ダイハツ タフト新車情報・購入ガイド 早くも予約開始でライバル、ハスラーの独走を阻止!
CORISM / 2020年5月3日 11時38分
新型タフト、早くも予約開始!
ダイハツは、東京オートサロン2020にコンセプトカーとして出展した新型軽クロスオーバー「タフト(TAFT)」の発売を2020年6月とし、先行予約を開始した。
開放感あふれる「スカイフィールトップ」を全車標準装備
新型ダイハツ タフトは、“Tough & Almighty Fun Tool”をコンセプトとした軽クロスオーバー車だ。「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる相棒」を目指して開発されている。
新型タフトの特徴は、前席上に設置した大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備している点。このスカイフィールトップにより、広大な視界による開放感と非日常感を実現。この開放感は、アウトドア志向の顧客にマッチする装備と言えそうだ。
また、丈夫で軽く、出かけるときに動きやすいバックパックを背負う人の姿をイメージした、新発想のパッケージングコンセプト「Backpackスタイル」を採用。
新型タフトの前席は、ワクワク感を表現したデザインと多彩なポケッテリアが特長の「クルースペース」、後部は自由自在にアレンジ可能なリヤシートとラゲージによる日常からレジャーまで活躍できる「フレキシブルスペース」を設定。アクティブに活動できる軽快さと高い積載性を両立している。
さらに、新色アースカラー3色を含む全9色のカラーラインアップした。ボディカラーには、一般的な発色の強いレッドやブルー、イエローがあるが、カーキやベージュといったアウトドアに合う色がより新型タフトに似合いそうだ。
DNGA採用により、走行性能にも注目!
また、ダイハツの技術コンセプトであるDNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用した新プラットフォームを採用。よりフラットな乗り心地と高い操縦安定性、軽快な加速感など、高い基本性能を実現した。このDNGAが採用されたモデルはタント、ロッキーに続き3台目となる。
このDNGAが採用されたタント、ロッキー共に、その走行性能は高く評価されている。新型タフトは、軽自動車なので、基本的に多くの部分をタントと共用する。タントをマーケットに投入し得たデータや評価などが生かされ、新型タフトはより熟成された優れた走行性能をもつことが期待される。
ハスラーの独走を許してしまったキャストアクティバの反省から生まれた新型タフト?
新型ダイハツ タフトが属する軽クロスオーバーマーケットは、スズキ ハスラーの独り勝ち状態だった。ハスラーの成功は、スズキにとって大きなメリットを生み出していた。
一世を風靡したハイト系のワゴンRが、スーパーハイト系モデルの人気に押され、徐々に販売台数が低迷。しかし、ワゴンRと基本骨格などを共用するハスラーが大ヒット。ワゴンRとハスラーを合算すると、軽自動車販売台数ではトップレベルとなっていた。これは、スズキにとって渡りに船。コスト低減に大きな効果があった。
軽自動車マーケットは、ヒットモデルが出るとすぐに後追い車種が出る。2014年にデビューしたハスラーの後を追い、ダイハツは、キャストをベースとしたクロスオーバー車、キャストアクティバをリリースした。ダイハツとしては、キャストアクティバで対抗しようと考えたのだろう。しかし、キャストアクティバは大敗。その失敗を補うために、新投入されたのが新型タフトということになる。
発売前の予約開始でハスラー独走を阻止? 軽クロスオーバー車戦争の結末は?
新型タフトのライバルとなるハスラーは、2020年1月にフルモデルチェンジしたばかり。2020年3月の販売台数は、10,372台で軽自動車販売台数ランキング6位と好調だ。
新型タフトは、フルモデルチェンジしたハスラーの直後となる2020年6月に発売が決まっている。新型車同士、言い訳がきかない負けられない戦いになる。
そこでダイハツは、勝負に出た。発売時の6月が新車販売の繁忙期でもある。この繁忙期に合わせ、ハスラーの販売台数を上回ることを目指し、早くも予約受注を開始した。予約受注することで、ハスラーに流れるかもしれない顧客を足止めをさせる。さらに、予約受注で得たデータを元に、効率よく生産。6月から一気に届出(登録)できるような準備も万端だ。
新型コロナウイルス不況下ながら、新型タフト VS ハスラーの軽クロスオーバー対決に注目だ。
新型ダイハツ タフトの価格は?
新型ダイハツ タフトの価格は、ハスラーのライバル車なので、同等の価格帯となるだろう。ハスラーの価格帯は約128~175万円だ。
ハスラーはマイルドハイブリッドを使っているため、やや車両価格は高め。しかし、新型タフトはこうした機能がないため、本来は安価な価格設定が可能だろう。
だが、新型タフトは、大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備している。この装備は、価格アップになる要因のひとつ。そう考えると、それぞれ価格アップとなる装備があるため、新型タフトとハスラーの価格は同等レベルになるのではないだろうか。
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