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スバル レヴォーグ ツーリングアシスト搭載車試乗記・評価 リアルワールドで、より自然なフィーリングと安全性を高めた新機能ツーリングアシスト搭載!【レビュー:スバル】

CORISM / 2017年9月6日 21時0分

スバル レヴォーグ新車情報の目次





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先進予防安全装備アイサイトにツーリングアシスト機能が追加されたレヴォーグとWRX S4

 スバル レヴォーグとWRX S4は、2017年7月3日に大がかりな改良を行った。今回のアップデートで目をひくのは、総合安全性能とツーリング性能の大幅な強化である。

 劇的な進化を遂げたのは、ステレオカメラを使って運転を支援する予防安全装備のアイサイトだ。新たな機能を追加し、名称も「アイサイト・ツーリングアシスト」となった。アイサイトは1999年に送り出したADAを発展させた運転支援システムだ。2008年にステレオカメラだけで衝突軽減ブレーキなどを実用化し、2010年にはバージョン2、2014年にはバージョン3に進化した。

 アイサイト・ツーリングアシストは、実際にはバージョン4と呼べるものだ。全車速域においてアクセル、ブレーキ、ステアリングの操作をサポートする新機能を追加している。

車線を維持しながら、渋滞時にも対応する全車速追従機能付きクルーズコントロール機能を装備

 もう少し詳しく説明すると、全車速対応にまで広げたアクティブレーンキープや渋滞時追従支援機能、後方の障害物を検知してブレーキをかける後退時自動ブレーキシステム、フロントビューモニター、スマートリアビューミラー、ステアリング連動ヘッドライトなど、よりリアルワールドでの使い勝手を向上させているのだ。

 全車速追従機能付きクルーズコントロール(ACC)には、渋滞で停車しても3秒間はスイッチ操作などを行わなくても再び追従モードに復帰する機能が加わった。週末の高速道路に多い、発進と停止を繰り返す渋滞のときには重宝する機能だ。

 また、先行車追従クルーズコントロールとレーンキープの速度設定の上限を、制限速度の引き上げを見据えて135km/h(メーター誤差を考慮して120km/hより高めに設定)に引き上げている。

より自然なフィーリングで安全性を高めたツーリングアシスト

 先行車が前にいる状態でACCを作動させ、追従走行を試みた。一定の距離を保ちながら追従し、カーブでは自動的にハンドルを切って車線を逸脱しないように制御してくれる。同一車線内なら、ハンドル操作を自動制御し、逸脱しないようにしてくれるのだ。

 今まではちょっと車線の右寄りだったレーンキープは中央寄りに改善され、自然な走行感覚になった。カーブでの先行車追従も上手だ。また、先行車が左右に動いたときも、落ち着いて車線の中央を走り続ける。

 従来のアイサイトでは、65km/h以下だと車線中央を維持する機能が働かなかった。しかし、アイサイト・ツーリングアシストは低速域でも制御を行ってくれる。

 バージョン3では路面の白い区画線が見えにくいと車線の中央を維持して走ることが難しかった。アイサイト・ツーリングアシストは、消えかかっている道路でも片側が見えていれば車線の中央をキープしようと頑張る。

 また、先行車がいれば白い線が見えなくても追従する(60km/h以下)制御を組み込んだ。渋滞で先が見えにくいときでも、40km/h以下なら先行車と両側の白線を読み取って絶妙に制御を行う。

 さすがにきついコーナーだと追従走行は難しい。だが、低速なら追従を行ってくれた。バージョン3と比べ、ハンドル制御はかなり緻密になっている。それ以上に洗練度が高まっていたのが追従クルーズだ。加速、減速の制御が上手になり、滑らかにスピードを調整してくれた。唐突に加速、減速する悪癖が薄れたからロングドライブだけでなく、日常の走行シーンでも疲労軽減に大いに役立つだろう。

 もちろん、ステアリングに手を添えていないと警告表示が点灯したり、警報ブザーがなる機能は変わっていない。それでも無視し続けると10秒で機能はキャンセルされる。日常域での使い勝手と安心感を高めたアイサイト・ツーリングアシストはD型レヴォーグと最新のWRX S4に標準装備だ。また、モニター機能を充実させたアイサイト・アシストセーフティプラスも用意され、さらに魅力を広げた。

