レクサスHS250h新車情報・購入ガイド レクサスブランドでは、稀なお買い得特別仕様車「Harmonious Style Edition」登場! 売れないHSの理由とは?【ニュース・トピックス:レクサス】
CORISM / 2017年1月15日 12時12分
厳しい販売状況が続くレクサスHSが売れない理由とは?
レクサス は、ハイブリッド 専用セダン であるレクサスHS250hに、上質な内装とした特別使用車「レクサスHS250h“Harmonious Style Edition”」を設定し2017年1月16日に発売する。
レクサスHSは、2009年にレクサス初のハイブリッド専用セダンとしてデビューした。ただ、レクサス初のハイブリッド専用セダンといっても、トヨタ ブランドのサイ姉妹車関係にあり、基本的に同じクルマである。
HS のデビュー直後は、ハイブリッドブームの全盛期という追い風に乗り、高価なレクサスブランドでも順調な滑り出しとなった。しかし、その勢いは1年程度と短く、徐々に販売台数は落ちていく。国産セダンのマーケットがシュリンクしていることなどが上げられる。HSとサイが同じクルマであることから、あえて高価なレクサスブランドを買う理由を失ってしまっていることなども販売不振に陥った理由だろう。
さらに、2011年にはカムリが登場する。カムリは2.5Lの新ハイブリッドシステムを搭載。HSの2.4Lハイブリッドシステムより排気量が大きくなった。当然、パワーはカムリが上回った。さらに、排気量の多いカムリの燃費は23.4㎞/Lに対し、2.4LハイブリッドであるHSは20.6㎞/Lとなった。パワー、燃費両面でカムリに超えられていて、さらにカムリの方が圧倒的に価格が安いのだ。こうなると、ますます高価でパワーもなく燃費が劣るレクサスHSを買う理由が無くなる。
その後、レクサスHShは、2013年1月にマイナーチェンジを行った。今ではレクサスのアイデンティティともいえるデザインアイコン「スピンドルグリル」が装着された。スピンドルグリルで、より精悍でスポーティな外観となった。また、ボディ剛性の強化などにより、乗り心地や静粛性を向上させ、レクサスらしい「上質な走り」を実現した。
とくにレクサスHSのライバル車となるのは、サイやカムリだけではない。価格帯では、同じグループのレクサスISやクラウン 、そしてBMW3シリーズ やメルセデス・ベンツCクラス など、欧州のプレミアムセダンまでがライバルになる。あまりにも強力なライバルがひしめき合うマーケットで、存在感を示すのは容易ではない。
専用内装色のファブリック/L texシートやプリクラッシュセーフティを標準装備化した特別仕様車Harmonious Style Edition
今回投入された特別仕様車Harmonious Style EditionはHS250hをベースとした。シルバーメタリック塗装のフロントグリルとメッキリヤガーニッシュを採用。また、専用内装色のファブリック/L texシートを採用し、それぞれの内装色に合わせて外板色を各4色設定した。HSの魅力でもある上質さを際立たせる内外装としている。
さらに、機能面では衝突回避支援または被害軽減を図るプリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)、先行車との車間距離を適切に保ちながら追従走行ができるレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)を標準設定した。
特別使用車に安全装備であるプリクラッシュセーフティが標準装備されたことは評価できるが、バージョンLを除けば、その他のグレードはオプション設定がほとんど。装備されたプリクラッシュセーフティも完全に一世代前のもの。欧州ライバル車のほとんどが歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化されているので、安全装備面でも遅れている状態だ。同じレクサスのISも歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化されている。400万円を超える高級車で、この安全装備の脆弱さでは激戦マーケットでは戦えない。
特別仕様車Harmonious Style Editionの価格は4,500,000円。ベースとなるHS250hに対して、約15万円高となっている。プリクラッシュセーフティだけでも約15万円のオプションなので、専用ファブリック/L texシートなどの装備がお買い得といった計算になる。
さすがにレクサスは、ブランドイメージがあるためお買い得車とアピールしていない。しかし、レクサスの特別仕様車としては、珍しいくらい買い得感がある。どうしてもレクサスHSが欲しいというのであれば、この特別使用車Harmonious Style Editionがコストパフォーマンスに優れてお勧めグレードになる。
