日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド「レトロモダンなレーシングストライプで存在感を主張する特別仕様車登場」
CORISM / 2018年4月13日 12時20分
日産のスポーツカーの象徴ともいえるフェアレディZに特別仕様車「ヘリテージエディション」登場
日産自動車は、スポーツカーのフェアレディZに特別仕様車「フェアレディZヘリテージエディション(Heritage edition)」を新設定し、2018年5月11日より発売を開始する。日産フェアレディZは、1969年の初代S30誕生。それ以降、日産を象徴するスポーツカーとしして、長い歴史を刻んできた。現在発売されているZ34型フェアレディZは、2008年12月にデビューした6代目。この6代目フェアレディZの特徴は、初代からの"Z-ness(Zらしさ)"である「ハイパフォーマンス」「デザイン」「ハイバリュー」を盛り込みながら、新しいパフォーマンス、新しいデザインが生む"Newness"により、パフォーマンスや質感を飛躍的に進化させたモデルだ。先代となる5代目フェアレディZは、日産の経営状態が厳し時期だったこともあり、少々迷走。スポーツカーなのか、ラグジュアリークーペなのか中途半端な感じがあった。ところが、6代目フェアレディZは、明確にスポーツカー路線を主張。なんと、大胆に100㎜もショートホイールベース化。そして、大幅な軽量化を実施し、俊敏性を手に入れた。また、大きく張り出したグラマラスなフェンダーデザインなど、スポーツモデルらしさをより強調したスタイルとなった。搭載されたエンジンは、高回転型のVQ37VHR型V6 3.7L。シフトダウン時にエンジンを空ぶかしして、ヒールアンドトゥの効果を簡単に生み出す世界初のシンクロレブコントロール付6速MTも用意された。その後、フェアレディZは2009年にオープンモデルのロードスターを投入しバリエーションも増えた。2013年には、走行性能を飛躍的に向上させたフェアレディZ NISMOを投入し走る楽しさを演出。こうした仕様向上・一部改良を加えながらフェアレディZは熟成されてきた。 [SmartAds2]モデル末期に投入された特別仕様車、その訳とは?
日産フェアレディZは、デビューからすでに11年目に突入。さすがに、古さを隠し切れない状況だ。しかも、多くのスポーツカーファンは、現行フェアレディZではなく、次期型となる7代目Z35型の登場に期待している。残念なことに、新型フェアレディZの噂はまだ聞こえてこない。さらに、今回特別仕様車が追加されたということは、しばらくの間このZ34型フェアレディZが販売され続けるということでもある。やや古さが隠し切れない状況下で、しかもスポーツカーが売れない時代。ただ、売れないからといって放置してしまえば、さらに売れなくなる。しかも、フェアレディZは日産を象徴するモデルでもあり、その存在感をアピールし続ける必要もある。しかし、売れないモデルに大きな投資はできないというのも日産という会社の都合もある。投資額はミニマムにながら、マーケットでの存在感をマックスにできるのか? そんな相反する要素から生まれたのが特別仕様ヘリテージエディションということになる。苦しい台所事情が伝わってくる。[SmartAds10]レトロモダンなレーシングストライプで新鮮さをアピール
新投入される特別仕様車フェアレディZヘリテージエディションは、その昔流行ったレーシングストライプを上手く生かし新鮮さをプラスした。この手法は、 北米で愛された1977年の「280Z スペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」のデザインをリメイクしたもの。当時、人気を博したレーシングストライプが特徴だ。レーシングストライプは、60年代頃のレーシングカーに採用されていたもの。ボンネットからルーフ、そしてトランクへとボディカラーと異なるストライプが入れられていた。ストライプの色や幅などにより、クルマの印象がガラッと変わることが特徴。この手法が、当時市販車やドレスアップなどにも使われるようになり流行した。最近では、こうしたレーシングストライプが使われるっことはほとんだ無いが、日産はこうした手法を好んで使っている。SUVのジュークにもレーシングストライプを入れたモデルがあった。ちょっとレトロ感のあるドレスアップ手法であるレーシングストライプが入れられたフェアレディZヘリテージエディションだが、すでに11年目を迎えたモデルなのに新鮮さがある。レトロモダン的で、新しいフェアレディZの姿を提案している。[SmartAds2]インテリアは、ブラック&イエロー専用カラーに
フェアレディZヘリテージエディションのインテリアは、ブラック&イエローという鮮やか色の組み合わせとなった。ステアリング、センターコンソール、シフトノブなどに、イエローをプラス。ハイコントラストで鮮やかな空間にしている。専用シートの生地は、ブラックとイエローで織り込まれたものが使われていて、カーボンケプラー調の柄にも見えてレーシングな雰囲気もプラスしている。また、ワンポイントでイエローで“370Z”の刺繍しオリジナリティをアップした。フェアレディZヘリテージエディションに設定されたボディカラーは、プレミアムアルティメイトイエロー、ダイヤモンドブラック、ブリリアントホワイトパール、オーロラフレアブルーパールの全4色。本来ならば、ボディカラーと内装色をコーディネートさせたいところだが、インテリアカラーはブラック&イエローのみ設定となっている。さすがに、そこまでコストをかけることができかったようだ。[SmartAds4]日産フェアレディZヘリテージエディション価格、装備など
■日産フェアレディZヘリテージエディション価格・6速MT:4,080,240円・7速AT:4,158,000円■日産フェアレディZヘリテージエディション装備●Heritage edition専用ボディカラー(ドアミラー、デカール) ●Heritage edition専用インテリアカラー(ステアリング、フロントセンターコンソール、ドアトリム、シートトリム、シフトノブ、ニーパッド)●バイキセノンヘッドランプ(ハイ/ロービーム、プロジェクタータイプ、オートレベライザー付) ●高輝度LEDリヤコンビネーションランプ ●インテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付) ●リヤフォグランプ ●LEDハイパーデイライト ●ディンプル付本革巻ステアリング(ファイングリップタイプ)* ●本革巻シフトノブ*&本革巻パーキングブレーキレバー ●マグネシウム製パドルシフト(7M-ATx車) ●インテリジェントキー(リモートコントロールエントリー機能、フューエルフィラーリッド連動、キー2個) ●プッシュエンジンスターター(スイッチ照明付) ●車両情報ディスプレイ ●3連サブメーター(油温計、電圧計、デジタル時計) ●運転席・助手席ニーパッド●アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチ(6MT車)ペダル、フットレスト ●オーディオレス(フロント4スピーカー付) ●キッキングプレート ●デュアルエキゾースト(テールパイプフィニッシャー付) ●スクラッチシールド ●ユーロチューンドサスペンション ●MTシンクロレブコントロール(6MT車) ●フロント:225/50R18 95Wタイヤ リヤ:245/45R18 96Wタイヤ ●フロント:18×8Jアルミホイール、インセット:43、P.C.D:114.3(5穴)リヤ:18×9Jアルミホイール、インセット:15、P.C.D:114.3(5穴) ●タイヤパンク応急修理キット(スペアタイヤレス) ●運転席・助手席SRSエアバッグシステム ●運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム ●SRSカーテンエアバッグシステム ●VDC(ビークルダイナミクスコントロール〔TCS機能含む〕) ●エンジンイモビライザー(国土交通省認可品) ○カーウイングスナビゲーションシステム(地デジ内蔵・HDD方式)+ステアリングスイッチ(オーディオ、ナビ、ハンズフリーフォン)+バックビューモニター+ETCユニット〈ビルトインタイプ〉[SmartAds2]
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