トヨタ パッソ新車情報・購入ガイド 何かに似ているものの、オシャレさや質感が大幅向上したマイナーチェンジ
CORISM / 2018年10月23日 19時45分
2つの顔をもつコンパクトカー、パッソがマイナーチェンジ
トヨタは、コンパクトカーのパッソをマイナーチェンジし発売を開始した。
トヨタ パッソは、ダイハツが開発から生産まで一貫して担当したモデル。そのため、ダイハツ ブーンと姉妹車関係にある。
現行トヨタ パッソは、3代目で2016年に登場した。この3代目から、ベース車と異なる可愛らしい専用デザインが採用されたMODAを投入。選択肢を増やした。
また、機能面では、前席と後席の間を2代目パッソに対して75mm延長。より、ゆとりある広い室内空間を確保している。
搭載エンジンは、2代目パッソまであった1.3Lを廃止。全車1.0LエンジンとCVTとの組み合わせとした。この1.0Lエンジンは、69ps&92Nmという出力をもつ。燃費性能に優れたエンジンで、28.0km/Lという低燃費性能を実現している。安全装備面では、衝突回避支援システム(スマートアシストⅡ)を搭載した。
クラストップの販売台数を誇るパッソ
パッソMODAの全長は、わずか3,680㎜。国内で主流のコンパクトカーは、4,000㎜程度なので、コンパクトカーの中でもさらに小さなボディサイズとなる。このクラスでライバルとなるのは、日産マーチやスズキ スイフト、三菱ミラージュになるが、ライバル車の全長は約3,800㎜前後なので、パッソはさらにひと回り小さい。
やや小さなボディサイズのパッソだが、販売台数は好調。2018年上半期の販売台数は20,540台。登録車の販売台数ランキングでは23位となった。スイフトも好調で19,484台で25位。この2台が好調で、マーチは5,626台で43位。ミラージュはランク外と大きな差を付けられている。パッソ好調の理由は、やはりトヨタブランドと圧倒的な営業力が大きい。
人気車だけあり、変更点は少ないマイナーチェンジ
パッソは売れているということもあり、今回のマイナーチェンジでの変更点は微少。まず、デザインがやや変更されている。どこかで見たようなデザインで、可愛らしいMODAシリーズは、大開口のフロントグリルや、L字型のフォグランプベゼルでワイド感を強調。可愛らしさの中にも力強さをもち、上質感も出た。ボディカラーは、暖色系のブリリアントカッパークリスタルマイカを新設定している。
このMODA“G package”には、15インチのアルミホイール、フォグランプベゼルに配したLEDイルミネーション、合成皮革+ファブリックシート、本革巻きシフトノブをセットにしたドレスアップパッケージを新設定。
Xシリーズのデザイン変更は、さらに少なく、フロントグリル上部にシルバー塗装のアクセントをプラスした程度。ただ、意外なほど効果がり、フェイス全体がキリッと引き締まったようなシャープ感が出ている。
自動ブレーキが装備されないグレードも・・・。運転支援装備が充実したパッソ
安全装備面では、歩行者検知式自動ブレーキや、オートハイビームなどをパッケージ化した衝突回避支援システム スマートアシストⅢと、前後方向の障害物を検知するコーナーセンサーをほぼ標準装した。エントリーグレードのXには、標準装備化されていない。
スマートアシストⅢの標準装備化は、もはや必須といえる時代。それだけに、1グレードでも標準装備化されていないのは、企業として予防安全に対して消極的な姿勢を表しているようなものだ。
また、真上から見ているように周辺映像をナビゲーション画面に表示するパノラミックビュー対応ナビレディパッケージを設定。駐車時の安全確認をサポートしてくれる装備だ。
こうしたコーナーセンサーやパノラミックビューなど、コンパクトカーながらより安全で扱いやすい仕様にしている点もパッソが売れる理由のひとつだろう。
トヨタ パッソのグレード選び
トヨタ パッソのグレードは、標準グレードのXとMODAの2タイプ。エンジンは1.0Lのみなので、まずはデザインで選ぶことになる。選択後は、必要な装備の有無で選ぶといい。
お勧めはグレードは、可愛らしいデザインのMODA。MODAとMODA Gパッケージの価格差は、約16万円とかなり開いている。大きな装備差は、アルミホイールとスーパーUVカットガラス、LEDフォグランプなど。とくに、必要性が高い装備もあるので、基本的にはMODAをベースにして、オプション選択というパターンが良いだろう。
トヨタ パッソ価格
■パッソX 2WD 1,177,200円
・“S” 1,242,000円
・“L package・S” 1,344,600円
・“G package” 1,474,200円
■パッソX 4WD 1,350,000円
・“S” 1,414,800円
・“L package・S” 1,517,400円
・“G package” 1,647,000円
■パッソMODA 2WD 1,533,600円
・“G package” 1,695,600円
■パッソMODA 4WD 1,706,400円
・“G package” 1,868,400円
コンパクトカー新車情報・購入ガイド一覧
コンパクトカー試乗記・評価一覧
この記事に関連するニュース
-
トヨタRAV4(50系)新車情報・購入ガイド 新型RAV4デビュー直前? 最後の改良か?
CORISM / 2024年12月2日 7時7分
-
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース / 2024年11月17日 8時10分
-
約156万円から! ダイハツ人気の「小型ハイトワゴン」! “多彩な装備”と“先進機能”満載の「トール」ってどんなクルマ?
くるまのニュース / 2024年11月8日 22時10分
-
ホンダ爆売れ「コンパクトSUV」がスゴイ! 全長4.3mなのに「めちゃ広ッ後席」がイイ! 260万円台から買える「ヴェゼル」ってどんなクルマ?
くるまのニュース / 2024年11月7日 21時10分
-
ホンダ新型「ステップワゴン」マイナーチェンジは間近!? 「エアロ」モデルの“押し出し”感もアップ? デビュー3年目で「どう変わる」のか
くるまのニュース / 2024年11月4日 19時10分
ランキング
-
1「ハンカチで拭く」はNG!眼鏡の寿命を縮めるダメなお手入れ法と長持ちさせるコツ
ハルメク365 / 2024年12月2日 10時0分
-
2「殺さないで」クマ殺処分の秋田市などに抗議の電話殺到 獣医師立ち合いで麻酔後に電気殺
産経ニュース / 2024年12月2日 19時1分
-
3若い女性店員にばかり質問してくる“高齢の男性客”。「結局買わないんですよ」と悩む店側の対応が斬新すぎた
日刊SPA! / 2024年12月2日 8時52分
-
4スシローが急拡大「デジタル回転レーン」の"凄さ" 消費者にも歓迎されるDX化の好例になっている
東洋経済オンライン / 2024年12月2日 8時30分
-
5緊急性低い救急搬送には「特別料金」、茨城県が徴収開始…「微熱のみ」「擦り傷」など医師が判断
読売新聞 / 2024年12月2日 15時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください