日産セレナ新車情報・購入ガイド 売れている理由は「使い勝手の良さと、先進技術」。日産セレナ販売好調!! 【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2017年3月12日 6時30分
積極的に売っているから売れている? 日産が是が非でも、セレナを売りたい理由とは?
日産セレナ が売れている。日産自動車 によると、新型セレナの発売7ヶ月後の受注は約6.5万台になった。この数字は、2代目セレナC24型~先代の4代目セレナC26型の中で最も売れている。
新型セレナは、国内の日産にとって非常に重要な車種だ。国内マーケットの売れ筋ジャンルが、軽自動車、コンパクトカー 、ミニバン となっているが、日産もそうした状況を色濃く反映した販売状況になっている。コンパクトカーでノート 、軽自動車 ではデイズ系 、そしてミニバンではセレナが、国内日産販売の基幹車種だ。
基本的に、コンパクトカーのノートや軽自動車のデイズに関しては、利幅が小さいモデル。それに対して、セレナは利幅が大きいモデルとなる。国内の日産販売会社に取って、利益を出せるクルマはセレナしかないといった状況。
また、新型セレナは日本マーケットを軽視する日産経営陣の影響もあり、なんと約2年半振りに投入された新型車だ。他メーカーではありえない状況。もし、国内専用車である新型セレナが売れないと、経営陣から「国内専用車まで開発して投入しても売れないなら、新型車なんて投入する必要あるの?」となり、ますます新型車が投入されなくなり、さらに国内日産のシェアは減少する可能性を秘めている。そのため、国内営業にとって「是が非でも売らなくてはならないクルマ」でもあるのだ。
他車には無いデュアルバックドアやハンズフリーオートスライドドアなど、使い勝手の良さが新型セレナ売れる理由だ!
もちろん、売れている理由は、こうした営業パワーによるものだけではない。クルマそのものの魅力も他社のミニバンに対して差別化された装備など、魅力的になってきたことが一番の要因だ。
とくに新型セレナで評価されている部分は、使い勝手の良い装備と先進予防安全装備の充実だ。
使い勝手面でのポイントは、上下2分割できるデュアルバックドアだ。ミニバンのバックドアは大きいため、小柄な女性では開閉が一苦労。さらに、駐車スペースの後方に一定のスペースが無いと開閉できないなどのデメリットがあった。上下2分割のバックドアとすることで、こうしたデメリットを解消した。
そして、もうひとつがハンズフリーオートスライドドアだ。両手が荷物などでふさがっていても、決められたスライドドア下に足を出し入れすれば、自動でスライドドアが開く機能。欧州車のトランクなどでは、すでに採用されていたが、国産車のスライドドアでは初の装備となった。
また、2列目のシートベルトをシートに内蔵した。これにより、2列目シートに乗員がいる場合などでも、シートベルトが邪魔にならず3列目シートへのアクセスを容易にしている。
さらに、他車には7人乗り仕様があり人気だが、新型セレナには8人乗りしかない。しかし、新型セレナにはスマートマルチセンターシートが用意されている。この機能が日本人のニーズとあっていてなかなかフレキシブルに使える。2列目シートを2人乗りのキャプテンシートとして、ゆったりと使いたい時には、2列目中央のシートを1列目へスライドさせ、アームレスト等に使用できるのだ。こうすることで、7人乗りと8人乗りを状況によって使い分けることが可能となった。こうした使い勝手の良さは、新型セレナが優れている部分だ。
同一車線内を維持し、先行車に追従するオートパイロットや、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備が充実
そして、先進の予防安全装備と運転支援装備がプラスされた。歩行車検知式自動ブレーキであるエマージェンシーブレーキが全車に標準装備化された。さらに、オプションとなるものの同一車線内を自動で維持、先行車に追従するプロパイロット機能が用意された。これも、このクラスのミニバンでは唯一となる装備。
さらに、後席が荷物や乗員で一杯の時でも、後方スペースの安全確保がしやすいスマート・ルームミラーも用意。カメラで映し出した画像が表示されるので、夜間でも見やすいのが特徴。車両を俯瞰から見た合成画像で周囲の安全が確認できるアラウンドビューモニターは、移動物検知機能付と、死角が多いミニバンのデメリットをテクノロジーで解消し女性でも不安無く運転できるような工夫がされている。
新型日産セレナが売れている理由は、こうした使いやすさの追求と先進技術の融合によるものだろう。
新型日産セレナの人気グレードは、ハイウェイスター系! 全体の80%弱という大人気ぶり!!
