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トヨタ アクア新旧比較 まるで別物の驚愕進化

CORISM / 2022年1月9日 12時12分

トヨタ アクア新旧比較

 

トヨタ アクアの歴史・概要


 

発売時から爆発的なヒットモデルとなった初代アクア

初代トヨタ アクアがデビューしたのは、2011年末。Bセグメントのコンパクトカー初となる、ハイブリッド専用車である。

当時、ガソリン価格の高騰により、燃費性能の良いクルマの人気が急上昇していた。大ヒットした3代目プリウスからの流れを受け、初代アクアは世界トップレベルの燃費35.4km/L(JC08モード)を誇り、爆発的な売れ行きとなった。その人気は、プリウスをも超えるもので、登録車新車販売台数ナンバー1の常連となっている。

その一方で、存在感を失っていったのが、同じクラスのコンパクトカーのヴィッツだ。ヴィッツは当時、ガソリン車しか設定が無かったためだ。

ヴィッツの存在感が無くなったとはいえ、トヨタの営業はかなり野心的だ。同じセグメントに、2車種投入するというのは世界的にも異例だった。ハイブリッド車はアクアで、ガソリン車はヴィッツで売り分けて、コンパクトカーのマーケットを席巻しようという狙いがあったのだ。

初代トヨタ アクア
初代トヨタ アクア


2代目トヨタ アクア
2代目トヨタ アクア


 



 

3年間、まったく改良が行われなかった初代アクア


 

あまりに大ヒットしたため、トヨタは2014年末のマイナーチェンジまでの3年間、アクアに改良することは無かった。デビュー直後のモデルは、乗り心地面で厳しい指摘を受けていた。しかし、大ヒットを背景に勝てば官軍的で、3年間まったく改良が施されなかった。

1回目のマイナーチェンジでは、課題だった乗り心地の改善や操縦安定性の向上が図られている。そして、SUVテイストをプラスした新グレード「X-URBAN」が投入された。

2015年の改良では、低速域・対車両のみの自動ブレーキであるトヨタセーフティセンスCを用意した。標準装備ではないし、歩行者検知式自動ブレーキもない。安全装備面では大きく後れを取ったといえる。

2017年に、2回目のマイナーチェンジが実施された。内外装の変更がメインに行われている。

2018年の改良では、ようやく歩行者検知式自動ブレーキ機能をもつトヨタセーフティセンスが用意された。

初代トヨタ アクア

2代目トヨタ アクア

 



 

共食い覚悟! コンパクトカーマーケット独占を狙う2代目アクア


 

そして、2代目となるトヨタ アクアは、2021年7月に登場。当初、同じセグメントのヤリスにはハイブリッド車とガソリン車の設定があったことから、アクアは姿を消すかと思われていた。同じセグメントに2タイプのハイブリッド車を用意すれば、共食いするケースが多く効率が悪くなると予想できたからだ。

しかし、トヨタの野心は衰えない。共食い覚悟で、2代目アクアを送り込んできた。最終的にトヨタ全体の販売台数が多くなれば問題ないという考え方だ。

すでに、トヨタの登録車販売台数シェアは50%超と独占的である。しかも、販売台数の多いコンパクトカーセグメントで覇権を握れば、登録車販売台数シェア60%も見えてくる。そういう面では、2代目アクアは大きな重責を担っている。

そんな2代目アクアは、単なるヤリスのデザイン変更バージョンではない。ハイブリッド車にとって重要なバッテリーも、ヤリスのリチウムイオン電池とは異なる新開発の「バイポーラ型ニッケル水素電池」を採用。

デザインや内装の質感も、明らかにヤリスとは異なる趣をもつ。また、スポーティでキビキビ感のあるヤリスに対して、2代目アクアは穏やかで乗り心地重視となっているなど、その違いは明確だ。

むしろ、ヤリスより2代目アクアの方が、より多くの人に受け入れられやすいクルマに仕上がっている。これは、高齢の顧客が多いトヨタにとって、アクアはダウンサイザーの受け皿としての役割もあるのだろう。

 

 

コンセプト&エクステリアデザイン


それほど古さを感じさせない初代アクアのデザイン

2代目トヨタ アクアのデザインは、「Harmo-tech」(知性・感性を刺激する、人に寄り添う先進)がコンセプトだ。上質・シンプル・クラスレスなデザインを目指した。

全体的なデザインは、初代アクアの面影をやや残しているような印象を受ける。ヤリスが迫力やスポーティさを前面に出しているのに対して、2代目アクアのデザインは、しっとりと落ち着いた印象だ。

初代トヨタ アクア
初代トヨタ アクア


2代目トヨタ アクア
2代目トヨタ アクア


 

 



 

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秀逸な2代目アクアのデザイン


 

2代目アクアは塊感が強い。ボディ面の張りも強く、力強く存在感もある。サイドビューは、前傾したティアドロップ型でスタイリッシュに見えるのも特徴のひとつだ。

リヤビューは、フェンダーの張りが強く、筋肉質な印象を与え、ややワイドで安定感あるフォルムとなった。

最近のトヨタは、とにかくマーケットインなデザインを選択し、迫力を重視する傾向にある。

しかし、2代目アクアは、なかなかスッキリとしていながら、スポーティさとエレガントさを両立した秀逸なデザインだ。より多くの人に受け入れられるデザインといえるだろう。

初代アクアのデザインは、かなり燃費に特化したデザインとなった。空気抵抗を減らすために、Aピラーはスポーツカーのように傾斜している。ルーフラインは、Bピラー付近を頂点に、後方に行くほど下方向へ傾斜が強くなっている。

フロントフェイスは、クリっとした大きなヘッドライトが可愛らしさをアピールしている。リヤビューは、なかなかユニークだ。フェンダーをやや膨らませ、安定感を表現している。バンパーの形状と縦型のコンビネーションランプは、なぜか笑っているような顔にも見えるから不思議だ。

2017年のマイナーチェンジでは、よりスポーティさや精悍さを強調するデザインとなっている。

存在感というや上質感では、新しい2代目アクアが圧倒している。だが、初代アクアのデザインもなかなか優れており、未だに古臭さをあまり感じない魅力がある。とくに、2017年のマイナーチェンジ後のデザインはその傾向が強い。

 

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インテリア&安全装備


予防安全装備や質感の高さは2代目アクアの圧勝

2代目トヨタ アクアのインテリアデザインは、シンプル・クリーンで心地よい空間を目指した。

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