ハッチバックってナニ? 特徴やお勧め中古車を解説
CORISM / 2022年8月13日 12時12分
ハッチバックとは、ボディ形状を分類するための用語
ハッチバックとは、クルマのボディ形状を表す用語のひとつ。他にはセダンやミニバン、ワンボックス、ツーボックス、クーペ、ステーションワゴンなどがある。
ハッチバックは、主にコンパクトカーに使用されていて馴染みある形状だ。バックドアが跳ね上げ式になっていて、後席と荷室が一体になった車室になっているモデルのことだ。
ちなみにハッチバックの由来は、バックドアが「船のハッチのような形状が後ろにある」ことから名付けられている。
だが、「跳ね上げ式のバックドアを持っている=ハッチバックと呼ぶ」とは限らないのが難しいところだ。特に区別しにくいのが、ステーションワゴンである。
共通点は荷室と一体化された車室と、跳ね上げ式のバックドアだ。異なるのは、ステーションワゴンの場合、ハッチバックよりも荷室がさらに広く、ルーフも長くなっているところだ。
自動車メーカーの中には、ハッチバックを「ショートワゴン」などと呼ぶ場合もある。
代表的なハッチバックモデルは、国産車だとトヨタ カローラスポーツ、ホンダ シビック、輸入車ではフォルクスワーゲン ゴルフなどが挙げられる。
ハッチバックのメリットとデメリット
ハッチバックのメリットは、荷物などの積載性にある。セダンは固定されたリヤウインドウの後方にトランクがあり、上方のスペースが無い。
対するハッチバックは、バックドアとリヤウインドウが一体化。高く跳ね上がるので、上方のスペースも荷室として使用可能だ。さらに、荷室と車室が一体化されているので、リヤシートを前方に倒せばさらに広い荷室になる。使い勝手がよいのが特徴だ。
ハッチバックのデメリットは、セダンと比べると静粛性が若干劣る。ハッチバックは荷室と車室が一体化されているため、リヤサスペンションの取り付け部分も車内にある。そのためロードノイズなどの騒音が入りやすい。対するセダンは、サスペンションの取り付け部分がトランク内にあり、車室と荷室が分割されているため、やや遮音効果が高い。
使い勝手に優れたハッチバックだが、中にはデザイン性を優先し荷室が狭いモデルも存在する。荷室を重視するのであれば、頻繁に積むような荷物がしっかり積載可能かチェックしておきたい。
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ハッチバックはこんな人におすすめ
ハッチバックは積載性が良く、使いやすい。ある意味、オールマイティなボディ形状と言える。
また、ボディサイズや車種ラインナップも豊富。自分の好みに合わせて、最適なモデルを選ぶことができる。
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ハッチバックおすすめ中古車3選
激速!なのに、低燃費
ベスト1 マツダ アクセラスポーツ
マツダ アクセラスポーツがおすすめの理由は、気持ちよい走りと低燃費を両立したディーゼル車があるからだ。
3代目マツダ アクセラは、2013年に登場し2019年まで発売されたCセグメントのハッチバックだ。アクセラのハッチバックはスポーツと呼ばれ、セダンも用意されている。
アクセラスポーツは、マツダのデザインテーマ「魂動デザイン」が採用され、ユニークで躍動感があるのが特徴だ。
躍
動感は、デザインだけでなく走行性能にも表れていた。シャープなハンドリングでキレのあるスポーティな走りを披露する。
優れた走行性能の象徴的なグレードが、2.2Lディーゼルを搭載したXD系だ。2.2Lディーゼルの出力は、175ps&420Nmである。420Nmという大トルクは、ガソリン車にすると4.2L級だ。
これほどの大トルクを全長4,470mmというコンパクトなボディに積んでいるので、その速さはスポーツカー並である。
それでいて、燃費は19.6km/L(FF、JC08モード)と優秀。燃料もガソリンより約20円/L前後も安価な軽油なので、ガソリン高騰時代には財布にも優しい。
420Nmもの大トルクはかなり強力なので、4WD車であればより安心して走ることが可能だ。しかし、中古車流通量はとても少ない。
グレードは、装備が充実したプロアクティブか、レザーシートを装備した豪華仕様のLパッケージがおすすめだ。
2017年式マツダ アクセラスポーツXD Lパッケージの中古車相場は、およそ150~190万円である。一部のファンに支えられていて、ディーゼル車はやや高値傾向だ。新車価格は約310万円だったので、新車価格の約48~61%になっている。中古車を170万円以下程度で購入できるなら、買い得感が出てきている。
<レポート:大岡智彦>
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