100万円以下おすすめ中古ミニバン5選
CORISM / 2022年8月24日 7時7分
100万円以下で狙える人気中古ミニバン5選
爆発的なSUVブームの中、衰えることのないミニバン人気。高齢者の送迎や、子育て世代の利用、大人数での長距離移動など利用シーンが幅広い。
そんな人気のミニバンだは、実はほとんどの車種が日本専用車。そのため、日本人が求める広い室内&荷室や扱いやすさなど、完成度は非常に高い。また、ボディサイズなど車種も豊富。より、自分に合ったミニバンが選択できる。
今回は、そんな人気ミニバンの中から、100万円以下で手に入る中古車を5台厳選した。
ミニバンのクラス別サイズについて
ミニバンとは、3列シートを有した箱型の車種のことだ。サイズによってクラスが分かれている。
本記事では小型(Sクラス)、中型(Mクラス)、大型(Lクラス)それぞれのおすすめミニバンを紹介する。
クラスごとの特徴の概要は以下の通りだ。
特徴 | |
---|---|
Sクラスミニバン | コンパクトカーをベースにしている。ミニバンのなかでは小回りが利き、比較的運転がしやすいサイズ。 |
Mクラスミニバン | ベーシックなミニバンサイズ。ファミリーカーとして人気なクルマが多い。5ナンバーミニバンなどとも呼ばれることもある。 |
Lクラスミニバン | 室内空間が広く、内装も豪華。乗り心地や静粛性も高く、高級ミニバンとして人気。 |
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Lクラスミニバン
お勧め、その1 3代目 日産エルグランド
少し条件は厳しいが、現行モデル狙える
3代目 日産エルグランドは2010年に登場し、現在も販売されている。中古車なら、予算100万円で現行モデルがギリギリ買えるかもしれない、唯一のミニバンでもある。
3代目エルグランドは、乗用車系のプラットフォーム(車台)を使い、大幅な低床・低重心化されたモデルだ。リヤサスペンションもマルチリンク式となり、優れた乗り心地と操縦安定性を誇っている。
この乗り心地の良さは、当時、2代目トヨタ アルファードを大きく上回っていた。その後、トヨタは3代目アルファードのリヤサスペンションをダブルウィッシュボーン式にグレードアップしたほどだ。
エンジンは、V6 2.5LとV6 3.5Lが搭載されている。3.5Lエンジンの出力は280ps&344Nmとかなりパワフルだ。ただし、3.5Lは自動車税が高額になるため、2.5Lのほうが人気である。
3代目エルグランドは、販売台数でアルファードに大敗を喫している。その影響で、リセールバリューはアルファードよりやや低めだ。
そのため、100万円以下という条件でも2010~2011年式がギリギリ選べそうだ。ただし年式が古いので、走行距離が7~10万kmくらいと長めの車両が多い。走行距離が長い車両を選ぶなら、整備記録簿付きで定期的に点検を受けている車両がおすすめだ。
中古車は、人気のハイウェイスターが中心なので、比較的装備が充実している車両が多い。以下の装備が装着されていれば、さらに魅力的だ。
・専用エアロパーツ(ハイウェイスター)
・本革シート
・純正ナビ
・後席モニター
新車販売時、2.5Lの250ハイウェイスターの新車価格は約370万円だった。そんな現行高級ミニバンが100万円以下で手に入るのは買い得といえる。
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お勧め、その2 2代目トヨタ アルファード&ヴェルファイア
外せない高級ミニバンの王者
2代目トヨタ アルファード&ヴェルファイアは、2008~2015年に発売された大型のミニバンだ。乗り心地や運動性能面では、ライバル車であるエルグランドに敵わなかった。しかし、販売面では圧倒的大差をつけたモデルだ。
大ヒットの理由には、以下が挙げられる。
・より大きく見え、迫力のあるデザイン
・広い室内
・ハイブリッド車の超低燃費性能
