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スバルXV新車情報・購入ガイド 走りと安全にこだわる都会派コンパクトクロスオーバー【ニュース・トピックス:スバル】

CORISM / 2017年3月19日 7時7分

3代目となったXV。新型XVは、2代目と同様なコンセプトを踏襲!

 スバル は、コンパクトクロスオーバー車である3代目新型スバルXV をフルモデルチェンジし発表した。新型スバルXVは、今春発表予定で、先行予約を開始している。

 スバルXVは、Cセグメントのコンパクトカー であるインプレッサ をベースとしたクロスオーバー車。今回のフルモデルチェンジで3代目となっている。初代モデルは、2010年にデビューしインプレッサXV と呼ばれ、インプレッサの派生車と明確にしていたが、2代目モデルからインプレッサの名が外されXVとされた。

 最近の傾向では、こうした派生車としてすぐに分かるモデルが嫌われる傾向が強く、ホンダフィットシャトルシャトルフィット アリアはグレイス とした。

 初代インプレッサXVは、外観デザインをクロスオーバー車的にした仕様といった印象で、専用サスペンションなども装備されていたものの、最低地上高はインプレッサと同じだった。オフロードでの走破性は、それほど重要視されていなかった。また、搭載されたエンジンは1.6Lと2.0Lの2タイプで、FFと4WDの設定があった。

 2代目となるXVは、初代モデルとはやや異なる方向性を打ち出した。オンロード系だった初代に対して2代目XVは、最低地上高を200㎜とした。この最低地上高は、SUV 並みの数値で、オフロードでも十分に対応できるレベルだ。それでいて、全高は1,550㎜に抑えた。この数値は、日本に多い立体駐車場の高さ制限内。こうすることで、都市部に住む顧客にも車庫証明が取れるなどの配慮がされた。つまり、本格的なオフローダー性能を持ちながら、都市部の顧客も手に入れることができるクロスオーバー車としたのだ。

 また、この2代目XVはデビュー時からしばらくの間、2.0Lエンジン+4WDのみの設定となった。FFモデルを用意すればさらに売れるのに、4WD にこだわりあえてFFは用意しないという硬派な姿勢を貫く。その後、2.0Lハイブリッド 車が追加された。このモデルも4WDのみとなっている。

ハイブリッド車は、しばらくおあずけ? 1.6Lが追加されるも、エンジンはガソリン車のみと、燃費などやや物足りない

 3代目となった新型スバルXVは、2代目XVとほぼ同様のコンセプトだ。最低地上高も先代XVと同じく200㎜を確保され、オフロードや雪道などでの走破性を高めている。

 搭載されたエンジンは、ベースとなるインプレッサと同じく水平対向4気筒の1.6L(115ps&148Nm)と2.0L(154ps&196Nm)の2タイプとなった。このエンジンの燃費値は、1.6Lが16.2㎞/L。2.0Lが16.4㎞/L(2.0i-L EyeSight)もしくは、16.0㎞/L(2.0i-S EyeSight)となった。2.0Lの燃費値は先代XVに比べ、ほぼ同様となっている。

 インプレッサと同じく、新型XVもパワーユニットが唯一の弱点と言える部分。ドイツでは2030年までに、内燃機関の発売が禁止を求める決議が可決されるなど、CO2排出量低減がさらに求められる時代だ。さらに、2017年度のエコカー減税は、より高い燃費基準値が設定されるなどしていることから、新型XVが今後マーケットで輝きを放ち続けるためには、ハイブリッド化やPHV化が求められる。ガソリン車だけの設定である新型XVは、一定のファンに売った後は厳しい戦いになることは確実だ。

 もちろん、スバルもそうした状況は百も承知。インプレッサや新型XVに採用された新型プラットフォームであるSGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)は、電動化に対応するという。そのため、インプレッサやこの新型XVにハイブリッドモデルやPHVEV などが登場する可能性も高い。