フットワークや静粛性も向上し完成度が高まったD型レヴォーグ

 アイサイト・ツーリングアシストの装備と同時に改良が施されたD型レヴォーグは、内外装の化粧直しを行い、機能装備を充実させている。中央のモニターは4.3インチから5.9インチに拡大され、視認性を向上させた。ナビシステムも最大8インチのナビに対応できるようになっている。リアシートが4:2:4の3分割タイプになったこともうれしい改良だ。ファブリックシート仕様にヒーターがオプション設定されたのもニュースである。

 走りのメカニズムにも改良のメスが入れられた。サスペンションと電動バワーステアリングの改良を筆頭に、きめ細かい対策を施している。サスペンションはセッティングを見直し、スタビライザーとブッシュも変更した。高ミューブレーキバッドも採用している。

 走り出して最初に感じるのは、乗り心地と静粛性など、快適性能が大きく向上していることだ。荒れた路面でもサスペンションがしなやかに動き、凹凸を上手にいなす。静粛性が向上したこともはっきりと分かる。フロントのドアガラスを厚くし、吸音材などの配置も最適化して走行時のノイズを抑え込んでいるのが功を奏しているのだろう。

 ハンドリングにも磨きがかけられた。操舵フィールは驚くほどよくなり、油圧制御のような精緻な味わいがある。すっきりとした操舵フィールを身につけ、切った分だけ気持ちよく曲がるようになった。サスペンションはストローク量が増え、路面の追従性がよくなった印象だ。

 ロールを抑えた2.0STIスポーツと1.6GT-Sは、意のままの気持ちいい走りを誰にでも引き出しやすい。1.6Lエンジンは制御も最適化し、ドライバビリティを向上させた。実用域のトルク感やパンチ力を増し、軽快感が増している。D型レヴォーグは、ヨーロッパ車のように上質な、大人のグランドツアラーに成長した。

スバル レヴォーグの主な改良内容

■ 安全性能
・ アイサイト*5
◆アイサイト・ツーリングアシスト
◆後退時自動ブレーキシステム
・ アイサイトセイフティプラス
◆フロントビューモニター
◆スマートリヤビューミラー
・ ステアリング連動ヘッドランプ
・ オートビークルホールド
■ 走行性能
・ フロント&リヤサスペンション改良*6
・ 電動パワーステアリング改良
・ 外部からの音の侵入や振動を抑えることによる車内静粛性向上
・ 高μブレーキパッド採用*7
・ 1.6Lエンジンの制御最適化
■ エクステリア
・ 新デザインLEDハイ&ロービームランプ
・ 新デザインフロントグリル*6
・ 新デザインフロントバンパー*6
・ LEDフロントフォグランプ*6
・ 新デザインフロントフォグランプカバー
・ 新デザイン18インチアルミホイール*8
・ 新ボディカラー「ストームグレー・メタリック」追加
■ インテリア
・ 新デザインインパネ加飾パネル*9
・ 新デザインフロントコンソール
・ 新デザインセンターパネル
・ 新デザインドアスイッチパネル(ピアノブラック調+シルバー塗装)
・ 新デザインドアグリップ
・ マルチファンクションディスプレイ(5.9インチ大型カラー液晶)
・ 新型8インチビルトインナビ*10
・ ワンタッチフォールディング機能付4:2:4分割可倒式リヤシート
・ シートヒーター(ファブリックシート装着車)*11

*6:STI Sportを除く
*7:1.6GT EyeSightを除く
*8:1.6GT EyeSight S-style、1.6GT-S EyeSight、2.0GT-S EyeSight
*9:1.6GT-S EyeSight、2.0GT-S EyeSight
*10:ディーラー装着オプション
*11:1.6GT EyeSightを除く 本革シート装着車には従来型でも設定あり

スバル レヴォーグ価格

■スバル レヴォーグ価格
・1.6GT EyeSight 2,829,600円
・1.6GT EyeSight S-style 2,926,800円
・1.6GT-S EyeSight 3,078,000円
・1.6STI Sport EyeSight 3,564,000円
・2.0GT-S EyeSight 3,618,000円
・2.0STI Sport EyeSight 4,050,000円

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