ボルボS90/V90/V90 Cross Country新車情報・購入ガイド ドイツ御三家にはもう飽きた? 自らの選択眼に自信があるマイノリティが選ぶデザインコンシャス車【ニュース・トピックス:ボルボ】

CORISM / 2017年3月5日 6時30分

新世代のプラットフォーム(車台)やエンジンが搭載された新型90シリーズ

 ボルボ は、最上級モデルとなるフラッグシップ・セダンS90、エステートのV90、クロスオーバーのV90 Cross Country の発売を開始した。新世代プラットフォーム(車台)「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」と、自社開発の新世代パワートレーン「DRIVE-E(ドライブ・イー)」が採用された。

 ボルボ S90 /V90 は、日本マーケットにおいて1997年に導入。このモデルは、FR(後輪駆動車)だった。それ以降、S90/V90と名乗るモデルは導入されておらず、約20年振りの導入ということになる。

 新型ボルボS90/V90/V90 Cross Countryのボディサイズは、それぞれ微妙に異なる。V90の最上級グレードになり、PHV モデルとなるV90 T8 Twin Engine AWD Inscriptionのボディサイズは、全長4,935×全幅1,890×全高1,475mmとなっている。

 V90は、V70の後継ということだが、V70のボディサイズは4,815×全幅1,890×全高1,545mm。全長で比較すると、完全にひとクラス上のクラスといった印象だ。このボディサイズになると、ライバル車はメルセデス・ベンツEクラスBMW5シリーズアウディA6 ということことになる。

まるでFR車のようにみえるスタイリッシュなデザイン

 この新型ボルボS90/V90/V90 Cross Countryのデザインは、さすがボルボと感じさせるスカンジナビアンデザインの真骨頂ともいえるもの。新型90シリーズのエクステリアで目をひくのは、XC90でも採用されている北欧神話に登場するトール神(雷神)がもつハンマーをモチーフにしたT字型のLEDヘッドライト。ひと目でボルボと分かるデザインで、今後のボルボデザインの象徴ともいえるものだ。グリルのデザインは、内側にカーブした特徴的なもの。このデザインは、ボルボP1800をオマージュした。

 フロント部分のデザインは、ほぼ共通。すべてのモデルに共通するのは、フロントノーズが長く、オーバーハングが短いところだ。新型ボルボS90/V90/V90 Cross Countryは、FFベース。しかし、まるでFR車のようなプロポーションをもつ。全体的に伸びやかなスタイルが印象的だ。

セダン であるS90は、モーターショーで登場したコンセプト・クーペのセダン版ともいえる仕上がりを見せている。とくに、傾斜したAピラー、そしてやや低い全高、そこから滑らかにテールエンドにつながるCピラーはコンセプト・クーペのようだ。こうしたセダンをクーペ風に見せるデザインは、最近また流行り出しているようで、レクサスLS などもこうしたデザインで登場している。そんな中でも、レボルボS60 は際立ってスタイリッシュなルーフラインに仕上がっていると言っていいだろう。

 ワゴンモデルとなるV90も、セダンのS90と同様にかなりスタイリッシュな姿になった。ワゴンであることから、ルーフラインは直線的に後方へ伸びている。やや、後方に行くにつれて微妙に滑らかにルーフラインが下がってきているものの、V70や850といったボルボのワゴンモデルらしさである伸びやかさを継承している。

 しかし、V90はボディ後端のデザインがV70などの歴代ボルボ車とは大きく異なる。V70などは、ルーフ後端から、ほぼ直角に設置されたテールゲートになっている。荷室スペースなどの使い勝手を考えたデザインになっており、このスクエアなリヤゲートまわりのデザインがボルボのワゴン車の特徴だった。

 ところが、V90はリヤタイヤの後端部分から傾斜を付けてボディ後端へとつながるデザインが採用されている。最近のワゴン車 は、こうしたデザインが主流だが、V90はよりスタイリッシュなデザイン方向へ舵が切られ、流麗なワゴンデザインになった。また、縦長でありながら、ワイド感を強調する個性的なリアコンビネーションランプは、モーターショーで出展されていたコンセプト・エステートに近いデザインになっている。

 V90 Cross Countryは、V90に対して車高が25㎜ほどアップされた。また、タイヤサイズの変更などにより、最低地上高はV90の155㎜から210㎜になり、ラフロードや雪道などにも十分対応できるものとなった。この210㎜という最低地上高は、このクラスのクロスオーバー車としてはかなり高い。ちょっとしたSUV並みなので、かなり本格的に使えるクロスオーバー車といえるだろう。

 インテリアデザインは、シンプルさの中にドイツ車系にはない洗練されたテイストがプラスされている。9インチの縦型タッチスクリーン式センターディスプレイを中心にしたデザインで、左右の空気噴出し口ルーバーが縦型に配され、すっきりしたラインを創り出している。XC90同様、ボタンの数を必要最小限に絞り、オーディオやナビ等の操作はタッチスクリーン式センターディスプレイに集約している。タッチスクリーンは、揺れる車内では確実に操作することが難しく、視線移動も大きいため安全面ではあまりお勧めできない。そうした安全面を補うために、ドライバーの視線の移動を最小限にするインフォテイメントシステム
である「SENSUS(センサス)」を進化させている。ドライバーが走行中に必要な情報は、新たに設定された12.3インチ・ドライバー・ディスプレイ(メーターパネル)と、ヘッドアップ・ディスプレイに表示。また、音声認識機能により、視線の移動をすることなく、ナビゲーションの目的地の設定やエアコンの温度調整、メディアの操作などの幅広い操作を音声で行うことができる。「SENSUS」はApple社のCarPlayとGoogle社のAndroid Autoにも対応。

 最上級のInscpriton(インスクリプション)、Summum(サマム)グレードには、柔らかな質感のパーフォレーテッド・ファインナッパレザーシートやナチュラルな風合いを活かしたウッドパネルなどが標準装備した。

世界トップレベルの予防安全装備インテリセーフを全車標準装備化

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