BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!
CORISM / 2024年11月9日 19時8分
クルマ&バイク好き女子がBMW M2を試す!
皆さん初めまして、mocaです! まずは、自己紹介。クルマ、バイクが大好きで、普段はトヨタ86(zn6)に乗っています。レーシングカートも趣味のひとつで、ときどきサーキット走行も楽しんでいます。
走ることが大好きな私。そんな私の憧れの1台ともいえるBMW M2クーペ(G87)に乗るチャンスを得ました! M2は、愛車トヨタ86(zn6)と同じFR(後輪駆動)のクーペで共通点も? 私なりの感性でM2の試乗レポートをしていきたいと思います!
クルマ好きのツボを押さえた痺れるデザイン
まず、外観デザインです。スポーツカー好きの私にとって、M2のスタイリングは、純粋にカッコいい、の一言です! イチオシポイントは、なんと言っても大きく張り出したブリスターフェンダー! ブリスターフェンダーには、ツライチで入れられたパッツンパッツンのフロント19インチ、リヤ20インチホイールをセット。タイヤサイズは、フロントが275/35R19、リヤが 285/30R20と極太扁平タイヤがセットされていました。
全長4580mmという小さなボディに、大径ホイールとブリスターフェンダーの組み合わせは大迫力。さらに、大径ホイールの中には、大型のブレーキキャリパーが見え、まさにスポーツカー! っていう雰囲気にドキドキしました。
そして、トランクにちょこんと設置されたリヤスポイラーも私の好みでしたです。分かりやすいウイングタイプと比べると、少し地味に見えます。ですが、ちょっと控えめなところが、大人の高級スポーツカー的で私好みでした。まさに、デザインだけで直感的に走ってみたくなる、そんなオーラがM2には出ていました。とても、クルマ好きのツボを押さえたデザインですね。
意外と広い室内と充実装備が魅力
M2(G87)に乗り込んでみて、すぐに感じたのは意外と圧迫感がなく広いなー!って印象でした。2ドアクーペって、窮屈なイメージだったのですが、見た目より実際の室内空間は広くてビックリしました。
メーターはナビ画面と一体になった12.3インチメーターパネルと14.9インチコントロールディスプレイを統合した「BMWカーブドディスプレイ」が装備されています。とても、斬新で画面も綺麗でテンションが上がります。画面は、少し湾曲しているのが特徴で、視認性も良好でした。
また、M2はスポーツカーなのに「OK、BMW」と発話すると、ナビなどの操作が音声で可能になる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」も装備されていました。
その他、最先端の予防安全装備や運転支援機能も標準装備。さすが、高級スポーツカーですね。
インテリアは、ドアの内張にMカラーの模様がありました。好みは分かれるかもしれませんが、遊び心があって良いなーっと感じました。
運転する前に、ちょっと心配なことがありました。私は身長が153㎝と小柄なので、ちゃんとしたドライビングポジションが取れるのか心配でした。ですが、そんな心配は必要ありませんでした。シート調整機能は多彩で、調整幅も広めです。安心して運転できるドライビングポジションにセットすることができました。
スポーツカーなのに、乗り心地よい!
