フォルクスワーゲン ティグアンTDI 4MOTION新車情報・購入ガイド 待望のディーゼル+4WDモデル登場!
CORISM / 2018年9月6日 20時19分
待望のディーゼル&4WDを搭載したティグアン
フォルクスワーゲンは、コンパクトSUVのティグアンにディーゼルエンジンのTDIを搭載したTDI 4MOTIONを新設定し発売を開始した。
フォルクスワーゲン ティグアンは、2017年にフルモデルチェンジし2代目となった。2代目ティグアンの全長は、4,500mmとコンパクトなサイズ。しかし、全幅は1,860mmとワイドな全幅をもつ。
全幅1,800㎜を楽々超えるサイズはは、輸入コンパクトSUVでは、もはや当たり前になっている。ワイドな全幅になると、背の高いSUVはより安定感のあるスタイリングになり、カッコいいのだが、さすがに狭い道が多い日本では少々扱いにくい。ただ、ティグアンの場合、さすがフォルクスワーゲンというべきで、最小回転半径は5.4mと比較的小回りが利く。
デビュー当時のティグアンに搭載されていたのは、1.4LターボのTSIエンジンで、150ps&250Nmをアウトプット。燃費は16.3㎞/Lだった。残念だったのは、ディーゼルエンジンであるTDIの導入が見送られたこと。アメリカ初のディーゼル不正を影響を受けて、導入したくてもできない事情があった。
驚きだったのは、駆動方式がFF(前輪駆動)のみという設定だった。古いタイプのクルマ好きから見れば、こうしたSUVは4WDが当然というイメージがある。しかし、もはやSUVはセダンの代りに乗っているという顧客も多く、価格の高くなる4WDは必要は無いという。先代ティグアンも、4WD機能である4モーション(4MOTION)を用意していが、売れたのはほとんどFF車だった。こうしたこともあり、2代目ティグアンは大胆にもFFのみというラインアップで登場した。
ガソリン高騰! ランニングコストが安くなるTDI
フォルクスワーゲンファンにとって、2代目ティグアンにディーゼエンジンのTDIと4モーションを求める声が一定数あった。そこで、やや遅れてティグアンの本命ともいえるTDI 4モーションが導入したのだ。
フォルクスワーゲンの燃料は、ハイオクガソリンを使用する。そのため、レギュラーガソリンを使う国産車と比べると、燃料費がやや高めになる。しかも、最近ではガソリン価格が高値維持状態。日々クルマを使う人にとって、燃料費はより大きな負担になってきている。
だが、ディーゼエンジンの燃料は軽油。ハイオクガソリンと比べると、1L当たりの単価は30円前後も価格が安い。しかも、燃費が良いので燃料費は、ハイブリッド車に近くなる。ランニングコストを抑えたいという人に、ディーゼルエンジン搭載車は向いている。また、2018年度現在、エコカー減税は100%で免税扱いとなる。車両価格はガソリン車に比べ、約45万円も高価になるが減税分があるので、その差は少し減る。しかも、この価格アップで4モーションも+されるのだから、なかなか買い得感がある。
燃費値は、やや物足りないティグアン
ティグアンTDI4モーションに搭載された2.0Lターボディーゼルは、150ps&340Nmをアウトプットする。大きく重いSUVには、こうした大トルクをもつディーゼルとの相性は抜群だ。ガソリン車の最大トルクが250Nmなので、TDIは90Nmのトルクアップとなった。
ただし、車重はTDIが190㎏ほど重くなっている。ミッションはガソリン車が6速DSGに対して、TDIは7速DSG。ギヤが1速増えたこと、最大トルクも大幅にアップされているので、よりスムースな走りが期待できる。ティグアンTDI4モーションの燃費は、17.2㎞/Lとなった。燃費値は、ライバル車であるBMW X1が19.6㎞/Lなので、やや物足りない数値となっている。
多彩な機能を誇る4WD機能4モーション
このTDIと組み合わされる4モーションは、第5世代のハルデックスカップリングを採用。制御ユニットが、理想的な駆動トルクを計算。瞬時にして前後輪のトルク配分を変更する。ハルデックスカップリングのクラッチ油圧は0%(減速時など)~100%(加速時など)の範囲で制御されていて、前後輪の駆動トルクを100:0~50:50の範囲で配分する。
低負荷走行時には、前輪だけにトルクを配分して燃料消費を抑え、発進・加速時には、後輪へのトルク配分を増加するなど、状況に応じて前輪・後輪のトルク配分を連続的に変化させることで力強い発進加速や高速走行時の安定性、低ミュー路での優れたトラクション性能を実現している。
シフトノブ手前には、4MOTION アクティブコントロールのセレクターが設置されている。ダイヤルを回すと「オンロード」「スノー」「オフロード」「オフロードカスタム」を瞬時に切替え可能。また「オンロード」プロファイルの中から「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「カスタム」「コンフォート」を好みに合わせて選択することができる。ドライブモードの選択により、電子制御システムを実際の走行状況に合わせて素早く調整。安全で快適な走行をアシストする。
ティグアンTDI 4モーションは3グレード。限定車Rライン ブラックスタイルも登場!
