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BMW 2シリーズ アクティブツアラー新車情報・購入ガイド 特別感はそれほどないが、豪華装備満載の限定車「218dアクティブ ツアラー セレクション」【ニュース・トピックス:BMW】

CORISM / 2017年4月13日 16時16分

BMW 2シリーズ アクティブツアラー記事の目次





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■日本での使い勝手も良いSAT(スポーツ・アクティビティ・ツアラー)が、2シリーズアクティブツアラー

 BMWは、コンパクトなサイズながら広い室内スペースをもつ2シリーズ アクティブツアラーに、特別限定車「BMW 218dアクティブ ツアラー セレクション」を設定し発売を開始した。この「BMW 218dアクティブ ツアラー セレクション」は、全国合計180台の限定となっている。

 BMW2シリーズ アクティブツアラーは、2014年に日本デビュー。2シリーズ アクティブツアラーのボディサイズは、全長4,350x全幅1,800x全高1,550㎜。コンパクトカー並みの全長ながら、広い室内と荷室を持ち、MPV的な使い方ができるモデルだ。BMWはこうしたモデルをSAT(スポーツ・アクティビティ・ツアラー)と呼んでいる。

 また、ボディサイズは全幅1,800㎜、全高1,550㎜とし、日本マーケットに合わせている。これは、都市部に多い立体駐車場に入るサイズだ。立体駐車場を使う顧客が、ボディサイズが大きいために購入を断念しないようにするためのものだ。欧州仕様車の全高は1,550㎜を超えているので、日本マーケット専用に全高が変更されているのだ。こうした配慮がされている輸入車は数少ない。

 BMW2シリーズアクティブツアラーには、1.5L直3ターボエンジンを搭載した218i、2.0L直4ターボの225i、2.0L直4クリーンディーゼルターボの218d、1.5L直3ターボ+モーターのPHEVである225Xe(4WD)が用意されている。さらに、218dと225iにはxDrive(4WD)が用意されており、降雪地域の顧客も選びやすい設定となっているのも特徴だ。

 ガソリンエンジンと、クリーンディーゼル、PHEVと3タイプの異なるパワーユニットを用意しているメーカーは、国産メーカーにはほとんどなく輸入車メーカーでも数少ない。BMWが日本マーケットを重要視していることがよく分かる。

 また、BMWブランド初となるFFモデルということにも注目された。

 こうしたことが評価され、BMW2シリーズ アクティブツアラーは、2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて、輸入車の頂点となるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

■限定車は、日本でもメリットが大きい2.0Lクリーディーゼルエンジンを搭載した218dのみに設定

 今回設定された限定車BMW 218dアクティブ ツアラー セレクションの搭載エンジンは、2.0Lのクリーンディーゼルターボ車だ。このクリーンディーゼルエンジンは、150ps&330Nmという出力を誇り、0-100km/hを8.9秒で加速する。これだけの力強さを持ちながら、22.2km/Lという低燃費性能を誇る。

 最近のBMWは、クリーンディーゼルがもつパフォーマンスが、日本の顧客にも大きなメリットをもたらすと考えている。燃費が良いだけでなく、ハイオク仕様のガソリン車に対して、クリーンディーゼルは軽油を使うため30円/L以上燃料費が安くなる。燃費は国産ハイブリッド車には及ばないものの、燃料費視点では同等レベルになるからだ。また、エコカー減税にも対応す。さらに、最大トルクはハイブリッド車を圧倒するため、力強さはクリーンディーゼルが上回る。燃料経済性に優れ、走りも良いのだから人気が出るのも当然だろう。

 こうしたクリーンディーゼルの魅力が浸透しているようで、BMWにおけるクリーンディーゼル車比率はドンドンと上昇中だ。また、ミニ クロスオーバーに関しては、大胆にもクリーンディーゼル車のみの設定になっているほどだ。

■特別感はそれほどない!? 豪華オプションがフル装備状態の限定車

 エクステリア関連では、人気が高いフラメンコ・レッドに加え、限定モデル専用カラーとなるアトランティック・グレーの2色が用意された。

 専用装備として、17インチ マルチスポークスタイリング481アロイホイールを装着。よりエレガントかつ洗練されたスタイリングを強調している。

 インテリアは、専用カラーの明るいオイスターのダコタ・レザー・シートと、上質なファインライン・ショアー・ウッド・トリムの専用装備の組み合わせ、明るくモダンな室内空間を演出している。
 
 機能面では、狭いスペースの駐車や車庫入れをサポートするリヤビューカメラを含むパーキングサポートパッケージ、先行車との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、運転をサポートするアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)や、セグメントで唯一採用するBMWヘッドアップ・ディスプレイを含むアドバンスド・セーフティ・パッケージ、荷物で両手がふさがった状態でも足元の操作でテール・ゲートの自動開閉が可能なオートマチック・テール・ゲート・オペレーションなど数々の機能を特別装備する。

 全体的に、通常の218dに対して豪華装備をてんこ盛りにしたような仕様となっている。BMW 218dアクティブ ツアラー セレクションの価格は4,880,000円。218dの価格が3,840,000円なので104万円高価な価格設定となっている。

 プラスされた装備類を加味すると、装備アップ分相当の価格といったところで、BMW 218dアクティブ ツアラー セレクションお買い得車という設定ではない。ただ、基本的には豪華装備がたくさん装備されている程度で、色味以外限定車といえるほどの特別感もそれほどない。あえてBMW 218dアクティブ ツアラー セレクションを買う理由がそれほど見当たらない。

 また、BMWの場合、Mスポーツのリセールバリューが突出して高いため、限定車とはいえMスポーツ以外はなかなか選びにくい傾向にある。

■BMW 218dアクティブツアラー セレクション価格、主要装備など

BMW 218dアクティブツアラー セレクション価格

■BMW 218dアクティブツアラー セレクション価格 4,880,000円

BMW 218dアクティブツアラー セレクション装備、特徴など

エレガントかつ洗練された印象の2色のボディ・カラーが選択可能。
フラメンコ・レッド・ブリリアント・エフェクト(メタリック・カラー)
アトランティック・グレー(メタリック・カラー、専用色)
スタイリッシュなエクステリアを強調する特別装備。
17インチ マルチ・スポーク・スタイリング481アロイ・ホイール
明るくモダンな室内空間を演出する特別装備。
パーフォレーテッド・ダコタ・レザー / オイスター|ブラック
ファインライン・ショアー・ウッド・トリム / パール・クローム・ハイライト
シリアル番号入り専用バッジ
日々のドライブをより安全かつ快適にする機能を装備。
アドバンスド・パーキング・サポート・パッケージ:
リヤ・ビュー・カメラ(予測進路表示機能付)
PDCパーク・ディスタンス・コントロール(リヤ、ビジュアル表示機能付)
アドバンスド・アクティブ・セーフティ・パッケージ:
ヘッドアップ・ディスプレイ
ACCアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
コンフォート・パッケージ
オートマチック・テール・ゲート・オペレーション(オープン / クローズ)
コンフォート・アクセス(スマート・オープン / クローズ機能付)
HiFiサウンド・システム

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