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スバル フォレスター新車情報・購入ガイド 「安全は儲からない」と二の足を踏むライバルを尻目に「安全で儲けてブランド力まで強化するスバル」【ニュース・トピックス:スバル】

CORISM / 2017年4月4日 11時40分

人気SUVのフォレスターにアイサイトをほぼ標準装備化した一部改良

 スバル は、SUVフォレスター を一部改良、人気グレード「X-BREAK」に、エクステリアのデザイン性を高めた「カラーアクセント仕様」を追加し、4月3日より発売を開始する。

 初代スバル フォレスターは1997年に登場。現行モデルは、4代目で2012年登場した。国産SUVのパイオニア的存在でもある。初代と2台は、現行モデルのような背の高いSUVではなく、乗用車の延長線上にあり、全高は1,500㎜台。3代目から1,600㎜台後半と今時のSUVルックとなり、4代目は1,700㎜を超えた。

 ドンドンと全高が高くなっていたフォレスターだが、初代から受け継がれている伝統もある。それは、ターボモデルだ。圧倒的な速さをもつSUVが、フォレスターのDNAでもあるのだ。初代フォレスターは250ps、現行モデルは280psとなっている。

 国内販売面では、やや存在感を失っていた3代目フォレスターだったが、SUVブームやアイサイト ブームという追い風もあり4代目フォレスターは大ヒットする。モデル末期、さらにハイブリッドクリーンディーゼル も無いのに現在も販売は好調だ。

 こうした好調の要因は、優れたAWD 性能やデザインだけではなく、歩行者検知式自動ブレーキを含むスバルの先進予防安全装備である「アイサイト」の存在が大きい。ぶつからないクルマで話題になったアイサイトの認知度は高く、店舗にはスバル車の名前を知らない顧客がやってきて「アイサイトください」と言われるほどになった。

 クルマは、扱い方を間違うと人を殺める製品だ。いつ、どこで、誰が加害者・被害者になるか分からない。せめて、自らが運転するクルマはそうしたリスクをできるだけ回避したいと考えるのは当然で、より自分やまわりの安全を前向きに考える安全志向の顧客に高く評価された結果だ。

 今回の改良では、そうしたスバルの安全に対する考え方をより明確にした。従来のフォレスターは、残念ながらアイサイトが全車標準装備化されていなかったのだ。すでに、スバルはインプレッサにアイサイトを全車標準装備化。歩行者エアバッグまで標準装備化し、このクラスでは世界トップレベルの安全装備をもったクルマになった。こうしたスバルの安全への考え方をフォレスターにも反映させたのだ。

 多くの国産メーカーが、安全では儲からないとして先進予防安全装備をオプション化する傾向が強い中、スバルは逆の選択をすることで、安全意識の高い優良な顧客をシッカリと集め販売面で好調。その上、ブランド力も強固にしている。

人気グレードX-BREAKに「カラーアクセント仕様」を追加しより個性をアピール

 今回の改良では、エントリーグレードとしてリーズナブルな価格設定とした「2.0i EyeSight」を設定。2.0i-Lを除く全車にアイサイト(ver.3)を標準装備した。標準装備化することで、より安全なクルマが増え、結果的に交通死亡が減る。これは、人を殺めることがある商品を売る自動車メーカーとして積極的にやらなければならないことだ。多くの自動車メーカーが、標準装備化に対して二の足を踏んでいる状況下で、アイサイトの標準装備化は、高く評価できるものだ。

 また、アイサイトの性能面では「アクティブレーンキープ」の作動車速域を従来型の「65km/h以上」から「60km/h以上」に拡大し、ドライバーの負担を軽減した。

 そして、撥水シートなどを装備した人気グレードである「X-BREAK」には、「カラーアクセント仕様」を追加。ダークグレーメタリック塗装の専用17インチアルミホイール、オレンジの加飾を施したフロントフォグランプカバーとサイドクラッディングに加え、X-BREAKリヤオーナメントやブラックのルーフレール等を採用。さらに、運転席・助手席8ウェイパワーシート、アドバンスドセイフティパッケージなどもプラスされている。より安全性能を高める装備をプラスしているのが特徴だ。

スバル フォレスターのグレード選びは?

 スバル フォレスターのグレード選び。MT派には残念だが、6MT仕様となる2.0i-Lはアイサイトが装備されていないので、選択肢からはまず外れる。エントリグレードとなる2.0i EyeSightは、アイサイトが標準装備化されているので、一定の評価はできるが、アドバンスドセイフティパッケージ [アダプティブドライビングビーム/ スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)]が、オプションでさえ選べないので、予算次第だがこちらも選択肢からは外した方がいいだろう。

 フォレスターの個性でもあるターボモデルである2.0XT EyeSightは、非常に楽しいモデルだが、さすがに価格は3,128,760円と高価。さらに、ハイオクガソリン仕様なので、よほど好きでないと選びにくい。

 こうなると、もはやX-BREAKカラーアクセント仕様かS-Limitedかという選択になってくる。撥水シートなどは、アウトドアレジャーで便利なだけでなく、食べこぼしなどでシートを汚すことも少なくなるので、意外と実用面でも使い勝手がよい。ただし、オレンジのカラーがどうもカジュアル過ぎて好きではないという人もいるだろう。そうなると、スポーティなS-Limitedという選択になるだろう。S-Limitedは、アドバンスドセイフティパッケージが標準装備化されていないので、オプションで選択したい。

 フォレスターを含めたSUVの人気は非常に高いため、リセールバリューも高いのが特徴だ。そのため、短期の乗り換えでも、人気があるグレードや色・装備が付いているとビックリするくらいリセールバリューが高くなる場合もある。SUVはこうしたリセールバリューの高さも人気の理由のひとつだ。

スバル フォレスターX-BREAK「カラーアクセント仕様」特別装備

・17インチアルミホイール(ダークグレーメタリック塗装)
・ブラックルーフレール
・X-BREAKリヤオーナメント
・フロントフォグランプ(オレンジ加飾付)
・キーレスアクセス&プッシュスタート(標準装備)
・運転席・助手席8ウェイパワーシート(標準装備)
・フロントグリル(シルバーメッキ+ブラック塗装)
・ブラックカラードドアミラー
・サイドクラッディング(オレンジモール付)
・アドバンスドセイフティパッケージ

*はX-BREAKの装備
 *撥水ファブリックシート(サイドは合成皮革、オレンジアクセント+オレンジステッチ)
 *オレンジステッチ(本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトレバー、シフトブーツ、ドアアームレスト)
 *ドアトリム(撥水ファブリック)
 *インパネ加飾パネル(ダークカーボン調+シルバー塗装)
 *スライド機構付コンソールリッド(表皮は合成皮革、オレンジステッチ)
 *撥水カーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機能付)

スバル フォレスター価格

■スバル フォレスター価格
・2.0i EyeSight 2,419,200円
・2.0i-L 6MT 2,581,200円
・2.0i-L EyeSight 2,689,200円
・X-BREAK 2,754,000円
・S-Limited 2,894,400円
・2.0XT EyeSight 3,128,760円

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