ティグアンTDI4モーションには、エントリーグレードのコンフォートライン、上級グレードのハイライン、エアロパーツ類などを装備したスポーティ仕様のRラインと3つのグレードが用意された。
そして、最近の輸入車では定番となった導入記念限定車Rラインブラックスタイルが用意されている。このRラインブラックスタイルは、ブラックにペイントされた専用エクステリア(フロントグリル中央、フロントバンパー、ドアミラーハウジング、ウインドフレーム、サイドストリップ、リヤスポイラー、リヤストラップ)、ブラックルーフレールに加え、専用の19インチアルミホイール(ブラック)を装着。
インテリアには、Rラインロゴをあしらった上品で特別感のある 専用レザーシートを標準装備した。
機能面では、ダンバー減衰力を瞬時にコントロールする、アダプティブシャシーコントロールDCCを標準装備している。
ボディカラーは2色で、450台限定となっている。ボディカラーは、ディープブラックパールエフェクトが300台。オリックスマザーオブパールエフェクトが150台となっている。
フォルクスワーゲン ティグアンTDI 4MOTIONのグレード選び
ティグアンTDI4モーションは、エントリーグレードのコンフォートラインとハイラインの価格差が約84万円と大きい。コンフォートラインには、歩行者検知式自動ブレーキこそ装備されているものの、レーンキープアシストなど、その他の予防安全・運転支援装備が物足りない。そのため、オプションでセーフティーパッケージを選択したい。また、ナビもプラスしたいところ。こうなると、約40万円アップとなる。このオプションさえ装備していれば、それなりに満足できるものになる。シンプルな仕様でいいというのであれば、これで十分だろう。
お勧めは、やはりRライン。Rライン専用となったスポーティな外観は、やはりスタイリッシュだ。装備も充実していて、満足度も高い。また、Rラインは3グレード中、最もリセールバリューが高いと予想できる。日本マーケットでは、こうしたエアロパーツ類を装備したスポーツグレードの人気が高いからだ。
フォルクスワーゲン ティグアンTDI 4MOTION価格
・ティグアン TDI 4MOTION コンフォートライン:4,086,000円
・ティグアン TDI 4MOTION ハイライン:4,940,000円円
・ティグアン TDI 4MOTION R-Line:5,240,000円
・ティグアン TDI 4MOTION R-Line ブラックスタイル:5,540,000円
フォルクスワーゲン ティグアンTDI 4MOTION R-Line スペック
全長 4,500mm
全幅 1,860mm
全高 1,675mm
ホイールベース 2,675mm
車両重量 1,730kg
乗車定員 5名
JC08燃料消費率 17.2km/L
エンジン 種類 直列 4 気筒 DOHC インタークーラー付ターボ(4 バルブ)
総排気量 1,968 cc
最高出力 110kW(150PS)/ 3,500〜4,000rpm
最大トルク 340Nm/ 1,750〜3,000rpm
トランスミッション 7速 DSG
フロントサスペンション マクファーソンストラット(スタビライザー付)
リヤサスペンション 4 リンク(スタビライザー付)
使用タイヤサイズ 255/45R19
価格(税込) 5,240,000円
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