるインテリアに仕上げている。

価格設定は、やや高め。ライバル車と乗り比べて選びたい

 この新型ホンダ ステップワゴンModulo Xの価格は、3,665,000円となった。多くの専用パーツがプラスされたことを考えると、割安感があり、カスタマイズ好きの顧客から見れば買い得感がある。

 しかし、トヨタ ヴォクシーG'sの価格が3,119,237円なので、ライバル車と比べると割高な印象となる。G'sはボディ補強まで行われていて、ホイールもステップワゴンModulo Xより1インチ大きい18インチを履く。こうした部分が大きな違いといえる。ただ、ステップワゴンModulo Xには、ヴォクシーG'sには装備されていない9インチプレミアムインターナビやドライブレコーダー、ETC2.0車載器などが標準装備されていること。これらの装備を加味して価格を比べると、価格差はかなり縮まるが、それでもステップワゴンModulo Xの方がやや価格は高めだ。

 各社こうしたチューニングモデルを投入している。こうしたモデルは、各社それぞれ「味」がある。なかなか試乗することができないモデルではあるが、できる限り試乗して好みの「味」をもつ車種を選ぶといいだろう。

 さて、ステップワゴンModulo Xの発売にともない、チューニングカー漫画として人気を博した「よろしくメカドック」とのコラボレーションを実現。読切コミック「よろしくメカドックSTEP WGN Modulo Xの巻」をホームページで公開中だ。この「よろしくメカドック」は1982年から1985年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された、次原隆二氏による作品。

「よろしくメカドック STEP WGN Modulo Xの巻」公開ページのアドレスは http://www.honda.co.jp/STEPWGN/mecha...

ホンダ ステップワゴン Modulo X価格

■ホンダ ステップワゴン Modulo X価格:3,665,000円

ホンダ ステップワゴン Modulo X専用装備

○専用サスペンション(全高:SPADA比でマイナス約15mm)  ○専用17インチアルミホイール
○専用フロントエアロバンパー ○専用エンジンアンダーカバー ○専用リアロアディフューザー

<エクステリア>
○専用フロントグリル ○専用フロントビームライト ○専用LEDフォグライト ○専用リアエンブレム

<インテリア>
○専用ブラック コンビシート(プライムスムース×ソフトウィーブ)(Modulo Xロゴ入り)
○専用本革巻ステアリングホイール(ディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調)
○専用本革巻セレクトレバー(ディンプルレザー)
○専用インパネミドルパッド(ピアノブラック調)
○専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ)(Modulo Xアルミ製エンブレム付)
○9インチプレミアムインターナビ(Gathers)(専用オープニング画面/USBジャック<1ヵ所>)
○ドライブレコーダー(ナビ連動タイプ)
○ETC2.0車載器(ナビ連動タイプ)

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