2016-17 日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー決定! 今年のベスト10は、このクルマ!【ニュース・トピックス:event】
CORISM / 2016年11月15日 12時0分
まさかの輸入車6台に対して、国産車4台!
日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会は、2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤーを決定する第一次選考会を開催。全35台のノミネート車の中から、最終選考会に進む上位10台の「10ベストカー」を選出した。
この10台の中から、2016年12月9日(金)に2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定する。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会は、35のメディアで構成。実行委員からの推薦を受け、実行委員会の承認を受けた自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる59名が選考委員となり、イヤーカーを決定する。
今回の10ベストカーは、輸入車が6台に対して国産車4台となり、輸入車メーカーの勢いを感じさせる結果となった。また、昨年ロードスターで日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマツダは、10ベストカーに選ばれていない。
10ベストカーは下記の通り。順番はエントリーリスト順。
■スバル インプレッサスポーツ/G4
●富士重工業株式会社【 スバル インプレッサスポーツ/G4 】
スバル インプレッサ のポイントは?
この新型インプレッサから、スバルグローバルプラットホーム(SGP)を採用され、走りの質感が大幅にアップ。今のところガソリン車しかないが、ハイブリッド システムの搭載も考えられている。また、このクラスでは、世界トップレベルの高い安全装備を得ている。歩行者検知式のアイサイト が、全車に標準装備化。そして、国産車初となる歩行者エアバッグも標準装備化している。
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■トヨタ プリウス
●トヨタ自動車株式会社【 トヨタ プリウス 】
トヨタ プリウス のポイントは?
4台目プリウスは、トヨタ初となるTNGA(トヨタ ニュー グローバル アーキテクチャー)と呼ばれる新プラットフォームが採用された。コスト削減を行いながら、飛躍的に運動性能を高めているのが特徴。プリウスもかなり低重心化され、高い操縦安定性を誇る。プリウスの要ともいえるハイブリッドシステム「THS-II」も呼び名は同じでも、中身は別物となり大幅進化。エンジンも世界トップクラスの最大熱効率40%を誇り、最も燃費の良いグレードは40.8㎞/Lを誇る。しかし、40.8㎞/Lを達成したEグレードは、広告や販促用のためといえるオトリグレード。実際の量販グレードは37.2㎞/Lとなっている。また、このモデルから、電気式の4WD(E-Four) が設定され、降雪地域の顧客もプリウスを積極的に選べるようになった。
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■ホンダ フリード/フリード+
●本田技研工業株式会社【 ホンダ フリード/フリード+ 】
ホンダ フリード /フリード+ のポイントは?
初代フリードは、コンパクト なボディに7人乗りという高効率パッケージングを実現した。今では人気カテゴリーとなるコンパクトミニバン というカテゴリーのパイオニアだ。2代目となったフリードは、基本コンセプトを踏襲し、ほぼすべての部分で初代フリードを上回る。ハイブリッドシステムが新しくなり、スポーツハイブリッドi-DCDに変更された。その結果、燃費性能は格段に向上。クラストップレベルの27.2㎞/Lを達成した。安全性能面では、ライバルのシエンタ には無い歩行者検知式自動ブレーキである「ホンダ センシング」が用意されている。
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■日産セレナ
●日産自動車株式会社【 ニッサン セレナ 】
日産 セレナ のポイントは?
プラットフォームこそ先代と同じながら、室内スペースや使い勝手は大幅に向上。先代セレナも使い勝手の良いモデルだったので、新型セレナはまさに痒い所に手が届くといった高い完成度を誇る。その1例として上げられるのが、バックドアを上下に2分割して開くデュアルバックドア。後方にスペースが無い場合でも、分割してバックドアが開くので荷物の出し入れに便利だ。そして、セレナの最も大きなアピールポイントといえるのが、自動運転技術を使った運転支援システム「プロパイロット」だ。ストップ&ゴーを繰り返す渋滞時に、前走車追従走行が可能となっている。ドライバーの疲労軽減に大きく貢献する機能だ。
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■BMW M2クーペ
●ビー・エム・ダブリュー株式会社【 BMW M2 クーペ 】
BMW M2クーペ のポイントは?
