GLM G4新車情報・購入ガイド 1,000Nm! 4,000万円!! 超スーパーなEVながら、あくまでコンセプトカー?【ニュース・トピックス:その他】
CORISM / 2017年4月26日 19時19分
GLM G4新車情報の目次
- EVのトミーカイラZZを発売したGLMの第2弾がG4。価格は、驚愕の4,000万円!
- 0-100㎞/h加速は3.7秒!? 1,000Nmの大トルク!? 多段化されたトランスミッションをもつEV!?
- 試作車の走行テストは行われておらず、ややリアリティが足りない状況下でのデビュー
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■EVのトミーカイラZZを発売したGLMの第2弾がG4。価格は、驚愕の4,000万円!
EV(電気自動車)メーカーのGLMは、日本初のEVスーパーカーとなる「GLM G4」の発売を予定。GLM G4を公開した。価格は4,000万円を予定している。
GLMは、京都大学VBL(ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー)のEV開発プロジェクト「京都電気自動車プロジェクト」(2006年発足)を母体に、電気自動車の開発、販売を行うベンチャーとして、2010年に設立された。
その後、倒産したトミーカイラブランドをGLMが継承。少量生産の自動車メーカーとしてのノウハウを得て、トミーカイラZZをEVにし99台の限定車として復活させている。
このトミーカイラZZは、航続距離こそ120㎞と短いものの急速充電にも対応。車重は850㎏と軽量で225kW(305馬力)&415Nmという大出力を誇るモーターを搭載。最高速こそ180㎞/hに止まるものの、0-100㎞/h加速は3.9秒とスーパーカー並みの加速力を誇る。
■0-100㎞/h加速は3.7秒!? 1,000Nmの大トルク!? 多段化されたトランスミッションをもつEV!?
このGLM G4は、4ドアで4人乗りのスーパーカーだ。前後のドアは、ガルウイングのように上方へ開く。サイドビューは、G4の特徴ともいえ、フロントノーズは極端に短く、ホールベースが長い。エンジンを搭載するスペースが必要のないEVがもつデザインの自由度を感じさせるもので、斬新さを感じさせる。ボディサイズは公表されていないが、かなりワイドなボディで2mくらいあるのではないかと感じさせる。
このG4には、専用開発の高効率・高出力なモーター「Multi saliency power package(マルチ・サリエンシー・パワー・パッケージ)」が搭載された。最高出力400kW(540馬力)、最大トルク1000Nm(101kgm)という大出力を誇る。モーターは前後に2つ搭載されており、4WDのEVとなっている。
そして、G4のパフォーマンスは、まさにスーパーカーと呼べるもので、最高速は250㎞/h。0-100㎞/h加速は3.7秒という数値を誇るという。また、搭載されるモーター駆動用電池のスペックはなども公表されていないが、400㎞の航続距離を誇るという。
そして、注目したいのがトランスミッション。一般的なEVは、トランスミッションは多段化されていない。ところが、G4のトランスミッションは多段化されているという。このあたりの技術にも注目が集まる。
■試作車の走行テストは行われておらず、ややリアリティが足りない状況下でのデビュー
こうした技術の詳細については、一切公開されていない状況でG4は発表された。GLMの小間社長は、このG4の技術をテクノロジーショーケースにしたいと意気込みを見せたが、具体的な技術公開がほとんどなされていなかった。
また、このG4に関して小間社長は、年内に何らかのカタチでG4が走行しているシーンを紹介したいとした。さらに、年内には試作車での走行テストを行う予定とのこと。つまり、現時点で公開されたスペックや技術は、設定値であり実証されたものではないということにもなる。さらに、G4専用のパワートレイン(モーター、バッテリー、車両制御ユニット等)や最先端の電子制御装置等の開発を協力会社と共同で進めており、それらも実用化に向けて開発を加速させるとしている。つまり、現在、実用化への目途が立っていないということになる。2019年の量産までわずか2年。それまでに実用化できるのだろうか?
GLMは、G4を2019年量産を目指すとしている。この表現も曖昧で、目指すとは目標に向けて進むということ。つまり、目標通りできないこともあるという意味も含まれている。そうした状況下の中で、価格は4,000万円(想定価格)とした。これも想定価格なので、量産時には価格が大きく変動することもあるという意味でもある。
こうしたEVのスポーツカー開発は、何もGLMだけでなく、すでに日産も始めている。モーターショーでも公開されたブレードグライダーは、メディア関係者にサーキットで同乗試乗させるレベルまでに達している。圧倒的な速さとスムースさを兼ね備えたモデルだ。さらに、技術的にもインホイールモーターが採用されているなど、先進性も高いレベルにある。
今回のGLM G4の発表は、コンセプトカーの公開といった印象が強い。この状況で量産時期や価格、販売目標を出したあたりは、資金調達やパートナー集めのための公開などでは? と、感じさせるものだった。
2004年にシムドライブ社による8輪のEV、エリーカも発売されるとされていたが、未だ発売される気配はない。
とはいえ、現実的に販売できれば、日本初のEVスーパーカーメーカーの誕生となるだけに注目度は高い。今後は、メディアに試乗させるなど、すでに完成度の高い現実的なモデルであることをアピールすることも必要だろう。
GLM G4動画
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