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日産GT-R NISMO試乗記・評価 20歳代女性がいきなり600psのスーパーカーに乗ってみた。しかも雨・・・

CORISM / 2021年2月20日 15時5分

日産GT-Rニスモ 齋藤眞琴

 

徹底的にカーボンが採用され軽量化されたボディ


日産GT-Rニスモこんにちは! 齋藤眞琴です。私、普段、カワサキNinja ZX-10Rというスーパースポーツバイクに乗っています。そんなこともあり「クルマも速いの好きなんでしょ」的なノリで、日産GT-Rニスモに試乗することになりました。でも、私の愛車はスズキ クロスビー。運転しやすく広い室内のクルマも好きなんですけど・・・。

と、いう訳で、日産グローバル本社へ。目の前には、日産GT-Rニスモがドーンと置かれていました。「俺、速いよ!」って感じのオーラが全開で出ています。

そんなGTRニスモをよく見ると、ボンネットやトランクリッド、ルーフ、リヤスポイラー、フロントフェンダーに前後のバンパーなど、ボディの至る所にカーボンパーツが採用されていました。

私、モノトーン好きってこともあり、ファッション的な意味でもカーボンパーツが好きです。フロントフェンダーの上部&後部アウトレットダクトをあえて塗装せずカーボン柄を見せているところなど、ちょっとシビレました。

もちろん、ファッション的な要素だけでなく、アウトレットダクトは機能面でも大きな意味があるそうです。このアウトレットダクトは、GT-R GT3レースカーからのフィードバックから生まれたもので、エンジンルームの熱気を排出して冷却性能を向上させています。

カーボン製による軽量化も含め、GT-Rニスモのトータルバランスをいっそう高めているそうです。

日産GT-Rニスモ 齋藤眞琴

 



 

レーシングカー的ブレーキにドキドキ


日産GT-Rニスモ 齋藤眞琴
レポーター:齋藤眞琴 愛車はスズキ X BEE(クロスビー)と、カワイイ系のクルマに乗る。しかし、その反面、なんとスーパースポーツバイクであるカワサキ Ninja ZX-10Rを駆る女性ライダーでもある。レーシングカートの経験もあり、アグレッシブな走りが得意? Twitter インスタグラム 


そして、GT-Rニスモの外観で、目立つのが、とにかくタイヤとホイールが大きくて太い。フロントが255/40ZRF20、リヤが285/35ZRF20というランフラットタイヤが装着されていました。20インチホイールの奥にあるブレーキキャリパーも特大。

ブレンボ製モノブロック対向6ポッドキャリパーで、ローターはダイヤモンドに匹敵する硬度を持つシリコンカーバイトを組成とした、軽量で耐熱性の高いカーボンセラミックを採用しています。見るからにレーシングマシン的で、ちょっとドキドキします。

こうした速く走るためのパーツや技術の背景を聞くと、よりGT-Rニスモがカッコよく見えてくるから不思議です。

そして、インテリアですが、まず目に飛び込んでくるのがレカロ製カーボンバックバケットシートです。モノトーン好きの私には、ブラック&レッドという色の組み合わせは、少々微妙な感じかなぁ。

色使いの好みはあるものの、このシートは機能性に優れています。まず、上半身全体を安定して支持する構造になっていて、高い旋回Gの時でもしっかりと体を支え、的確なドライビングができるようにアシストしてくれます。ちょっと、抱きしめられてる感もあり安心できます。

日産GT-Rニスモ

 



 

2,420万円! まず、価格にビビる?


日産GT-Rニスモさて、いよいよ日産GT-Rニスモの試乗です。GT-Rニスモの出力は600ps! この馬力もそうですが、かなり腰が引けてしまったのは価格です。GT-Rニスモの価格は24,200,000円!

きっと、ちょっとぶつけてバンパー交換にでもなったら、カーボン製なので100万円オーバーの世界? と、思うと、かなりドキドキしてきます。しかも、試乗時は雨。緊張はマックスです。

エンジンを始動させ、恐る恐るゆっくりとアクセルを踏むとGT-Rニスモは意外なほど、スルスルと走り出しました。600psのスーパーカーですから、もっと気難しくてギクシャクした感じになるのかなぁ、と予想していただけに、かなり意外でした。

街中での走行も、とくにスーパーカーだからと言って特別に気を使うことがないのも魅力です。強いて言うのなら、路面の凸凹や轍が大きい道では、少し気を使います。

タイヤが太いこともあり、轍では少しハンドルを取られる感じがしました。また、路面の凹凸も大きいと、ドンドンと車体を揺らします。サーキットで速く走るためのモデルであることを考えれば、これくらいとくに気にすることは無いかと。

個人的に気になったのは、やはりガソリンスタンドやコンビニに入るときの段差でしょうか。カーボンのバンパーを擦らないように、ゆっくりゆっくり気を付けて入らなくては、って感じでした。きっと慣れの問題かもしれません。

日産GT-Rニスモ

 



 

女性でも扱える600ps!