日本でも扱いやすいコンパクトな2シリーズクーペをベースに、BMWのハイパフォーマンス車を扱うM社が造りだしたM2クーペ。全長わずか4,475mmというサイズのボディに、、3.0L直6ツインターボを搭載。最高出力272kW(370ps)を6,500rpmで発揮。最大トルク465Nm(47.4kg-m)は1,400rpmの低回転から5,560rpmまでの広い回転域で発生。さらに、オーバーブースと機能もあり、一時的に500N(51.0kgm)まで最大トルクが引き上げられる。エンジンだけでなく、ボディや足回りもM専用となっており、2シリーズクーペとはまったくの別物。小さなボディということもあり、クルマとの一体感もあり、FR車の走りを思う存分楽しめるモデルだ。
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■アウディA4シリーズ
●アウディ ジャパン株式会社【 アウディ A4 シリーズ(Sedan/Avant/allroad quattro) 】
アウディ A4シリーズ のポイントは?
アウディA4シリーズは、セダン とワゴン モデルだけでなく、クロスオーバー車であるオールロードクワトロが加わり、選択肢が多い点がポイントだ。よりアクディブにクルマを使ってレジャーを楽しむ人にとって、より自分のライフスタイルに合ったモデルが選べる。残念ながら、エンジンはパワー違いの2.0Lターボのみ。クリーンディーゼル やPHV モデルが投入されれば、より輝きを増す。また、このモデルから歩行者検知式自動ブレーキなどの予防安全装備が大幅に進化した。そして、アウディの魅力の一つであるAWD機能クワトロは、どんな路面状況でも安定した走りを披露する。
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■ジャガー F-PACE
●ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社【 ジャガー F-PACE 】
ジャガー F-PACEのポイントは?
ジャガー初となるSUV がF-PACEだ。世界的なSUV人気の中、着実に車種ラインアップを増やしているジャガーにとって、まさに世界戦略車といえる1台。ジャガーらしいラグジュアリー感あふれるインテリアながら、F-PACEの走りは、なかなかスポーティ。スタイリッシュなデザインは、都市部でも圧倒的な存在感を主張する。また、搭載されるエンジンは、日本マーケットでメリットの大きい2.0Lのクリーンディーゼルエンジンを用意。顧客に対して、燃費や燃料費、税金面で大きなメリットを提示できている。どうしてもガソリン車という顧客に対しては、V6 3.0Lスーパーチャージャーもラインアップ。
■アバルト 124 スパイダー
●FCA ジャパン株式会社【 アバルト 124 スパイダー 】
アバルト 124スパイダーのポイントは?
マツダ ロードスター をベースに、アバルトオリジナルのデザインや数々の専用パーツを施したアバルト124スパイダー。注目したい点は、やはりパワーユニット。国内のロードスターには無い、アバルト製1.4Lターボが搭載され、170ps&250Nmというパワフルさを誇る。1,130kg(6MT)という軽量ボディとの組み合わせは、なかなかエキサイトで、まさにアバルトの味といったところで、ベースとなるロードスターと明確な差別化が行われている。国内で生産されているということもあり、価格も3,888,000円からと、このクラスの輸入車としてはリーズナブルな設定だ。
■メルセデス・ベンツ Eクラス
●メルセデス・ベンツ日本株式会社【 メルセデス・ベンツ E クラス 】
メルセデス・ベンツ Eクラス のポイントは?
先代Eクラスと比べると、大きなデザインの変更が無く、ある意味変わり映えがしない。しかし、中身は劇的に進化。自動運転技術を使った運転支援システムであるドライブパイロットでは、アクティブレーンチェンジングアシスト機能が追加され、ドライバーがウインカーを2秒以上点滅させると、行き先の車線に車両がいないことを確認後、自動で車線変更するというレベルにまで達している。世界トップレベルの技術だ。また、輸入元であるメルセデス・ベンツ日本が、こうした優れた安全装備を全車標準装備化し導入しているのも高く評価できるポイントだ。すべてのEクラスが、ほぼ同じ安全性能を持っている。こうした装備をオプション設定し「安全を顧客の財布の中身次第」とせずに、製造社自らの責任で社会に安全なクルマを増やす姿勢は多くの自動車メーカーに見習ってほしい点でもある。
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■ボルボXC90
●ボルボ・カー・ジャパン株式会社【 ボルボ XC90 】
ボルボ XC90 のポイントは?
ボルボのライナップ上、フラッグシップSUVといえるXC90。特徴的なのがデザイン。北欧神話に登場するトール神(雷神)がもつハンマーをモチーフにしたT字型のポジションライトが、まさにXC90のアイコンともいえる。ドイツ勢のSUVとはまったく違ったテイストをもつ。XC90には、エコ時代を見据えた新開発のツインエンジンAWDが採用された。いわゆるPHVで、2.0Lガソリンエンジンと組み合わされ、EVモードでは35.4㎞走行可能だ。そして、ボルボといえば安全。歩行者や自転車など、夜間でも対応可能な自動ブレーキを備えるなど世界トップレベルの安全性能をもつ。
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