 ハイブリッドモデルに関しては、先代XVで1モーター式のハイブリッド車を投入済みだ。しかし、このハイブリッドシステムは、それほど燃費の良いものではなく、パワフルでもないという中途半端なものになっていた。今回のモデルは、先代のハイブリッドシステムは採用されることはない。すでに発表されているように、スバルはトヨタ のハイブリッドシステムを採用する。今のところ詳細は不明だが、エンジンはスバルの水平対向エンジンにトヨタのハイブリッドシステムを組み合わせたものになるとみられている。ハイブリッドシステムを搭載するとはいえ、燃費面ではエンジンの燃費も重要な要素となる。スバルの水平対向エンジンは、現状のままではそれほど燃費が良いとは言えないだけに、ハイブリッド車用水平対向エンジンにどれくらい新技術が投入されるのかも興味深いところだ。

アクティブさとカラフルさで魅せるXVならではの世界観をアピールするデザイン

 新型スバルXVのデザインは、ベースとなるインプレッサの優美さを生かしたものとなった。スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を採用。都会的で洗練機能性を感じさせるシャープで躍動感のあるスタイルとしている。

 フロントフェイスのイメージを決めるフロントグリルは、安定感を表現するヘキサゴンモチーフを基本に、ユニークなグラフィックとバンパーのテクスチャーと連動させた幾何学テクスチャーを施し、「Fun Adventure」 を体現したデザインとした。スバル車の共通モチーフであるポジションランプは、グリルの横バーと連続性を持たせ、BOXERエンジンのピストンのイメージを表現している。

 リヤスタイルは、ブラックのリヤスポイラーやリヤバンパー上のマットブラックのクラッディングにより、インプレッサとは異なるワイルドな印象となった。

 ボディカラーは、クロスオーバー車らしいアクティブな印象の「クールグレー・カーキ」とアクティブな印象を際立たせる「サンシャイン・オレンジ」を新たに採用。ブラックのフェンダーガードなどとのコンビネーションがXVらしい力強さをアピールしている。

 インテリアのデザインも基本的にインプレッサと同様だ。ただし、細部に渡りクロスオーバー車らしいアクティブさをプラスしている。例えば、ブラックとグレーを基調とし、インテリアの各所にオレンジステッチをアクセントとして加え、XVらしい遊び心を表現した。

 シートは、4種類のシートトリムを設定。表皮やステッチにこだわりスポ―ティさと遊び心を感じさせるものとした。

 ラゲッジルームは、ワゴン 車で磨き上げた高い積載性能が魅力だ。このクラスでは、珍しくゴルフバッグを横済みできるほどの広さを誇る。開口部も広く、スポーツやアウトドアなど趣味や遊びで徹底的に使える。

世界に誇れる高い安全装備!

 安全装備もインプレッサと同じで、このクラスでは世界トップレベルの安全性能をもつ。この世界トップレベルの安全性能が、エントリグレードでも同じというのがインプレッサの凄さだった。これも、新型XVにも継承されるようだ。

 まず、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「アイサイト(ver.3)」が標準装備化。車線中央維持機能の新採用やACC(全車速追従機能付クルーズコントロール)の進化などにより安全性能がさらに進化した。また、スバルリヤビークルディテクションも用意。自車の後側方から接近する車両を検知し、ドライバーに注意を促すことで安全運転をサポート。車線変更は、日常的によく行う行為なので、運転が苦手なドライバーや、高齢者などには安心できる技術だ。

 また、夜間でよりワイドな視界を確保するために、ステアリング連動ヘッドランプを採用。コーナーや交差点で、ステアリング操作に合わせてヘッドランプ光軸を左右に動かし車両の進行方向を照射し夜間の視認性を向上させました。さらに、アイサイトのステレオカメラを生かし、先行車や対向車などの灯火を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えるハイビームアシストも用意した。

 そして、衝突安全装備では、歩行者保護エアバッグに前面衝突時にドライバーの下肢へのダメージを軽減する運転席SRSニーエアバッグを採用。従来からのデュアルSRSエアバッグ、側面衝突時に乗員を保護するためのSRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグも含め、合計7つの乗員保護用エアバッグを標準装備した。