2代目アルファード&ヴェルファイアでは、とくにヴェルファイアの人気が高かった。上下に2分割されたヘッドライトのデザインなどは、その後登場するモデルに大きな影響を与えたほどだ。
2代目アルファード&ヴェルファイアには3種類のパワーユニットが用意された。
・V6 3.5L
・直4 2.4L(ガソリン)
・2.4L(ハイブリッド)
2代目アルファード&ヴェルファイアは、車体が大きいため車重も重い。そのため、余裕のある走りを求めるのなら出力280psのパワフルな3.5Lがおすすめだ。ただ、自動車税が高くなるため、人気の中心は2.4Lガソリン、もしくは2.4Lハイブリッドである。
2代目アルファード&ヴェルファイアは、非常に人気が高いモデルだった。そのため中古車もよく売れている。リセールバリューが高く、中古車価格も非常に高い。高級ミニバンらしく、贅沢な装備の数々は満足度が高まるだろう。
予算が100万円なら、全般的に低価格帯になる2008~2010年式位がターゲットになる。かなり低年式で、走行距離が多い車両が多くなってしまうのは仕方がない。
走行距離は7万km以上が多く、10万kmを超える車両も珍しくない。10万km以上走行していても、定期的に点検を受けている車両なら、それほど気にすることもない。整備記録簿をきちんと確認すべきだ。
低年式なので、「修復歴あり」の車両も多くなってくる。修復歴あり車両は、クルマの骨格部分にダメージを負ったことがある車両だ。ダメージや部位に差があり、一概にNGとはいえない。
だが、クルマに詳しくないなら、手を出さないほうが無難だ。また、極端にカスタマイズした車両も避けたほうがよい。
グレードでは、G系が豪華装備のラグジュアリー仕様。S系はスポーティな内外装となる。純正ナビや両側パワースライドドアは必須の装備だ。後席モニター、レザーシート装備車なら、さらに満足度がアップする。
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Mクラスミニバン(5ナンバーミニバン)
お勧め、その3 4代目ホンダ ステップワゴンスパーダ
クラス唯一、3列目が床下収納になる5ナンバーミニバン
4代目ホンダ ステップワゴンには、基準車とスポーティなスパーダの2タイプがある。おすすめは、人気の高いスパーダだ。低床・低重心パッケージを採用している。
使い勝手が良く、走りの楽しいミニバンに仕上げられている。ボックス型を強めた大きく見えるシルエットや、大きな迫力あるフェイスデザインも高い人気を誇った。
ライバル車であるヴォクシーやセレナの3列目シートは、跳ね上げ式だ。しかし、ステップワゴンスパーダは、床下収納式とした。フラットでスッキリした荷室になり使いやすく、斜め後方視界もよい。
だが、床下収納部に3列目シートが入るので、床下収納スペースが無くなる。どちらも一長一短なので、自分にはどちらが合うか検討したほうがよい。
エンジンは、直4 2.0Lガソリンのみの設定だ。
予算100万円だと2010~2011年式がメインターゲットとなる。2012年式の一部も入ってくるだろう。
スポーティさが際立つ人気グレード「クールスピリット」は、中古車価格が高めの傾向にある。同じ価格ならあえてクールスピリットを外し、より装備が充実しているZi系グレードや、Z系グレードでオプションがたくさん装備された車両を選ぶのもよい。
エントリーグレードのS系は比較的安価な価格になっているが、装備が充実したZ系以上のグレードの方が満足度は高いだろう。
低年式車となるため、走行距離は7万km以上となっている車両がほとんどだ。走行距離が短い車両は予算の100万円を大幅に超えるだろう。
オプション装備類で必須なのは、両側パワースライドドアだ。より出費を抑えたいなら、ETCやドライブレコーダー付きの車両がよい。
年式が古いので、保証付きの車両がベストだ。最低でも1ヵ月、できれば6ヵ月ついている車両であれば尚良い。同様に、過度なカスタム車や修復歴ありの車両はなるべく手を出さないことが基本となる。
<レポート:大岡智彦>
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