日産セレナ新車情報・購入ガイド ライバルのマイナーチェンジ前にお買い得仕様車「Vセレクション」投入!【ニュース・トピックス:日産】
CORISM / 2017年6月14日 20時20分
日産セレナ新車情報の目次
- 先代セレナの使いやすさと安全性能を大幅にアップした新型セレナ
- 人気にかげり? 新型セレナがお買い得車を出す理由とは?
- ややお買い得な特別仕様車Vセレクション。値引き前提で、買うならリセールバリューの高いハイウェイスター!
- 日産セレナ Vセレクション価格
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■先代セレナの使いやすさと安全性能を大幅にアップした新型セレナ
日産はミニバンの「セレナ」に、特別仕様車「X Vセレクション」、「ハイウェイスター Vセレクション」を設定し発売を開始した。
日産セレナは、2016年8月にフルモデルチェンジし5代目となっている。セレナの歴史は長く、初代は1991年に登場している。どのモデルも人気モデルだったのも特徴で、先代セレナ(C26型)は、モデル末期となった2016年1~6月には、約3.5万台を販売。フルモデルチェンジ直後のホンダ ステップワゴンの販売台数は、約2.9万台だったことからも、いかにセレナが売れていたか分かる。
その大きな理由のひとつが、歴代セレナのコンセプトである「BIG・EASY・FUN」だ。このクラスのミニバンで売れるための要因である大きく見えること、室内の広さをシッカリをシッカリと押さえたうえで、セレナは数々の便利機能、低燃費、歩行者検知式自動ブレーキなどによる安全性能などを備えていた。ストロングハイブリッド車が無い、という点以外は、ほぼ隙の無い仕様になっていたのだ。
フルモデルチェンジされたC27型5代目セレナは、プラットフォーム(車台)を先代からキャリーオーバー。先代でも隙の無い仕様だったが、使い勝手面や運転支援機能などを進化させている。エンジンの中身は大幅に変更され燃費を17.2㎞/Lへ向上。また、多彩なシートアレンジが可能としたスマートマルチセンターシート、両手がふさがっていても足の操作だけで開閉可能なハンズフリーオートスライドドア、3列目シートへのアクセス向上、上下2分割としたデュアルバックドアなど、使い勝手を向上した。こうした使い勝手の良さや便利機能などは、このクラスではトップレベルだ。
そして、予防安全装備と運転支援機能も強化された。歩行者検知式自動ブレーキや車線逸脱警報は、標準車装備化。アクセルとブレーキの踏み間違い防止アシストなどはオプション設定された。
運転支援機能として新たに登場したのが「プロパイロット」。高速道路などで、同一車線内で車線を維持しながら先行車に追従する機能をもつ。ストップ&ゴーを繰り返すような渋滞時にも対応するので、ドライバーの疲労軽減や追突リスクなどを軽減してくれる。
先代セレナを一段と深化させたという印象が強いモデルが5代目C27型セレナだ。
■人気にかげり? 新型セレナがお買い得車を出す理由とは?
今回発売された日産セレナ特別仕様車「Vセレクション」は、「X」、「ハイウェイスター」をベースに、使い勝手や快適性を向上させる人気のアイテムを標準装備としながら、お買い得な価格設定としている。
こうしたお買い得車が設定されるということは、基本的に販売台数をさらに上げたいか、販売台数が低調になってきたときに投入されることが多い。
日産セレナは、発売直後から販売は好調。2017年1月は11,179台を売り、登録車新車販売台数でプリウスやアクアを抑え2位、2月は5位、3月は6位と絶好調だ。
ただ、4月には17位へと急降下。5月は持ち直して8位となった。ただ、8位とはいえ最大のライバルであるヴォクシー(7位)に負け、前年同月比は112.5%に止まった。決して悪い数値ではないものの、まだデビューから1年が経過していない新型としては、放置できない状況だ。とくに、セレナは国内日産において、もはや基幹車種で、販売台数だけでなく高額車なので収益へのインパクトが大きい。今回の特別仕様車は、そうした状況を打破するために投入された特別仕様車と予想できる。もちろん、マイナーチェンジ直前のトヨタ ノア/ヴォクシーなどに対抗する目的もある。
■ややお買い得な特別仕様車Vセレクション。値引き前提で、買うならリセールバリューの高いハイウェイスター!
日産セレナ特別仕様車「X Vセレクション」は、「X」をベースに2列目シートの横スライドなどによる多彩なシートアレンジやパーソナルテーブルなど、同乗者の利便性を向上させる「快適パック」を標準装備。また、ステアリングでのオーディオ操作が可能なステアリングスイッチやGPSアンテナなどをセットにした「日産オリジナルナビ取付パッケージ」と、両側「ワンタッチオートスライドドア」も標準装備とした。日産セレナ「X Vセレクション」の価格は、2,674,080円となった。
そして、「ハイウェイスター Vセレクション」は、「ハイウェイスター」をベースに「LEDヘッドランプ」や両側「ハンズフリーオートスライドドア」、「16インチタイヤ&アルミホイール(2WDのみ)」、「快適パック」、「日産オリジナルナビ取付パッケージ」を標準装備とした。「ハイウェイスター Vセレクション」の価格は、2,934,360円となっている。
「快適パック」は約8割、「ナビ取付パッケージ」は約9割がオプションで選択する装備だという。高い装着率になることは、十分に予想できた装備なのに標準装備化されていないのには訳がある。熾烈な販売合戦が行われているクラスなので、少しでも価格を安く見せたいという営業面での戦術だ。
お買い得車として設定された特別仕様車だが、数万円程度のお買い得といったところだ。
実際の商談では、特別仕様車は最初からお買い得なので値引きできませんと言われてしまうかもしれない。こう言われても引き下がってはいけない。微妙にベース車に対してオプション設定が無いなどの設定がされているので、少々やりにくいのだが、こうした装備が装着された上級グレードを選び値引き交渉するのもよい。とくに、マイナーチェンジ直前のノア/ヴォクシー/エスクァイアにステップワゴンを加え、この4台の見積りを先に取り商談にのぞもう。あくまで、本命はヴォクシー系かステップワゴンというスタンスで、ちょっと比較して見に来た程度で商談するのがちょうどいい。
また、日産セレナを含め、このクラスの5ナンバーミニバンは、比較的人気も高くリセールバリューも高めだ。ただ、高めのリセールバリューとなるのは、ハイウェイスター系。乗り潰すのでなければ、多少無理してでもハイウェイスターを選ぶ方が、リセールバリューも高く装備関連も充実していて満足度も高くなる。
■日産セレナ Vセレクション価格
■日産セレナ Vセレクション価格
<2WD>
・セレナX Vセレクション 2,674,080円
・セレナ ハイウェイスター Vセレクション 2,934,360円
・セレナ Rider Vセレクション 3,335,040円
・セレナ Rider Vセレクション ブラックレザー 3,534,840円
<4WD>
・セレナX Vセレクション 2,918,160円
・セレナ ハイウェイスター Vセレクション 3,194,640円
・セレナ Rider Vセレクション 3,528,360円
・ Rider Vセレクション ブラックレザー 3,728,160円
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