レクサスHS250h特別仕様車“Harmonious Style Edition”価格
■レクサスHS250h特別仕様車“Harmonious Style Edition”価格:4,500,000円
レクサスHS250h特別仕様車“Harmonious Style Edition” 特別装備
・フロントグリル(シルバーメタリック塗装)
・メッキリヤガーニッシュ
・225/45R18タイヤ&アルミホイール(ハイグロス塗装)* メーカーオプション
・プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー方式)
・レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
・サイドターンランプ・ヒーター付ドアミラー レインクリアリング機能付オート電動格納式
・専用ファブリック/L texシート ブラック&ブルー(ブルーステッチ)
・専用ファブリック/L texシート アイボリー&ベージュ(アイボリーステッチ)
【関連記事】
- レクサスHS250h新車情報・購入ガイド 鮮やかなレッドのツートンカラーでまとめた超個性派インテリアをもつ特別仕様車、再び登場!
- レクサスHS250h新車情報・購入ガイド スピンドルグリルで男前度200%アップ? 燃費も向上したマイナーチェンジ
- 【レクサス HS 試乗評価】レクサス初のハイブリッド専用車「HS」とは、いったい何者なのか!?
- レクサスHS新車情報・試乗評価一覧
- トヨタ カムリ(ハイブリッド)新車情報・購入ガイド 23.4㎞/Lという超低燃費を誇るハイブリッド グローバルセダンのカムリがマイナーチェンジ!
- 隙のない完成度と低燃費を誇るハイブリッドシステム【トヨタ カムリ ハイブリッド試乗評価】
- トヨタ カムリ新車情報・試乗評価一覧
- レクサスIS新車情報・購入ガイド 小規模なマイナーチェンジながら、歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化され安全性能は大幅向上!
- レクサスIS新車情報・購入ガイド 高い完成度のハイブリッドのIS300hに対して、ガソリン車は選ぶ理由がみつからない
- レクサスIS新車情報・試乗評価一覧
- 新型ホンダ アコード ハイブリッド新車試乗評価 トヨタのTHS-IIを超えた? ホンダ渾身のスポーツハイブリッドi-MMDの実力を評価する!
- ホンダ アコード新車情報・試乗評価一覧
- アウディA4新車情報・試乗評価一覧
- メルセデス・ベンツCクラス新車情報・試乗評価一覧
- BMW320d長期評価レポート
- 日産スカイライン長期評価レポート
- セダン新車情報・試乗評価一覧
この記事に関連するニュース
-
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
くるまのニュース / 2024年11月22日 20時10分
-
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース / 2024年11月20日 20時10分
-
超カッコいい! 1000万円超えのレクサス「スゴいセダン」 精悍エアロ×V8 5.0L採用!? 「IS500 F SPORT 1st仕様」とは
くるまのニュース / 2024年11月18日 12時30分
-
レクサス、コンパクトクロスオーバー「UX」の特別仕様車「F SPORT Emotional Explorer」「Graceful Explorer」
マイナビニュース / 2024年10月30日 22時36分
-
レクサス新型「小さな高級車」2種類が同時発表! 性格異なる「グレース」「スポエモ」が生まれ変わって再登場!? 「UX」特別仕様車が誕生
くるまのニュース / 2024年10月30日 13時30分
ランキング
-
1煙草を「のむ」ってわかりますか?古い注意書から気付かされた日本語の変化
よろず~ニュース / 2024年11月24日 12時10分
-
2品川イオンスタイル「最強フードコート」の実態 太っ腹にも程がある?自由すぎる食のスポットだ
東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分
-
3小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
4ナッツを食べると認知症予防になるのか…理想は1日30g
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月24日 9時26分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください