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トヨタ アクア新車情報・購入ガイド 「歩行者検知式自動ブレーキが用意されたものの標準装備化されず・・・」

CORISM / 2018年4月14日 17時11分




 

絶大な人気を誇るトヨタ アクア


トヨタは、コンパクトハイブリッドカーのアクアを一部改良。歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備トヨタセーフティセンスを一部グレードにのみ標準装備化。同時に、特別仕様車S“Style Black” を設定し発売を開始した。

トヨタ アクアは、2012年末に登場したBセグメントに属するコンパクトカー。同じクラスには、トヨタ ヴィッツがあったが、アクアはハイブリッド専用車として登場した。

アクアのデビュー当時は、プリウスが爆発的な人気を誇っていた時期。日本中が、ハイブリッド車に注目していた。そのハイブリッド車人気に乗り、アクアは瞬く間に人気モデルとなる。アクアとプリウスの2台は、この後、現在までどちらかが年度の登録車新車販売台数ナンバー1を守り続けているほど高い人気を維持。トヨタを代表するモデルとなった。

アクア人気を支えていたのは、トヨタの卓越したハイブリッド技術により世界トップレベルの低燃費性能。最新モデルの燃費は、38.0㎞/Lとなっている。ただ、この燃費値はいわゆる燃費訴求グレードのもの。多くの人が購入するグレードになると34.4㎞/Lとなる。

その後、アクアは2014年12月に初のマイナーチェンジを行った。約3年間、あまりに売れたためか、ほとんど改良が行われなかった。その分、初のマイナーチェンジでは、比較的多くの部分が改良された。ボディ剛性や空力特性、乗り心地の向上。操縦安定性も高められた。マイナーチェンジ前のモデルと比べると、走りの質の差は大きくなった。同時に、ブームに乗りSUVテイストをプラスしたXアーバンの追加しバリエーションを増やした。

そして、アクアは2017年6月に2度目のマイナーチェンジを行った。やや古く見えてきた外観デザインを大幅に変更。新鮮なイメージをアピールした。また、SUVテイストをプラスしたXアーバンは、クロスオーバーとグレード名を変更。また、走行性能なども高めた。




売れていたが、予防安全装備が貧弱だったアクア


モデル末期に入ってもアクア人気は続いた。ただ、死角もあった。アクアの死角は、予防安全装備の脆弱さだ。2014年11月の改良で自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるトヨタセーフティセンスCを用意した。しかし、時代遅れの自動ブレーキで歩行者の検知ができないタイプだったのだ。

すでに、マーケットは歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備に動き出していた。せっかく自動ブレーキを用意したのに、逆にトヨタの安全装備に関する遅れがより際立った格好になった。しかも、時代遅れの自動ブレーキがなんと、全車に標準装備ではなく、上級グレードに標準装備で他のグレードではオプションという状況。

そんなアクアに対して、ライバル車は歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化を進める。ライバルとなるノートやデミオは、すでに歩行者検知式自動ブレーキが標準装備化されている。現状においても、アクアの予防安全装備は脆弱なままだ。




2017年度新車販売台数で、初めてノートに負けたアクア


こうした予防安全装備の脆弱さに加え、強力なライバルが現れた。2016年11月にシリーズハイブリッドを搭載したノートe-POWERが登場する。EVのリーフと同じモーターなどを搭載し、EVテイストの力強い加速などで話題を集めた。

歩行者検知式自動ブレーキを標準装備化し、EVテイストの力強い加速を誇るノートe-POWERはモデル末期だったのにもかかわらず一気に販売台数を伸ばしていった。その間、アクアは弱点だった予防安全装備にも手を加えず様子見状態が続いた。その結果、2017年度に今まで守り続けていた軽自動車を除くコンパクトカーナンバー1の座をノートに奪われてしまったのだ。これは、完成検査不正問題で、一時期出荷が停止&ブランドイメージが低下した日産相手に負けてしまったことは、トヨタの営業サイドにしてみれば屈辱的ともいえる。


ナンバー1の座を奪われてもなお、安全装備に関しては消極的なトヨタ


今回の改良で、アクアは劣っていた予防安全性能をライバルと同等レベルにするために、ようやく歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備である「トヨタセーフティセンス」を用意した。

しかし、せっかく用意したトヨタセーフティセンスだが、相変わらず全車に標準装備ではなく、一部上級グレードにのみ標準装備化。他のグレードではオプション設定としている。相変わらず、標準装備化には消極的なままだ。Gグレードとクロスオーバー以外はオプションなので、アクアを選ぶ場合、必ずトヨタセーフティセンスをオプションで選択する必要がある。アクアの場合、グレードにより、予防安全装備に大きな差があるからだ。

さらに、残念でならないのは、この歩行者検知式自動ブレーキにも差が付けられている。トヨタは、今までこうした先進予防安全装備をトヨタセーフティセンスCとトヨタセーフティセンスPと2タイプを用意。トヨタセーフティセンスCは、歩行者が検知できないタイプで、トヨタセーフティセンスPは歩行者検知タイプだ。コンパクトカーには、歩行者検知ができないトヨタセーフティセンスCが設定されていたのは、価格が高くなると顧客が買ってくれないとい理由からだ。自動車メーカーなのに、歩行者死亡事故減という社会全体が目指さなくてはならない目標に対して、あまりにも消極的だった。



今回も同様に、全車標準装備は見送られた。さらに、少し前にマイナーチェンジしたアルファード&ヴェルファイアから、先進予防安全装備をトヨタセーフティセンスと1本化して呼んでいる。

しかし、この統一化されたトヨタセーフティセンスも同じではない。アルファード&ヴェルファイアは、夜間での歩行者検知も可能で、昼間は自転車検知もできる高性能タイプだ。アクアに用意されたのは、最新のトヨタセーフティセンスではなく、夜間の歩行者検知や昼間の自転車検知ができないタイプなのだ。こうした部分にも、トヨタの予防安全装備に対する消極性が垣間見える。

 


買い得感のあるアクア特別仕様車「S“Style Black”」がお勧め


トヨタセーフティセンスさえ装備されたモデルを選べば、一定レベルの予防安全性能をもつアクア。今回は、安全装備に対する意識の高い顧客に向けてトヨタセーフティセンスを標準装備化した特別仕様車S“Style Black”を用意した。

この特別仕様車には、トヨタセーフティセンスとインテリジェントクリアランスソナー、スマートエントリーパッケージを標準装備化。特別装備として、メッキのドアハンドル、バックドアガーニッシュなどを装備した。

このアクア特別仕様車S“Style Black”の価格は、1,979,640円となった。ベースのSグレードに対して、約9.3万円高となっている。特別装備された装備分の価格を考えると、やや買い得感のある価格設定となっているのが特徴だ。アクアを購入する場合、この特別仕様車をベースに検討するといいだろう。

より安全なクルマにしたいというのであれば、オプションのサイド&カーテンエアバッグ43,200円を装備したい。

■トヨタ アクア特別仕様車S“Style Black”価格:1,979,640円





 

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