スズキ エスクード新車情報・購入ガイド 1.4Lダウンサイジングターボを搭載、安全装備も向上したが・・・。【ニュース・トピックス:スズキ】
CORISM / 2017年9月5日 21時0分
スズキ エスクード新車情報の目次
- コンパクトなボディながら、走破性の高い4WD機能をもつコンパクトSUVがエスクード
- レギュラーガソリン仕様とした1.4Lダウンサイジングターボを搭載
- 一定レベルの安全装備となった1.4Lターボ
- スズキ エスクードのグレード選び
- スズキ エスクード1.4ターボ価格
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■コンパクトなボディながら、走破性の高い4WD機能をもつコンパクトSUVがエスクード
スズキは、コンパクトSUVであるエスクードに1.4L直噴ターボエンジンを搭載した「エスクード 1.4ターボ」を追加し発売を開始した。
スズキ エスクードは、2015年10月に登場した。エスクードは、これで4代目となる。エスクードのボディサイズは、全長4,175×全幅1,775×全高1,610mm。全幅はかなり広めだが、全長は短くBセグメントのコンパクトカー並み。4WDながら、最小回転半径は5.2mと小さく狭い道や駐車場が多い日本でもまずまずの扱いやすさをもつ。ただし、全高は1,610㎜と高いので、都市部に多い全高制限1,550㎜の駐車場には入ることができない。
スズキには、同じようなボディサイズをもつSUVであるSX4 Sクロスが存在する。このSX4 Sクロスには、FF(前輪駆動)車と4WD車があるが、エスクード4WDのみとなっている。
このエスクードは、ハンガリーの子会社であるマジャールスズキ社で生産され、日本には輸入車として販売される。そのため、スズキ車としては標準装備化されている安全装備が比較的高いレベルにあるのが特徴だ。衝突被害軽減ブレーキであるレーダーブレーキサポートⅡが標準装備化されてている。
■レギュラーガソリン仕様とした1.4Lダウンサイジングターボを搭載
今回スズキ エスクードに搭載されたエンジンは、直4の1.4L直噴ターボ。いわゆるダウンサイジングターボだ。出力は、136ps&210Nm。自然吸気2.0Lエンジン車並みの出力をもつ。
エスクードと同様に、海外で生産されるバレーノ。バレーノは、インドのマルチ・スズキ・インディア社で生産されている。このバレーノに搭載される1.0Lエンジンは、日本で生産してインドに送られている。しかし、この1.0Lエンジンは、なんとハイオク仕様。欧州仕様をそのまま日本に持ち込んだためだ。日本マーケットでは、ハイオク仕様のクルマは敬遠される傾向が強い。同じようなダウンサイジングターボをもつ、レヴォーグの1.6Lターボやステップワゴンの1.5Lターボは、日本マーケット用にレギュラーガソリン仕様になっている。
スズキは、バレーノの導入でこうしたことを指摘されていた。そこで、エスクードの1.4Lターボエンジンは、さすがにレギュラーガソリン仕様で導入している。何にせよ、レギュラーガソリン仕様になり、顧客に余分な負担をさせなかったことは評価できる。
■一定レベルの安全装備となった1.4Lターボ
スズキ エスクード1.4ターボは、安全装備もより充実した。歩行者検知式自動ブレーキではないのが物足りないが、1.6L車と同様に衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポートⅡ(RBSⅡ)」を標準装備。さらに、ロングドライブ時にドライバーの疲労軽減に役立つダプティブクルーズコントロール(ACC)も標準装備。1.4ターボでは、さらにサイド&カーテンエアバッグを標準装備している。これで、ようやく一定の安全性能を得たことになる。
その他の装備では、6スピーカーやルーフレール、ステンレス製ペダルプレートなどが追加された。
また、1.4Lターボと1.6Lとではグリルも異なる。1.4Lターボは5スロットタイプだが、1.6Lはフィンタイプになっている。また、1.4Lターボの17インチアルミホイールは、ブラック塗装となる。
■スズキ エスクードのグレード選び
スズキ エスクードのグレード選び。エスクードは、1.6Lと1.4ターボのエンジンがあるが、それぞれ1グレードしか設定されていない。オプションの設定もない。これは、ハンガリーで生産され日本に持ち込むため、装備をやオプションを多くの設定してしまうと、売れ残りが出る可能性が高くなる。そこで、シンプルな設定として効率よく売りたいという狙いがある。だが、効率よく売りたいというスズキの思惑は、残念ながら顧客志向とはいえない。
とくに、1.6L車が欲しいと思った顧客は、サイド&カーテンエアバッグがない。残念ながら、安全装備が貧弱な状態のままで購入するしかないのだ。場合によっては、購入を諦めて他社のクルマにするかもしれない。こうした状況になるため、今までハンガリーから輸入されたスズキ車がヒットしたことがない。輸入車でも、ここまで選択する自由がない設定は珍しい。
こうした状態なので、おすすめグレードは安全装備が充実している1.4Lターボしかない。価格は2,586,600円となる。1.6との価格差は約24万円とかなり大きい。
ただ、約259万円という価格は、コンパクトSUVの中ではかなり高価だ。やや装備が異なるとはいえ、シトロエンC3 SHINEが239万円。マツダCX-3の2.0Lガソリン車で20S PROACTIVE 4WDが約251万円という価格になっている。
■スズキ エスクード1.4ターボ価格
■スズキ エスクード1.4ターボ価格
・エスクード 1.4ターボ 2,586,600円
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