 自動車は、扱い方を誤ると人や同乗者を殺めるもの。誰も積極的に加害者や被害者になりたいと願う人はいないが、クルマに乗る以上そのリスクは100%回避することはできない。それだけに、人間がミスをした時に歩行者や同乗者などを守る機能が必要なのだ。最近では、こうした装備のコストがドンドンと安くなってきている。本来ならば、人を殺める可能性があるクルマを製造するメーカーは、自らの責任としてこうして積極的に装備する必要がある。しかし、多くの自動車メーカーが車両が高くなるなど、自分たちの都合ばかりが先行し、命を守る装備を標準装備化しない傾向が強い。これは、交通死亡事故を引き起こす商品を売っておきながら、自らの責任を放棄しているのに等しい。

 そういったことを考えると、新型XVやインプレッサは、自らの責任と社会貢献を果たすために、すべてのグレードに標準装備化したことは高く評価できる。スバルもすべてのクルマが、こうした装備を標準装備化している訳ではないが、こうした姿勢は高く評価できる。こうした安全装備は、世界トップレベルだ。

オフロードでのAWD性能をさらに引き上げるX-MODEを搭載! 新型XVの価格は230万円前後からと予想!

 走行性能面では、すでにインプレッサで日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、絶賛されたSGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)が採用されている。優れた運動性能を誇るプラットフォームの採用により、新型XVは操舵に対してクルマがリニアに反応することで、SUVの車高の高さを感じさせないスポーティな走りを可能とした。もちろん、新型XVにもアクティブ・トルク・ベクタリングが全車に採用され、旋回時のライントレース性を高め、危険回避とコーナリング性能を向上させている。

 また、新型XVには、SUVのフォレスターにも装備されていた4WD性能を高めるX-MODEが採用された。これは、インプレッサには無い装備だ。X-MODEは、エンジン・トランスミッション・AWD・VDCを統合制御。4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールすることで、悪路や滑りやすい路面、下り坂も安心して走ることができる。外観は都会派のクロスオーバー車的に見える新型XVだが、200㎜という余裕ある最低地上高にX-MODEが組み合わされることで、見た目とは裏腹な本格的な悪路走破性をもつクルマに仕上がっている。

 さて、新型スバルXVの価格。価格は現在不明。ただ、1.6L車が登場したことから、エントリーグレードの価格は若干下がるだろう。インプレッサの1.6i-Lアイサイトの価格は約214万円。X-MODEやその他の装備がプラスされているため、価格アップは15~20万円といったところになると予想。そうなると、新型XV1.6i-Lアイサイトの価格は230~240万円くらいからと予想した。こうなると最上級グレードとなる新型XV2.0i-Sアイサイトは270~280万円程度になると思われる。

スバルXV プロトタイプスペック

■スバルXV プロトタイプスペック

●1.6L/2.0L共通
・全長×全幅×全高(mm) 4465×1800×1550
・ホイールベース(mm) 2670
・最低地上高(mm) 200
・トランスミッション リニアトロニック
・駆動方式 AWD(常時全輪駆動)
・サスペンション形式[前/後] ストラット式/ダブルウィッシュボーン式

●1.6i EyeSight/1.6i-L EyeSight
・エンジン 排気量 1.6ℓ DOHC 16バルブ デュアルAVCS
・最大出力[ネット][kW(PS)] 85(115)/6200
・最大トルク[ネット][N・m(kgf・m)] 148(15.1)/3600
・燃費[km/ℓ](社内測定値) 16.2
・タイヤサイズ 225/60R17

●2.0i-L EyeSight/2.0i-S EyeSight
・エンジン 排気量 2.0ℓ DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴
・最大出力[ネット][kW(PS)] 113(154)/6000
・最大トルク[ネット][N・m(kgf・m)] 196(20.0)/4000
・燃費[km/ℓ](社内測定値) 16.4(2.0i-L EyeSight) 16.0(2.0i-S EyeSight)
・タイヤサイズ 225/60R17(2.0i-L EyeSight)/225/55R18(2.0i-S EyeSight)

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