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トヨタ ランドクルーザープラド新車情報・購入ガイド 2度目のフェイスチェンジでイケメンに?【ニュース・トピックス:トヨタ】

CORISM / 2017年10月7日 17時48分

トヨタ ランドクルーザープラド新車情報の目次





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■今時のSUV風に高級・快適を追及する4代目ランドクルーザープラド

 トヨタは、ランドクルーザープラドをマイナーチェンジし発売を開始した。

 トヨタ ランドクルーザープラドは、現行モデルが4代目で2009年に登場した。4代目となったランドクルーザープラドは、ランドクルーザーブランドがもつ過酷な使用条件下における卓越した走破性・信頼性などの高い基本性能を引き継ぎながら、最近のSUVブームに対応し快適な室内空間を実現。モデルチェンジの度に、こうした傾向が強くなっている。

 その後、2013年9月にマイナーチェンジ。このマイナーチェンジでは、太い縦格子調で押し出し感のあるグリルを装備するなどし、フロントフェイスを強面迫力系に変更。

 インテリアは、より上質感をアップし、メーター関連では、視認性に優れた大型カラーTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイが採用された。

 その後、2015年6月に一部改良。新開発の2.8Lクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」型を国内で初めて搭載した。この2.8Lディーゼルエンジンの登場で、4.0Lガソリンエンジンがラインアップ消えた。これで、ランドクルーザープラドのエンジン設定は、2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンの2タイプとなっている。

■前回の顔は不評? 2度目のフェイスチェンジ

 4代目トヨタ ランドクルーザープラドのマイナーチェンジでは、再びフロントフェイスが変更された。前回のマイナーチェンジにより、かなりアクが強く押し出し感のあるフェイスとなった。2度目のフェイスチェンジということは、前回のマイナーチェンジ時に変更された顔の評判が悪かったからと予想できる。

 2度目のフェイスチェンジでは、グリルやヘッドライト、バンパーまで変更されている。アクの強さは消え、全体的にスッキリとした顔つきになった。ややスポーティな雰囲気もあり、前回のフェイスより好感度は高い。ただ、今時のSUVっぽい顔で、ランドクルーザープラドのもつ本格派クロスカントリー4WDっぽいワイルド感は無くなっている。

 また、ヘッドランプは全車にLEDを採用。19インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を新設定した。

 リヤは、コンビネーションランプの飛び出しを抑えたほか、ガーニッシュのデザインを変更。全体の印象はあまり変わらないが、少しスッキリとした感じになり、リヤビューもフロントフェイスと同じく、今時のSUV風になった印象が強い。
 
 インテリアの変更点は微小。エアコン吹き出し口上部を下げることで、視認性を高めた。ナビゲーションをタブレット型の薄い形状としモダンさを強調。また、センタークラスターやメーターパネルに金属調加飾を施すことで上質感が向上させている。

■ようやく歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化

 装備面では、ようやくランドクルーザープラドに歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備「トヨタ セーフティセンスP」が全車に標準装備化された。ランドクルーザープラドTZ-Gグレードで、車重は2,320㎏もある。これほどの重量級クラスのクルマが歩行者と衝突すれば、大きな事故になるのは可能性は極めて高い。このトヨタ セーフティセンスPが標準装備化されたことで、ランドクルーザープラドはようやく一定の安全性能を得た。

 ただ、ランドクルーザープラドは、最上級グレードで500万円を超える高級4駆だ。それなのに、後側方から接近するクルマを検知し警報を発するブラインドスポットモニター〈BSM〉がオプション設定という物足りない状況なのだ。オプション価格は、わずか54,000円。しかも、一部のグレードをオプション選択もできないという設定だ。今時、コンパクトカーのマツダ デミオでも標準装備化しているのに、高級4駆であるランドクルーザープラドがオプションという設定は、あまりに安全装備を軽視しているように見える。

 4WDの機能面では、ランドクルーザーシリーズとして初めてリヤディファレンシャルにトルセンLSDを装備し、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL、ECO、COMFORT、SPORT S、SPORT S+)を選択できるドライブモードセレクトを「TZ-G」に標準装備した。悪路走破性などを、さらにアップする装備だ。

 ボディカラーは、新規設定色ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプション設定)とアバンギャルドブロンズメタリックを含む全9色を設定。内装色は、新規設定色ニュートラルベージュを含む全2色設定となった。

 そして、グレード体系も若干変更された。ディーゼル車のグレード体系を見直し、「TX」に7人乗りを、TX“Lパッケージ”に5人乗りを追加している。

■トヨタ ランドクルーザープラドのグレード選び

 トヨタ ランドクルーザープラドのグレード選び。ランドクルーザープラドは、まずエンジンの選択から。2.8Lディーゼルか2.7Lガソリンの2タイプから選ぶことになる。お勧めは450Nmという大トルクを誇るディーゼル。2トン超の重量級ボディでも力強さを感じることができ、余裕ある走りが魅力だ。2.7Lガソリンは、最大トルクが246Nmなので、重量級ボディのランドクルーザープラドでは、やや非力感がある。ただ、その分ガソリン車はディーゼル車に対して、約60万円価格が安い。

 エンジンを選択すると、次は乗車定員。5人乗りか7に乗りかという選択だ。7人乗りになると15万円ほど高価になる。この選択は使い方次第だが、予算に余裕があるのなら7人乗りを購入しておいた方が色々と便利だ。最上級グレードのTZ-Gは、ディーゼルエンジンで7人乗りのみの設定だ。

 装備面では、まずブラインドスポットモニター〈BSM〉がTXではオプション選択できないので、TXグレードは外しておきたい。そうなると、TX LパッケージかTZ-Gの2グレードに絞られる。とにかく豪華で走破性も高く、乗り心地もよいというニーズならば、TZ-Gがよいだろう。リヤのトルセンLSDが装備され、走行シーンにとらわれることなく、快適な乗り心地と優れた操縦安定性を高次元で両立するKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)が装備されている。ランドクルーザープラドらしい走りを楽しみたいのなら、最上級グレードのTZ-Gがお勧めだ。

 この他、オプションで選択したいお勧め装備では、タイヤ空気圧警報システム〈TPWS〉、電動リヤデフロック、マルチテレインセレクト+クロールコントロール、ブラインドスポットモニター〈BSM〉など。ナビ関連は、色々な機能がセットになっていて、価格は50万円以上となる。そのため、ランドクルーザープラドで装備を充実させると、車両価格よりプラス100万円弱程度はみておいたほうがよいだろう。

■トヨタ ランドクルーザープラド価格

■トヨタ ランドクルーザープラド価格
●2.7Lガソリン車
・TX 5人乗り 3,538,080円/7人乗り 3,692,520円
・TX“Lパッケージ” 5人乗り 4,047,840円/7人乗り 4,202,280円

●2.8Lディーゼル車
・TX 5人乗り 4,152,600円/7人乗り 4,307,040円
・TX“Lパッケージ” 5人乗り 4,667,760円/7人乗り 4,822,200円
・TZ-G 7人乗り 5,363,280円

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