いよいよBMW M2の試乗です。 エンジンを始動する前から、ワクワクドキドキが止まりません! 赤く塗装されたスタートボタンを押すと、直6 3.0Lツインターボエンジンが「ボン!」という音と共に目を覚ましました。アイドリング時の音は、想像していたよりも少し静かかな?と言った印象でした。
そして、軽くアクセルを踏んでみると、さすたストレートシックス! シュルーンとスムースにエンジンが回ります。まずは、小田原駅から箱根・芦ノ湖を目指しました。
走行モードは、コンフォートモードを選択。M2に装着されていたタイヤは、ミシュラン・パイロットスポーツ4Sです。スポーツタイヤということもあり、ロードノイズは若干大きく感じました。ですが、普通に助手席のスタッフと会話ができるレベルです。スポーツカーなのに静粛性は高いと思います。
そして、M2の乗り心地に驚きました。想像を大きく超えた快適な乗り心地だったんです。「乗り心地よいですね!」と、同乗のスタッフに話すと「十分、硬いです・・・」との返答。普段、ローダウンしたトヨタ86に乗っているから、乗り心地がよいと感じたのかもしれません・・・。
気難しさもなく、街中でも快適&スムース
M2(マイナーチェンジ前)の最大出力は460馬力です。愛車86と比べると、2倍以上のハイパワーモデルということもあり、かなりドキドキしました。これだけのパワーがあるFR(後輪駆動)車だと、ちょっと気難しいところがあるのかなぁ、と思っていましたが、素直で街中でも十分に扱いやすいものでした。8速AT車だったこともあるのですが、市街地走行でもギクシャクすることなく気持ちよく走れました。
市街地を走行しながら、私の頭の中はM2らしさを解放されるスポーツモードでの走行で頭がいっぱいでした。そして、ついに箱根に到着! スポーツモードでの試乗! 走行モードをスポーツに変更すると、排気音が明らかに大きくなり、よりエンジンの存在感をアピールし始めました。
走り始めてすぐに感じたのは、アクセルレスポンスがより早くなっている印象です。少しアクセルを踏んだだけでも、タコメーターの針は瞬時に跳ね上がるイメージです。まるで、レーシングカートの様なダイレクト感がありました。
抜群の安心&安定感!
ワインディングロードを走り始めると、M2の走りはとにかく楽しい。M2の車重は、1730㎏とそれほど軽くありません。ですが、この車重を感じさせない軽快なハンドリングでヒラヒラとカーブを抜けていきます。
そして、1番感動したのがカーブでの安心感。スピードを少しあげた状態でカーブに進入しても、不安感なくイメージした走行ラインにピタッと乗ってくれます。自分が思った通りに走れ、なんだか運転が上手くなった気分になりました。しかも、私の中では強烈な横Gがかかっている限界状態だったのですが、M2は余裕タップリ。まったく破綻する気配さえみせません。M2の限界を見極めるのなら、サーキットしかないと確信しました、
また、試乗したM2には、オプションのカーボンシートが装着されていませんでした。でも、ノーマルシートの出来もよく、高い横Gがかかった時もしっかりと体をホールドしてくれてドライビングに集中できました。
普段使いも問題なし! M2は、完全無欠の万能スポーツカー!?
本当はアクセルを全開にしてみたかったのですが、あまりにパワフルで怖くて全開にすることができず・・・。また、スポーツモードプラスでも走行しましたが、正直スポーツモードとの違いが体感できず・・・。アクセル全開時の加速と、スポーツモードとスポーツモードプラスの違いは、サーキットで試してみたいと思いました。
BMW M2は、走りにこだわった特別なスポーツモデルだと思っていました。それだけに、街中での扱いやすさや乗り心地、快適装備などに関しては、ある程度割り切った仕様というイメージが強かったのです。今回試乗して分かったことは、走行性能へのこだわりだけでなく、街乗からり山道、そしてサーキットまで、フレキシブルに楽しめる万能スポーツカーであることを実感。憧れの1台になりました。
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スバルBRZ新旧比較評価
BMW M2(G87)新車価格(マイナーチェンジ前、2023年10月当時)
・M2 8速AT価格 9,880,000円
・M2 6速MT価格 9,880,000円
BMW M2(G87)マイナーチェンジ前、燃費、最高出力、ボディサイズなどスペック
代表グレード M2(8速AT)
ボディサイズ:全長4580×全幅1885×全高1410mm
ホイールベース:2745mm
車両重量:1730kg
最低地上高:123mm
駆動方式:後輪駆動
最小回転半径:5.2m
乗車定員:4人
エンジン型式:S58B30A型 直6 DOHC ツインターボ
排気量:2992㏄
エンジン最高出力:460PS(338kW)/6250rpm
エンジン最大トルク:550Nm(56.1kgm)/2650-5870rpm
ミッション:8速AT
0-100㎞/h加速:4.1秒(ヨーロッパ仕様車値)
WLTCモード燃費:10.1㎞/L
サスペンション前/後:ストラット/マルチリンク
タイヤ前後:前275/35R19 後285/30R20
トランク容量:390L
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