さて、そんな売れている新型日産セレナだが、その中で売れ筋なのは?
■グレード別構成比
・2WD
B 0.8%
S 3.2%
X 12.9%
G 2.4%
ハイウェイスター 42.9%
ハイウェイスタープロパイロットエディション 13.6%
ハイウェイスターG 8.5%
ハイウェイスターGプロパイロットエディション 1.4%
・4WD
B 0.5%
X 3.4%
G 0.7%
ハイウェイスター 7.8%
ハイウェイスタープロパイロットエディション 2.0%
新型セレナの人気グレードは、ハイウェイスター(2,678,400円)で全体の40%を超えている。さらに、なんと80%に近い顧客がハイウェイスター系のグレードを選んでいるほどの人気グレードになっている。新型セレナは、ハイウェイスター系のようなエアロパーツ類を装着したスポーティなグレードの人気が高いことが浮き彫りになった。
新型セレナのオーナーは保守的? モノトーン系が70%?
人気ボディカラーベスト3は?
■ボディカラー
1位 ブリリアントホワイトパール 38.4%
2位 ダイヤモンドブラック 19.9%
3位 ブリリアントシルバー 10.8%
日本マーケットでは、ほぼどこのメーカーでも白・黒・シルバーといったモノトーン系の人気が高い。新型セレナも同様に、人気ボディカラーは約70%がこうしたモノトーンカラーとなっている。こうしたボディカラーは、流行にあまり影響されないので、リセールバリュー的にも有利になる。
意外と選ばなくてはならないオプションが色々。人気メーカーオプションのベスト3は、70%越えの装着率!
■メーカーオプション
1位 ナビ取り付けパッケージ 84.8%
2位 快適パック 79.8%
3位 ハンズフリーオートスライドドア 70.2%
上位3つのオプションの装着率は、なんと70%を超えるものばかり。1位のナビパッケージは、ステアリングスイッチやGPSアンテナなどがセットになったメーカーオプション。ステアリングスイッチで、ナビ取付パッケージ車用日産オリジナルナビゲーション(ディーラーオプション)の操作が簡単に行えるというもの。新型セレナのナビは、メーカーオプションが無く販売店オプションになる。メーカーオプションにすると、ナビは高額なため取得税がアップするなどがあるためだ。オプション価格は27,000円。
2位は快適パック。内容をよくみると、こんなものまでオプションだったとは・・・。といえる内容。このオプションを選択しないと新型セレナの魅力がダウンしてまうのだから、装着率も高い。価格は37,800円。
■快適パックセット内容
○スーパーUVカット断熱グリーンガラス〈フロントドア)
○パーソナルテーブル〈セカンド左右〉(カップホルダー各2個、折りたたみ格納式)、〈サード左右〉(カップホルダー各1個、折りたたみ格納式)
○カップホルダー12個〈フロント2個、セカンド4個、サード6個〉
○USB電源ソケット〈セカンド・サード各2個〉
○セカンドシート 超ロングスライド+横スライド
○サードシートスライド
○シートバックフック8個〈運転席、助手席各2個、セカンド(左右)各2個〉
○シートバックポケット〈運転席・助手席〉(スマートフォン・タブレット収納付)
3位はハンズフリーオートスライドドア。両側と助手席側のみと2タイプが用意されている。他の装備とセットになる。サードシート用助手席側オートスライドドアスイッチ+全ドア連動ロック機能+ドアストップ機能+195/60R16 89Hタイヤ&16インチアルミホイールがプラスされる装備だ。価格は助手席側が91,800円。両側が156,600円となる。16インチアルミホイールとセットという点が、商売上手といった印象だ。
こうしたデータを元に、新型日産セレナ選びの参考にしてほしい。
日産セレナ価格
■日産セレナ価格
<FF(前輪駆動)>
B 2,316,600円
S 2,435,400円
X 2,489,400円
G 2,847,960円
ハイウエイスター 2,678,400円
ハイウエイスター プロパイロットエディション 2,916,000円
ハイウエイスターG 3,011,040円
ハイウエイスターG プロパイロットエディション 3,187,080円
<4WD>
B 2,603,880円
X 2,733,480円
G 3,135,240円
ハイウエイスター 2,965,680円
ハイウエイスター プロパイロットエディション 3,176,280円
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