日産GT-RニスモGT-Rニスモを楽しめる峠へ向かます。ただ、残念なことに天候は雨。600psの大パワーで雨は、ある意味、恐怖を感じます。アクセルワークに神経を使い、高速道路をクルージング。

ところが、多少アクセルをラフにアクセルを開けても、GT-Rニスモは何事もないように走ります。さすが、AWDって感じで、直進安定性も高く安心。

そんなこともあって、編集担当さんが「全開にしていいよ」と。前後、左右の安全を確認して、アクセル全開です!  2,000回転くらいから、トルクが急激に盛り上がっていき、3,000回転を超えるくらいからは、今までクルマでは体感したことのない怒涛の加速が始まりました。

頭はゴンっと後方に持っていかれ、体はシートに押し付けれるような加速です。思わずキャーとかギャーとか、声が出てしまうくらい。この加速がまったく穏やかになることなくレヴリミットの6,800回転まで続き、次々とシフトアップしていきました。

そんな600psを誇るGT-Rニスモのタービンは、レース車両の GT3のものと同じだそうで、レスポンスの向上をさせているそうです。

私のバイク(ZX-10R)の加速も凄まじいものがあるのですが、それと同じくらいの加速力。しかも、1720㎏もある大きなクルマが、これほどの加速をするとは・・・。

あまりの加速感と感動で、思わず目がウルウルしてきました。これだけのパフォーマンスがありながら、街中でも普通に走れるのは凄いですね。女性でも十分に運転できると思います。

日産GT-Rニスモ 齋藤眞琴

 



 

サーキット以外は「COMF」モードがお勧め


日産GT-Rニスモただ、一般道での乗り心地面は、さすがに厳しいものが。GT-Rニスモには、減衰力を変更して乗り心地などを変えられるモード設定型電子制御式のショックアブソーバー「BilsteinDampTronic」が装備されています。

オールラウンドな「NORMAL」モード、上質な乗り心地の「COMF」モード、スポーツドライビング用の「R」モードが選択できます。NORMALだと、街乗りではお世辞にも乗り心地がよいとはいえず、COMFモードを選択。すると、少し乗り心地がマイルドに。

これなら、街乗りドライブでもあまり不快感ないレベルになりました。まぁ、それでも硬いといえば硬いのですが。サーキット以外は、ほぼCOMFモードが十分なような気がしました。

 

安定した姿勢を維持。運転が数倍上手くなったような気になる圧倒的な走行性能


日産GT-Rニスモ少しGT-Rニスモに慣れてきたところで、峠に到着です。雨がガンガン降っているので、少しずつペースを上げて走りました。

まず、驚いたのはブレーキの効きとクルマの姿勢でした。あまりにブレーキが効くので、最初は減速し過ぎてしまったり・・・。カーボンセラミックのブレーキは、熱が入らないと効きが悪いかもしれないから気を付けてね、と言われていたのですが抜群に効きました。

慣れてきて、少しハード目にブレーキングすると、今度は普通のクルマとは姿勢が違うことに気が付きました。普通のクルマだと、ブレーキを強めにかけると、前のサスペンションがグンと沈み、前のめりになり少し不安定な姿勢になりますよね。

ところが、GT-Rニスモは、かなり強くブレーキを踏んでも、前のめりになるというよりは、真下にクルマが沈むような感覚で、とても安定感ある姿勢でカーブに進入できました。

その安定した姿勢のまま、ステアリングを切るとGT-Rニスモは、クルリと向きを変えます。そのとたん、遠心力で体が外側に押される感じになるのですが、レカロのバケットシートがしっかりと体を支えてくれるので、運転に集中できました。

車体もほとんど傾く感じも無く、雨だというのに、私の想像をはるかに超えたスピードでカーブを曲がっていきます。私はたまに、レーシングカートも楽しんでいます。GT-Rニスモがカーブを曲がっていく感じは、レーシングカートに近い印象をもちました。

なんだが、クルマの運転が数倍上手くなったような気がしていたら、助手席に乗っていた編集担当者が「速いのはクルマで、ドライバーじゃないからね」と、水を差してきます。まぁ、その通りなんですけど・・・。今度は、晴れの日に思う存分楽しみたいクルマだなぁと感じました。

日産GT-Rニスモ

 



 

誰が乗っても安心して走るスーパーカー


最初、日産GT-Rニスモは、サーキットで速く走るためのクルマ、というイメージがとても強かったです。街中では苦痛? と、勝手に思っていたのですが、意外と普通に走れることが意外でした。

試乗日が雨だったこともあるのですが、路面の条件が悪くても、クルマがかなり安定していて、安心して走れるのも魅力的です。誰が乗っても街中からサーキットまで、安心・安定したマルチなスーパーカーでした。

<レポート:齋藤眞琴>

 



 

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日産GT-R NISMO価格、ボディサイズ、出力などスペック


ボディサイズ 全長 4690mm 全幅 1895mm 全高 1370mm

ホイールベース  2780mm

トレッド 前/後  1600/1600mm

最低地上高  110mm

車両重量  1720kg

乗車定員  4(2+2)名

最小回転半径  5.7m

駆動方式  4輪駆動

ステアリングギヤ形式  電子制御パワーアシスト付ラック&ピニオン式

サスペンション前/後  ダブルウィッシュボーン式/マルチリンク式

タイヤ 前・後  255/40ZRF20・ 285/35ZRF20

エンジン型式  VR38DETT[NISMO専用チューニング]

シリンダー  内径×行程 95.5×88.4mm

総排気量  3.799L

圧縮比 9.0

最高出力 441kW(600PS)/6800rpm

最大トルク 652N・m(66.5kgf・m)/3600-5600rpm

タンク容量 74L

価格  24,200,000円

 

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